その先の観音崎は、日本最初の洋式灯台の在る岬で景勝地でもある。狭い昔の海水浴場が侘びしさを漂わせ秋の海水浴場の寂と合わせ叙情豊かである。その先の浦賀が横浜以前の開港地で細長く入り組んだ地形であり「渡し船」なんかも運行し旅情感一杯である。それら三地点の間には小さな漁村が点在し、海風に脅かされて真っ赤に染まった様々な鉄製品の錆びなんかも風情が在る。三崎の様な漁業基地化した大港街とは違う漁村感の残る地域を散策するのは格別だ。地元の食堂の侘びしさの中での食事も良い。何か「あか抜けない」素晴らしさがある。
文化の日の今晩は暇にて疲れが出ている。というのも、この連休はランチにかなり忙しかったからだ。暇に任せてギターを弾いたり、写真雑誌を捲ったり、明後日の叙情的古典派印画機械持込散歩術学の行き先を思案したりしている。山北とは思ったが、先月上旬に出掛けたので今度は走水ー観音崎ー浦賀の海辺歴史巡りの気に成っている。それと言うのも先日の観音像出現で、やはり観音崎かなっ?という事だ。走水は、神話の時代からの街で走水神社は倭武尊にゆかりがある。ひなびた漁村であるがアチコチに井戸が有り、水が良いと思われる。
こうなったら、行かなくちゃ!という気に成ってきた山北である。山北は、神奈川県西部の山間の入り口の街なので天候には充分の注意が必要である。何度かやられたっ!どしゃ降りの雨だ。そして寒くて暑い。冬はバイクで出掛けるには覚悟も必要である。こうやって、県内様々な地域を巡り、其所此処の喫茶店や食堂で会話をして叙情的古典派印画機械持込散歩術学にも役立ち、見聞録も深めているが段々と昭和の空気の残る街は少なくなってきた。旧市街というよりも、旧街はかなり保守的な所でないと残らないですなっ!旧道巡りも楽しいなっ!
先日の「アド街天国」で山北町を放送していた。オイラが大好きで、もう十回は出掛けた街である。昭和の空気が残る神奈川県では数少ない街、見ていると山北に出掛けた際には立ち寄る「グリーン・リーフ」という喫茶店が採り上げられていた。嬉しいっ!自分が何度も出掛け、クリスマスにはカードも送ってくれる喫茶店である。マスターは、かなりの個駄割で建物自体から内装まで自作である。大変に味わい深い喫茶店だ。元、自動車の整備工だからオイラのクラシコバイクも優しく見守ってくれる。町はかなり保守的だろうが住んでみたい所だ。