12月定例市議会が昨日(24日)閉会した。
最大の議題は「市立図書館の指定管理」を完成させるために、図書館条例の改定と「株式会社 TRC三田」を指定管理者にすることを議会で承認をとることであった。
これまで、市当局と与党は、開館時間の延長などは市民の求めに対し、「現行の市直営では予算をこれ以上増やせない中、指定管理によることが必要」と説明してきました。
ところが、奇しくも指定管理にするための図書館条例改定と、TRC三田を指定管理者にする議案に賛成の与党議員の「賛成討論」では、「図書館が指定管理料以外に収入がないことを考慮し、これからの改善には一定一般会計からの新たなる支出も視野に入れ、真に市民のための図書館として、何が必要かを考え、当局と市職員組合が一緒になって施設の運用の効率化を考え、将来のための仕組みづくりを進めていただければと考えます」と求めた。
このような発言は、この間の議論の中にはただの一度も出てこなかった。むしろ、逆であった。ところが、指定管理賛成討論の中に、こっそりと「一般会計からの新たなる支出」をもぐりこませるなど、早くも矛盾を露呈している。
市立図書館の指定管理を進める傍らから、その問題点を自ら認めるという、滑稽な賛成討論ではなかったでしょうか!
市立図書館の管理運営を指定管理とすることに関わる図書館条例の改定と、(株)TRC三田を指定管理者とすることに反対する討論の発言内容は:
「東京新聞」(電子版)12月24日付より紹介
天皇誕生日 深まる国民とともに
2013年12月23日
天皇陛下は傘寿、八十歳の誕生日を迎えられた。長い道のりを顧みてのお言葉から浮かび上がるのは、 戦争への悲痛な思いと平和への願い、そして年々に深められる国民とともに歩む姿だ。
誕生日恒例の宮内記者会との会見。この八十年を振り返って、陛下が最も印象に残っていることとして 挙げたのは先の大戦。小学校入学時は既に日華事変、最終学年で太平洋戦争の終戦。陛下は戦争での 犠牲者が三百十万人だったとの数字を挙げ「さまざまな夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと本当に痛ましい限り」と述べた。
陛下にとって先の戦争での国民の犠牲は昭和天皇から引き継がなければならなかった負の遺産。終戦記念日、広島と長崎の原爆忌、東京大空襲、沖縄慰霊の日。皇后さまとともに続ける戦没者への慰霊の旅からは、負の遺産の償いきれぬほどの重さが伝わってくる。
それゆえの平和。「平和と民主主義を守るべき大切なものとして、日本国憲法をつくり」「わが国の人々が払った努力に深い感謝」「知日派の米国人の協力も」。お言葉の端々に平和への強い願いと深い思いがこもっている。
一方、安倍内閣の危険性は日に日に増してきています。
「武器輸出三原則」を廃止させる第一歩として、「韓国からの要請」を理由に国連を通じて弾薬の提供を行った。平和憲法の下で、初めてのことです。
「国家安全保障会議」(日本版NSC)設置、「秘密保護法」成立、「武器輸出三原則」廃止予定、「共謀罪」創設予定・・・・・
その上、軍事費の2.8%増(オスプレイなど戦力強化)や消費税増など、一連の流れに恐怖を抱くのは私だけでしょうか?
私は決して天皇崇拝でもありませんし、逆に今の天皇制(憲法に規定)を否定するものでもありません。その天皇が誕生日に述べた言葉を素直に受け止めています。一昨日帰宅途中のラジオでも発言の内容を聞きましたが、戦争に対する特別の思いを持っておられることに、共感とともに、現内閣の危険性を対比して考えさせられました。
年末恒例の餅つきが行われました。
日本共産党の後援会行事として、毎年12月23日に行っており、今日も早い人は午前6時前から会場に来て準備を始めておられました。
政党助成金を受け取っていない唯一の政党として、自前で活動資金を生み出しています。私たちの日常の活動も、多くの方々に支えられ、今日の餅つきも、たくさんの方からご注文をいただき、180kgの餅をつてい夕方にはお届けしました。
その他にも産直のミカンや様々な物資販売、地元の野菜の直販など、さまざまな企画と協力で元気に活動できています。
つきたてのお餅は美味しく、おろし餅、黄な粉餅、あん入り餅など、また豚汁も大きな鍋で作り、皆で食べることは、連帯感や元気の源になります。
今年一年も多くの方々に支えられ、活動できました。心より感謝申し上げます。
安倍内閣による急進的右翼内閣の危険な動きは私たちをもと来た道へと導きかねません。その道へとひた走っていますが、何としてもこれを食い止め、人々の幸せが奪われないように力を合わせていきます。
力をかさにしている政治は、必ずや滅びます。東京都知事、大阪の橋下市長の強権政治は、すでに破たんし、またわずかな期間に急速に終末を迎えつつあります。
安倍内閣の数を持った議席であっても、国民の支持を得られない政治は、短命に終わるでしょう!