未使用なんてモンでない事を知っている。ライカの「未開封」である。50年前のカメラですよっ！その方はその時点で三個の同じ物を買うそうだ、旅館屋のご主人だから可能か？して、一つは使用、一つは鑑賞用、さてもう一つは箱すら開けない入っている事は重さで確認する様な未開封である。出荷時の西ドイツの空気も詰まる大変な代物です。で、恐らく半世紀以上使用されていないから動かないであろう精密機械に価値が在るなんてモンではない価格も付けられる。そして付け加えられる言葉が在る「俺が死んだら、一緒に焼いてくれ」である。
だから、新築工事の際には神主さんとかを招いて清めて貰う。考えてみれば、埋め立て地以外は全て中古地と言えば中古地である。中古が嫌いな方であっても必ず中古の上に生活しているのだから中古をそうは嫌う必要もないのになっ！だって生活の土台が中古なんだから。大袈裟に言えば46億年間、地球は中古道を繰り返して今がある。地球自体が中古の王道な訳だ。新製品とか言って見た処で、必ず元となる材料が在る訳で、それ自体が中古ならそれから造られた新製品は中古新製品である。苦しいコジツケだが、新素材も元となる材料は在る筈。