で、ギターも夕方から弾くのは、朝からの仕込みや昼の営業で筋肉は疲れているのでそうは弾けず、新曲の案内や譜面起こしや編曲したりして過ごす。でも、飽きる。すると今度はカメラ雑誌を捲る。また飽きる。次は、休日の叙情的古典派印画機械持込散歩術学の地図捲りである。マァ、そうして暇成りの忙しさにて趣味道の毎晩だ。暇だからと言って、物を広げての掃除もイザお客さんが来店した時にえらい事に成るから出来ない。つまり営業中では、仕込みや掃除等の手の掛る事は出来ないから都合良く自分磨きの趣味で過ごす訳である。今晩もだ。
どういった世間の動きなのかは知らないが、土日の晩は暇だったのに昨夜の月曜の晩はお客さんが沢山来店してくれる。有難い事なのだが、予測の衝かない営業に夫婦で困惑している。しかも昨夜のお客さんは、一人以外全てが一見さんである。会食って土日でなくなり平日に成ったのかねっ？と話す。商いとは、飽きない等と古来から言うが、毎日定時から定時までは暇で遊びながらも守成している。余りの暇に、ギターなんか巧くなちゃうなっ！マァ、暇は暇なりの過ごし方も身に着いてしまったから苦ではないというのも悲しい話しだが事実だ。