長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

”こころ”の通う「まちづくり」を

2010年02月27日 | ブログ

 翌週の代表質問の準備が思うように進まない毎日に、焦りさえ感じています。下書きをした原稿を先輩たちの点検を受けながら、なかなか頭の中が整理できない。あれもこれもと欲張りすぎるのかもしれませんが、基本的なことはただ一つですね。抽象的なようですが、「市民の立場、生活することとはどういうことか」をしっかり押さえること。

 忙しくなればなるほど、次から次へと相談や課題が増えてくるものですね。

 ここ3日間の夜は毎日、相談が飛び込んできています。本当に考えさせられることばかりです。そんな中で、「人が生きていく」ということは、決して便利さや形だけではないことを改めて考えさせられました。

 一定の条件があれば、買い物や病院へも行けるものです。そうであるならば、人はどこにでも住めることになります。しかし、永年暮らしてきた街では、大切な人間関係がお互いを支えあい、励ましあって生きる勇気を与えています。しかし、この人間関係を断ち切ってしまったら人はどれだけ不安になるでしょう。特に高齢者にとっては、ただでさえ半年、1年たつうちに親しい人が亡くなっていく。住み慣れた街に暮らすことが、どれだけその人にとって大切であり、「まち」が生み出す力になっていることでしょう。

 今、三田市では「まちづくり基本条例」策定のため、市民・職員・議員がそれぞれの立場で議論し、準備を進めています。形を作ることも大切ですが、「まち」には長年住んできた人が住み続けられ、また新たに住み始めた人が、安心して住み続けられる「まち」とは一体どういうものかを真剣に考えてみたいと思います。

 近所の火事で、家を失った高齢者が、市役所に相談に行かれました。「どこに住んでも、病院へは行ける。OO市に住宅がある。三田ではなくても住めるでしょう」と言われたようです。

 なんと悲しいことでしょう!


三田市議会始まる・・・代表質問予定

2010年02月23日 | ブログ

 2010年2月23日(火)より、3月三田市議会が始まりました。

 市長による所信表明がなされました。2010年度予算を執行するにあたっても、「市民生活の安心・安全」が強調されましたが、その実現が本物となるのかが問われています。

 昨年12月の代表質問で私が「コミュニティバス等運行検討委員会」の在り方について指摘したことが、第4回検討委員会で裏付けされた事態が起きました。その事態について、今度の代表質問を是非とも傍聴していただきたいと思います。

 代表質問の内容「hatsugen_feb2310.doc」をダウンロードです。

 ① コミュニティバス等の運行について

 ② 「公契約条例」の制定について

 ③ 子育て支援について

 ④ 県道三田後川上線の拡幅工事について

 ⑤ 要介護認定者の「障害者控除」について

また、中田はつ美の質問(個人質問)内容は

 ① 三田市における緊急経済・雇用対策について

 ② 子育て支援と児童虐待防止策の強化について

 ③ 子宮頚がんワクチン助成について

 ④ 小児救急について

 日程は、下記のようになっています

3月3日(水) 本会議代表質問 長谷川 美樹 午後3時15分ころから

3月4日(木) 本会議個人質問 中田 はつ美 午後13時から

3月5日(金) 企画総務常任委員会

3月8日(月) 経済環境常任委員会

3月9日(火) 生活文教常任委員会

3月11日(木) 本会議 (2009年度関連議案質疑と採決)

3月12日(金) 予算特別委員会  企画総務関連の審議

3月15日(月) 予算特別委員会  生活文教関連の審議

3月16日(火) 予算特別委員会  経済環境関連の審議

3月17日(水) 予算特別委員会  総括的審議

3月18日(木) 予算特別委員会  採決

3月26日(金) 本会議 (2010年度予算採決)


ヒブワクチン予防接種に公費補助が実現

2010年02月18日 | ブログ

 a 型から f 型の6種類に分類されるインフルエンザ菌のうち、b 型に当たるのが「ヒブ」といわれるものです。

 Haemophilis influenzae type b を略して Hib(ヒブ)と呼ばれます。これが、インフルエンザ菌のンかで、もっとも病原性が強いグループとして恐れられています。

 乳幼児の細菌性髄膜炎の原因の約60%がヒブによるといわれ、年間約1000人の子どもが感染しています。そのうち約5%が尊い命を奪われ、25%~30%が後遺症(てんかん、難聴、発育傷害など)を残します。

