長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
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麻生副総理が本音: 『暴言』 = 内閣の『本音』

2013年01月23日 | ブログ

 

「政府のお金で(高額医療を)やってもらっていると思うと、ますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらうなど、いろいろ考えないと解決しない」

 麻生太郎副総理・財務相は1月21日に開催された政府の社会福祉保障制度改革国民会議で、余命わずかな高齢者の終末期の高額医療費について前述のような暴言を吐いた。

 この意味するところは、「終末期医療を安上がりにする」ことであり、政府は今後の社会保障のあらゆる分野で歳出削減をねらっている。

 医療 :    70~74歳の患者負担を倍増=1割負担⇒ 2割負担へ

          高度医療の保険適用に「費用対効果」などの判断ルールを導入へ

          風邪薬や湿布などのような市販品類似薬を保険給付の対象外へ

          等々

 介護 :    利用料(現在は1割負担)を早急に引き上げる

          保険給付を「要介護3」以上に重点化し、「軽度者」は除外する

          介護施設の入所者を「重度者」に限定する   等々

 年金 :    支給額を毎年0.9%ずつ減らす

          支給開始年齢をさらに引き上げる

 生活保護:  低所得者の消費実態に合わせ生活扶助基準を引き下げる

          医療扶助に一時窓口負担を導入る   等々

 結局、昨年に民主・自民・公明による「3党合意」に基づく『一体改革』をすすめ、一層の「自助・自立」を国民に求め、憲法・社会福祉法による国の責務を投げ捨てることを打ち出した。

 自民・公明政権の意図するところをしっかりと見極めないと、私たち自身で自分の首を絞めることになる!


許されない、「生活保護」基準の改悪

2013年01月20日 | ブログ

 自・公政権は憲法25条「生存権」による国の義務を投げ捨て、憲法違反の生活保護基準を切り下げようとしている。

 一部に生活保護費の不正受給がある。それが増加している。生活保護基準以下で頑張っている人がいるのに生活保護で楽をしているなど、逆転現象がある。等々。

 なぜ子どもの貧困率が15%を超えるような状況になってきたのか。 

 先ず、なぜ生活保護が増加してきているのか?生活保護費の不正受給は防げないのか?生活保護基準以下の生活している人たちの「人間らしい生活」ができるように、国は何ができるのか、等々、真剣に対策を講じることが必要ではないだろうか。

 これらの原因を正さないで、現象面をとらえて「けしからん!」と国民にけしかけることは、物事の本質を見えなくしてしまう。

 かつての自公政権の中で、構造改革・弱肉強食を進め、非正規労働者を増大(20代~30代では半数が非正規労働者)させてきたことなど、格差社会を政治が作り出してきた反省は、今の自公政権には全く見られない。それどころか、生活保護基準以下の所得世帯の消費水準と比較して、生活保護基準のさらなる引き下げを図ろう(10%もの引き下げ)としている。

 自立するためのわずかな貯蓄も認めず、とことん財産をなくし、立ち上がる力もなくしてからでないと生活保護が受けられない、現在のあり方こそ正し、働ける年齢の人たちを自立に向かわせるあり方へ充実していくことこそ必要ではないだろうか!(高齢者においては、低年金で自立できない場合は生活保護はやむを得ない)

 今回、自公政権が狙う10%基準の引き下げは、あまりにも広範に悪影響が出てくる。決して生活保護受給者だけの問題ではない。

 子どもが多い世帯の基準がより引き下げられることになり、貧困率15%を超える状況の中、親の困窮が子どもに影響を与える「貧困の連鎖」となってくる。

 また住民税非課税世帯の基準、就学援助や保育料など各種の福祉的制度の基準となっていることから、生活保護利用には至らないながらぎりぎりで頑張っている子育て世帯に計り知れない影響を及ぼすことになる。

 さらに、現在の最低賃金は全国平均で時間当たり749円となっており、それに基づいてパートの方や非正規労働者の賃金を決めているような状況がある中、生活保護基準の引き下げは、最低賃金の引き下げの要因となり、現在でも低い賃金で生活している方々にとって、更なる所得減へとなり、生活困窮者を増大させることになる。非正規労働者が全体の3割を超える状況となっている現状や、正規労働者でも賃金抑制が行われていることの中で、まさに更なる賃金引き下げの口実に利用されてしまうことになる。決して「他人事」ではないことに多くの人が気付いてほしい!

 不正受給の問題を基準引き下げの口実に利用してはならない。しっかりと対応することで解決できる。本来生活保護受給できるのに、受給していない人たちの対策こそすべきではないだろうか。

 

1 後援会の新年会で鍋を囲む


相次ぐ「中学生逮捕」 なぜ?

2013年01月18日 | ブログ

 ラジオから「三田市で市内の中学生6人が逮捕される」のニュースに、何故また逮捕なのか?

