寝床に入り、いつもの歴史読者に陥るとメロディーが閃く。明日では多分忘れているだろうから、慌ててピアノを開け音符を拾いメモ用紙に片仮名で書く。で、今朝にギターで再度拾い直す。モノに為るか？どうかは解らないがとにかく曲造りである。バラードである。これも、漆塗りの作業の結果に導かれた動作だと思う。恐らく、因果応報であろう。諦めず続ける作業の一つから様々な別の閃きが産まれたりする。
昨日、借りてきた漆についての文献に視入っている。「そうなのかっ！」の連続である。やはり、技術の修得には実技と理屈が必要である。只、オイラの場合は実技が先であるから「そうなのかっ！」が必ず通過する。実技が先で、とにかくやってみる。間に合う材料と道具で行い、性に合えば材料・道具を揃え始める。合わなければ、投資の前に辞めるという経済観念も働く訳だ。で、四点程の作品を造ったが、漆製品が高価な理由も理解できた。材料費は、然程でないが修得に大変な修行と気構え、忍耐が必要でモノに為るには相当の年月と労苦が架かる。高価で当然である。昨夜に、ベルトのバックルが完成し革ベルトに取り付けた。我ながら良い出来映えである。ちょっと勿体無くて使えないなっ！