 私たち日本共産党は全国での運動・取組とともに国会で早期の定期接種化を求めてきました。(http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/189/genki189-05.html) (http://zuimakuen.net)

私自身も市内のお医者さんにお会いし、現状をお聞きするなどしてきました。http://blog.goo.ne.jp/mikihasecarry/d/20100123

 また、2月17日には宝塚医療生活協同組合三田支部から三田市議会議長あてに「細菌性髄膜炎ワクチン(ヒブワクチン)の公費助成を求める陳情書」も提出されました。

 定期接種となっていない現状では、ヒブワクチン予防接種が全額自己負担(1回7000~8000円で、1歳未満は4回接種、1歳から5歳までの初めての接種では1回接種)となっています。

 各自治体でも公費助成を求める取り組みがなされ、私も3月定例市議会に向けて調査・準備をしてました。(国による定期接種化までの間、三田市として費用の半額補助を求めることと併せて、国には早期の定期接種化を求めるよう働きかけること、診療所などワクチンがメーカーからなかなか入手しにくい現状を打開するため)

 兵庫県議会に新年度予算案が提出されましたが、その中に、自治体(市町)が補助金を出せばその半額(所得制限付きで上限2000円、2歳まで)補助をするとなっていました。また本日(2月17日)議員総会に新年度予算案が提出され、市長の説明で、「三田市では所得制限なしで、上限4000円までの半額補助をする」とありました。(県の補助は所得制限付きの2歳までですが、三田市では所得制限なしで5歳まで補助ですので、実質的に5歳までは全員が対象で、補助が受けられます。)

 朗報として歓迎します。若いお母さん方の粘り強い取り組みが政治動かし、一つ一つ願いが実現してきています。本当にご苦労様です。

 私たち日本共産党は、単に『上から実現してやる』という姿勢でなく、皆と力を合わせてその実現に努力し、その成果をさらに生かしていくことを求めています。

 これまで、多くの制度ができていますが、せっかくの制度が市民に知らされていないことが多々あります。行政による「申請主義」(行政の側からは積極的に市民には知らせないが、市民から申請があれば応える)は、一向に改められません。

 この「申請主義」は、言い換えれば「知っている人だけが得をする」のであって、知らなければ「利益を享受」とならないものです。このことの改善のために引き続き努力していきます。


スーパー前でバレンタイン行動・・・医療生協の皆さんと

2010年02月13日 | ブログ

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ハンドマイクで訴える組合員               署名に応じる高校生の皆さん

 バレンタインといわれる2月14日の1日前の土曜日、西山スーパー前で、医療生協の皆さんが「平和でこそ人間らしく健康に生きられる」として、「核兵器反対」の署名に取り組みました。

 チョコレートと署名ハガキ・医療生協の案内が入った袋配りに私も参加させていただきました。皆さんの受け取りはとてもよく、私が三田駅で配るチラシの受け取りとは雲泥の差でした。

 この取り組みに参加する前は、午後1時30分から広野市民センターで開かれた、「まちづくり市民検討委員会」の傍聴をさせていただきました。

 2つのグループに分かれての検討がされましたが、私は「内容から考えるグループ」の皆さんを傍聴しました。「行政のしていることは、本当に市民の立場に立ってなされているのか?」行政も市の施策などの「評価」をしているなどの報告がなされましたが、「どういう視点で評価するかが重要、市民の立場で?それとも財政の立場で?」など、重要なポイントが出されていました。残念ながら今日の「市民検討委員会」の出席率は50%(私が傍聴していた時間)と、少ない参加でした。

 一昨日は、神戸の共産党県委員会で地方議員の研修会に参加してきました。先日採択された第2次補正予算の説明を受け、また民主党政権が進めようとしている本当の狙いなど、危険な方向の実態から、いかに市民の立場に立ち、市民の苦しみを取り除く政治の実現が求められているかなどについて、研修を受けてきました。