 三田市では今年に入って市内の中学生逮捕が相次いでいる。

 15日(火)、市議会の福祉・文教常任委員会に所属する議員に対して、先に逮捕された事件の報告と、議員からの質問に答える委員会が行われ、傍聴した。また、併せて教育委員会の委員の皆さんとの意見交換の場が持たれ、事件についての委員の意見も聞くことができた。

 議員との一般的な内容においての意見交換の場において、教育委員の一人から、「三田の教育は実にすばらしい」と評価され、教育長も同席しており、相槌をうっていた。

 先日は同じ学校の生徒に対する暴行による中学生の逮捕、教師への暴行で別の中学生が逮捕された。いずれも被害者からの警察への被害届によるものである。昨日教育委員会からのこの事件の説明を聞いたばかりで、その二日後の今日、さらに別の事件で6人もの中学生が一度に逮捕されるという。なぜに「素晴らしいし教育」が進められているはずの三田市学校現場でこのように警察による逮捕が続いているのか理解に苦しむ。

 教育長からは、「いじめや暴力行為は絶対に許さない、被害生徒とその保護者の皆様には大変申し訳ないとお詫び。いじめ事案や暴力行為に関しては、今後も毅然とした態度で指導する」との見解が発表されている。 

 しかし、この見解では、結果に対する「毅然とした態度」を表明すると同時に学校内での指導体制の強化や家庭・地域との一層の連携を図るとしているが、果たして『教育は指導』なのだろうか?

 「尾木ママ」は「どうしたの?」との気づきと心を寄せて一緒に考えることの大切さを訴えておられた。上からの「指導」で子どもは心を開いてくれるのだろうか?

 これまでも学校現場での教師の皆さんや教育委員のみなさの努力は相当なものだっただろうと思う。しかし、その努力が実らなかったのである。勿論、学校だけの問題ではないのだろうが、改めてもっともっと深く原因を探り、子どもたちの心に近づく大人たちの努力が必要ではないだろうか?

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 夕方5時40分からJR三田駅ペデストリアンデッキで、「三田太鼓」の方たちによる「鎮魂と希望の太鼓」が披露され、阪神淡路大震災で亡くなった6400名を超える方々の冥福を一緒に祈った。


何かが足りぬ? 三田市の成人式

2013年01月15日 | ブログ

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 今年初めての積雪となった小柿(高平)の山々。近年はめっきり積雪が少なくなってしまったが、今年の冬はマイナス6度~7度が度々ある朝の冷え込み。

 1月14日も寒い日の成人式となった。前日の天気予報でもかなり荒れ模様の日となると予測されていたので、毎年成人式が始まる前に会場外で新成人の皆様への日本共産党としての訴え・宣伝を中止した。

 毎年のことながら新成人の皆さん、女性は和服姿がほとんどで、まるでファッションショウ(?)。このような晴れ着は一生の内でそんなに着ることはないだろう。わが子でなくてもほほえましく思う。

 今年の三田市での成人式は、実に簡素。祥雲館高校生によるチアリーディングがオープニングを飾り、実に躍動的。しかし、その後は市長・市議会議長の挨拶と来賓の紹介のみ。「新成人のことば」は公募による一人、進藤直子さんが述べられただけ。

 市内の新成人は総勢1,712名、郷の音ホールに参加された新成人は1000人少々(内、会場へ入った人たちは1000人には達していなかったのでは?)なので、約6割の方が、来場されたことになる。

 毎年、市長はご自分の生い立ちを含めてのご挨拶をなさり、新成人を励ましておられる。また、新成人代表としての「ことば」も思いのこもった心温まる内容である。

 しかし何故か私には満たされない成人式。新成人の皆さんが主人公なはずなのに、どうもそれが感じられない。盛装して式に参加されてはいるが、「新成人自らが創り出す思い出の場」とはなっていないのでは?

 各地では、それなりに創意工夫した取り組みが行われている。どうか若い人たちが自らの成人式となるよう、仲間や行政にも働きかけてみたらどうだろうか!?


事実を隠さないで! 事実から目をそらさないで!

2013年01月12日 | ブログ
 

1_2 「三河松」 十倉にお住いの庭にて

 2011年3月11日の福島原発の事故。直後の放射能の拡散実態は、いまだに未公開部分があるのではないか?!

 被爆の実態は、いまだにつかめていない。それどころか、政府はまともに実態調査をするつもりはない。特に子どもたちの被爆は旧ソ連のチェルノブイリ原発事故を見れば、いかに深刻な事態になっているのか、福島原発事故対策は、その過ちを繰り返してはならない。

 今夜放映されたNHKスペシャル「消えた要素131」を追う番組を見た皆さんは、どのように考えておられるのでしょう?

 決して実態から目をそらしてはいけない。まして、その実態を隠してはならない!

 今に生きる私たち自身の責任として、命の危険を後世に残してはならない。