へんな洋食屋より発信!

横浜市南区にある洋食屋から旬な話題を発信します。

へんな洋食屋

2009-03-03 08:37:07 | Weblog
こんな風に色々様々を独学では無いが、やっている。料理、音楽、ミニバイク、絵、物造り、写真と本当に色々様々だが共通点が在る。基礎、基本、古典は教授を受けているがある境から独自の考え、そして様々な趣味の融合に心を向けたのだ。だから、今では独自の「家元」として活動している。この家元、そうは言っても伝承者も後継者も居らず単独の孤高の創作活動なのだが、それで良い。温故知新や稽古と言った古くから学び新たな独自の世界観を創作するのが個性と思っているし、歩んだ独自の道でもある。学ぶとは、語源では「真似ぶ」らしい。ある時期まではそれでも善かろう。又、伝統を守り抜くのも一筋である。しかし、伝統工芸も伝統文化も最初は異端であり新規参入であったに違いない。今、オイラはそこに居るから苦悩している訳だ。

へんな洋食屋

2009-03-03 08:36:54 | Weblog
帰宅後、早速に作業場である。前回の塗りの表面を研いで上塗りをする。問題発生、朱漆の方は塗りの面積が広くシンプルなので塗り斑が表れる。部屋に入り悩んでいると、娘が今流行りのネイルアートでもシンプルで表面をのっぺりと塗る方が斑が判りやすいから様々に模様を付けたりアクセサリーを付けたりするんだよっ!と一言。もっともな事である。だから、お椀や重箱などの塗師は凄い。マァでも、初めからの達人は居ない訳だから稽古次第だ。で、作業場の引き出しの中に眠る綺麗な貝を取り出しゲンノウで細かく割り始める。コバは尖って危ないから鑢で整える。そして漆だ。昨夜は、貝までで終了したが、つまり「螺伝」をやろうとしている訳だ。あの、漆の中に貝を埋め込む工芸品の事。漆は、接着剤の役割から発生し色を含ませて塗り物に発展、更に水を漏らさないから食器にも為り、あの光沢と塗装の強度から工芸品に到達し、更に貝や金銀を加えて螺伝細工、蒔絵にまでの伝統工芸に為った。ライターケースにて伝統工芸に挑戦である。