だから、オイラなんて未々その過程の前だっ！ギターでも写真でもカメラでも彫金でも、オダテに乗って披露してしまう。誉められて自慢もしてしまう。マァ言い訳ですが、披露しないと今の時点でのオイラの人と成りは理解して貰えないし、仲間を募る事も出来ないから浅墓ながら披露してしまう。でもねっ？趣き有る味への到達は何時になるのだろう？どの趣味も10年越えですが近付いているのは実感していますが、これで完成・完結とは言えないし完結という扉も見えてこない。同じ曲を毎日弾くが毎回違う演奏です。もう何年も弾いているけどね！
趣き有る味と欲の交差点も存在する。趣味に入り込んでゆく内に、更に上手くなりたいとか良い評価を得たいと「欲」が芽生えるからこそ巧みに近付くのだが、その過程に自慢・ひけらかせ・他への批判に因る自己の正当性があってナカナカに趣き有る味に近付かない。謙虚な姿勢とかお互いを誉め合う姿勢とか作品が人を感動させる等、趣きをかもし出さないと趣味には成らない。狭義の意味ですが「やってる趣味」「参加趣味」「収集趣味」では趣きはにじんでこない。やはり過程に精神の育成があってこそ趣き有る味も産まれ、人と成りになる。