趣き有る味と欲の交差点も存在する。趣味に入り込んでゆく内に、更に上手くなりたいとか良い評価を得たいと「欲」が芽生えるからこそ巧みに近付くのだが、その過程に自慢・ひけらかせ・他への批判に因る自己の正当性があってナカナカに趣き有る味に近付かない。謙虚な姿勢とかお互いを誉め合う姿勢とか作品が人を感動させる等、趣きをかもし出さないと趣味には成らない。狭義の意味ですが「やってる趣味」「参加趣味」「収集趣味」では趣きはにじんでこない。やはり過程に精神の育成があってこそ趣き有る味も産まれ、人と成りになる。
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