 いよいよ今月23日からは、定例3月議会が始まり、また新年度予算についての審議も始まります。


千葉県3市へ視察

2010年02月11日 | ブログ

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   野田市の議場にて

 議員になって初めて会派としての視察を2月9日・10日の1泊2日で千葉県の3市へ伺いました。

 全国で最初に「公契約条例」を制定し今月1日施行した野田市には全国からすでに210件もの問い合わせと、4月までに110件の視察が予定されています。

 私たち三田市の日本共産党市議団として視察に伺った日には、北海道の旭川市から、京都の亀岡市からいずれも共産党の議員が一緒に説明を受けることとなりました。

 三田市では今、「まちづくり基本条例」制定に向けて市民・職員・議会の3者がそれぞれの立場で議論していますが、野田氏の「公契約条例」の目的に「市民が豊かで安心して暮らすことのできる地域社会を実現する」としており、今回の説明で、改めて市民生活向上のためにも「公契約条例」の必要性を強く感じました。勿論、本来は国が「公契約法」の制定をすべきですが。

 野田市からは、三田市にも「野田市公契約条例」の条文や関係資料、「三田市でも公契約条例の制定」を呼びかける文書が既に贈られていることが分かりました。

 この日は、翌日訪問予定の「佐倉市」に移動し、駅近くのホテルに泊まりました。近くに食べるところが少ないと聞き、途中の駅で「狐そば」の立ち食いで夕食となりました。なんと質素な夕食でしょう。(私だけは、これだけでは翌朝までもたないと、一旦ホテルのチェックイン後一人でラーメン屋さんへ行ってきました)

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 佐倉市健康こども部健康増進課 池田主査のお話と説明を聞く私たち(私は撮影中)

 2期目で副議長をされている共産党の兒玉 正直さんから、市の歴史を含めたごあいさつをいただいたのち、池田主査からは、「新生児第1子全数訪問」の取り組みについて詳しく説明をいただきました。池田さんはこの仕事を続けて20年のベテランです。

 全数訪問の中で、子育ての悩みを聞いたり、とかく孤立しがちの若いママを励まし、少々問題だったとしても自己肯定感を持っていただけるよう「大丈夫だよ!」とメッセージをたくさん伝えておられます。その取り組みを続け、「児童虐待防止活動」にもつながってきています。

 市内在住の石塚時男さん(91歳)から、「すべての子どもたちの健やかな成長を願って」と寄付をいただいた資金で「うたいましょう」との「子守唄」や「童謡」の歌集が、市長の「お誕生日おめでとうございます」との直筆メッセージプレゼントと共に、すべての赤ちゃんに渡されていることには感動しました。

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我孫子市の「公募債」取組をTVで放映        我孫子市議会議場のモニターに映る3人

 3か所目の自治体は、我孫子市です。ここでは、欲張って2つの内容について説明を受けました。 

 1つは、「補助金の公募と市民審査」について

 2つは、「住民参加型市場公募債」”オオバンあびこ市民債」について です。

 1つ目について、「既得権を一切なくして市民による審査」と「3年ごとに全て白紙に戻す」補助金募集によって、市民活動への公平な補助が実現できているようです。(ただ、これによって、新たな公募申請があまり増えていないことが気がかりです)

 2つ目については、国債の利率を下回る「市民債」の発行で、利用目的が明確になること、市政への市民関心が高まり、その上で自分の利益にもつながることなど、当初の不安(売れ残るのではないか?)をよそに、目標額の5倍もの応募があったようです。「自然を守りたい」という市民の気持ちと、「何としても自然を守る」という市の目的に共感した市民との協同の取り組みです。はたして三田市では、このように市民へ強くアピールできるもの、市民が共感してくれるものがあるのか?

 やはり、ここでも議場には関心があり、新しい取り組みを見せていただきました。同時インターネット配信を職員自身で行い、翌日には市民はインターネットで議会を見ることができます。また、議案の賛否は「起立」ではなく、手元のスウィッチで賛否を示し、それが議場の大型モニターに映し出されたり、議長も卓上モニターで正確に賛否の数を確認できるなど、最新の設備がなされていました。千葉県でも、この設備は2つの自治体だけだそうです。

 視察をするにあたっては、議会事務局の森さんには大変お世話になりました。また、伺いました3市の職員の皆さんには、温かくご協力をいただき、心より感謝しております。大変参考になり、今後に生かしていきたいと思います。時間があればもっともっと現場の実情もつかみたいところでした。

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一人ひとりの議員の手元にあるボタン            質問席に立つ私