1月27日(日)の「No Osprey 東京集会」には代表団として沖縄県41すべての市町村長や市町村議会委議長(代理を含む)、県議の代表が参加し、「米軍はいまだ占領地であるかのごとく傍若無人にふるまっている」ことへの怒りを表した。
また、代表団は翌28日には「オスプレイの配備即時撤回」「米軍普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念」を求める「建白書」を安倍首相らに手渡した。
代表団の一人、沖縄県議会の喜納昌春議長は28日、国会内での記者会見で「もう、沖縄は戻れない。日本政府も覚悟を決めてほしい」と沖縄県民総意を述べた。
私が学生の頃、「沖縄を返せ」と何度も集会やデモに参加し、その後1972年にアメリカの支配から日本に戻ったものの、決して「本土並み」「核抜き」返還ではなかった。それどころか「基地の中に沖縄がある」といわれるほど米軍基地に占拠されている実態が今に至り、沖縄県民の「声」がアメリカ政府と日本政府に無視され続けている。まさに、沖縄の人たちの「人間の尊厳」が無視され続けている。
「建白書」では、「この復帰40年目の沖縄で、米軍はいまだ占領地でもあるかのごとく傍若無人に振る舞っている。国民主権国家日本のあり方が問われている」と訴えている。
米軍の在り方、日本の政府の姿勢が今こそ問われているのではないだろうか。