と、言う様に外食にしても単に外食をするーつまり、手間が掛っている等は概念に無く外食をする方と、明らかに手造りにこだわるお店を選ぶ方といる。その双方の一致が今は少ない。やはり、価格やスピードを優先する方が多い。オイラも、そろそろそんな店造りにしようとも年中考えているが、未だ扮切れないっ!当店のお客さんー常連ーは、こだわるのも求めてくれているからだ。幸いなのは、家庭で本格的な西洋料理を造るのは実際不可能ですから、デパ地下総菜のお皿乗せ位が芸当でしょう。それも殆んどの家庭が二馬力だから仕方がない。
消費経済が発達し、モノを大切に永年に渡り使うなんて風習も薄れた。でも、オイラは判る。来店したお客さんが、楽しみに来店したか、会話をしに来たか?どちらが大切なお客さんかと言えば勿論、前者です。中には、来店前にメニューが決まっている方が居て来店と同時に支度を始めるお客さん、有り難いっ!「これを、食べに来ている」と直感しますから当然に心はこもる。勿論、毎回同じメニューだから手は抜けない。しかも、そういうお客さんは定期便だから適度の緊張が有って店側にとっとも非常に良い。当然、縄のれんの玉結びですよっ!
だが、手造りは手間が掛るし、高いレベルの技術が必要。当然、価格に反映する。だから、尊いとは思っても始終手造りに固執は不可能で、使い分ける。消耗品や普段の食事は、簡単で安価な様式にして、これはと思ったモノや特別な食事には奮発して手造りを選ぶ。只、今はその特別が少ない。馴れ合いの慣習化した事だって沢山ある。中元なんか正にっ!外食だって普段着です。オイラの子供時代は、外食なんて言ったら革靴で出かけた。簡単な外食屋が増えて、外食が広まったのはいいんだけどナカナカ本気の外食とは思えない。せめて集いだろう。