以前に造った曲も、見直してみると複雑で超絶技巧の凄さに年齢と共にいずれ弾けないなっ！と考える時もある。手直し、書き換えだっ！作曲時よりは、経験も積んでいるから響やタイミングのずれを活用して簡素で伝わりやすい曲にアレンジします。料理のハンバーグ等も十何種類のスパイスとは言うが複雑で分別が困難、料理も相乗効果を利用する事の方が多いから、ある時期には見直して引き算してシンプルに組み立て直す。根本は、何を食しているか？なんです。それを簡単明瞭に引き立てる最小の手段が効果を産む訳だから相手に伝わり安い。
無駄は、人生の中に無い。とは言うけれど、でも有る。複雑に成りすぎた情報や音、絵画でも主題が解明出来ない程の線は省かれています。言葉も同じ、起承転結がしっかりしていれば伝わり安いです。善悪・良し悪し・必要か否かをじっくりと見極める目を養えば、複雑な絡み合いはほどけて整理が付く。溜め込んで整理していない情報、これ結構有る。情報は、大切だが整理し見極めていないと基付く判断に過ちが出ます。そんな大袈裟な事柄でなくも、前期の音造りなんかで随分と学びました。実際、複雑に成って自作が弾けないって有り得ます。