長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

弱者軽視でいいの? JR三田駅北口バス発着

2011年03月31日 | ブログ

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 3月30日午前10時からJR北口において、「路線バス発着式」が行われ、参加してきた。

 4月1日から、高平方面、小野・乙原・母子方面、宝塚市東部方面の神姫バスのJR三田駅発着が、全て「北口」からとなる。

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                       (三田市の式典資料から)

 これにより、通勤でバスを利用なさる方々にとっては、市役所付近のJR踏切を通らなくて済むため、時間短縮となる。しかし、高平方面、小野方面などから、これまで、バス停「市役所前」を利用なさって、周辺の診療所・歯科医院・銀行・市役所・買い物などをなさっておられた高齢者や身体の不自由な方々にとっては、バス停「市役所前」をバスが通らなくなるため、新設のバス停「三輪北」で降りて国道・踏切を横断して目的地までいくか、終点のJR北口まで行ってから目的地まで行くかとなる。

 いずれにしても、高齢者や身体に障害のある方にとっては、甚だ迷惑な話。事実、既に多くの方々から「一体どうなっているのか?」などの問い合わせや、抗議の声を伺っている。

 式典が終わってから、時刻表や案内板を見ると、何と小さな字(!)で書いてあり、行き先ですら、その文字は5ミリほどしかない。若い人で、目の良い人ならまだしも、高齢になってから、小さな文字は大変見にくい!(老眼鏡を利用している私にとっても、見ずらかった)

 案内板には番号が書いてあるだけで、そのバス停が、どちらの方面へ行くバス停なのかが、全くわからない。案内板の意味が疑われる。

 早速、現場にて市の職員に改善を求めたが、こういうところにも、弱者に対する配慮が全く欠けている。「中央病院行き」の文字など、2~3ミリもあるだろうか?正に、虫眼鏡を持っていないと見えない。

 これらは、市の仕事なのか、神姫バスの仕事なのかは不明だが、「誰かを犠牲にする社会」でなく、 「だれしもが主人公」となれるよう、配慮された社会こそ「暮らしやすい社会」ではないだろうか?無理な要求だろうか?


3週間ぶりの駅頭宣伝

2011年03月29日 | ブログ

 東北関東大震災では、既に28000人の死者・行方不明者となった。本当に痛ましい。原発問題での東電や政府の対応に多くの国民は不安と不信を深めている。

 何もできない自分のもどかしさから、毎週続けていた三田駅での早朝宣伝を3週間ぶりに再開した。いつものように、ハンドマイクを持って、午前7時に三田駅に着き、8時までの1時間訴え続けた。

 震災復興支援には「国や国民の総力を挙げて取り組む」ことが最も大切であり、4月の統一地方選挙は、暫く延期をすることを政府に求めたが、『もう走り出しているから』として民主・自民・公明が押し切り、被災地域を除いて選挙をすることが決められた。このことで、一方では、「選挙の自粛」が言われているが、選挙をするからには、今後の4年間、地方自治体での防災問題、福祉や医療、雇用問題など、その政策をしっかり有権者に訴え判断していただくことが大切」であるとの党の見解を紹介。

 しかし、選挙をしながらでも、一刻も早く、また大規模な支援が必要であり、党としても全力で支援活動を取り組むことや関係機関にも要請を強めていくことなども紹介。

 3月25日で閉会した定例市議会の状況も伝え、私たちの立場や取組を紹介した。

 この日は、「自粛?」なのか、県議選に立候補を予定している党の方々の姿は一人も見なかった。

 「自粛」で、現職に有利とみている人もいる。(新人は宣伝が重要なのに、自粛で宣伝ができないだろうから) そんな風にしか見れないことは、実に情けない!

 いつものように、議会が終わっての報告街宣も始めた。充分な時間が取れなかったため、初日の28日は2時間ほどで終了。

 昨日、「県道三田後川線道路整備促進期成同盟会 役員会が高平交流センターにて開催され、出席した。

 この日は、「現在も未整備区間が残っている状況であり、問題解決に向けての調査研究や地域の方の声をより本会(期成同盟会)の要望として関係機関等に届けるため、未整備区間の地域を中心とした分科会を設置し、これまでとは異なった取組を行うことで、少しでも整備を促進していく」目的で分科会の設置が決められ、役員会が持たれた。

 この分科会は、「三輪北部分科会」(虫尾~志手原)、「高平分科会」(市之瀬~下槻瀬)、「小柿・後川分科会」(小柿~後下)<いずれも仮称>の3つの分科会を置くこと。

 三輪北部分科会には、現在までに8区長が参加を、高平分科会には3区長が参加を、小柿・後川分科会には後川(篠山市)全ての区長と小柿区長の参加が表明されている。(高平分科会には、福井現区長が継続的にかかわっていただけることで、調査や今後の進展が期待される)

 「地図混乱」で一向に進まない拡幅事業となっているが、一体「地図混乱の実態はどうなっているのか」など、分科会でその実態を明らかにしながら、具体的に要望を実現できるよう作業が進められるようになる。

 それぞれの分科会には私たち、議員も参加させていただき、一緒に進展が図られるようにしていきたい。


3月定例市議会が閉会

2011年03月29日 | ブログ

 3月25日に定例市議会が閉会した。新年度予算を中心に審議が進められた。また、三田市政始まって以来の出来事として、議員定数2名の削減が可決された。

 一般会計:358億円、特別会計(国保・介護保険・後期高齢者医療・下水道など182億円)と企業会計(市民病院・水道で142億円)を合わせ、総額683億円となる。歳入で、個人が納める市民税は5000万円減る(3年連続)一方、企業が納める法人市民税は4億2千万円の増加(2年連続減の後、3年ぶりで増加)となる見込み。

 市内、大手企業で2回も大幅上方修正するほど売上・利益が上がっている一方、そこで働く人の賃金は低く抑えられたまま(雇用形態も正社員でなく、安上がりのパートや派遣、契約社員など)。しかし、小規模の企業や一人親方のような零細企業では依然として厳しい。

 8年ぶりに「財政調整基金」を取り崩さずに、予算編成をしたと胸を張るが、障害者(福祉金の削減)や職員給与の削減など「行革の効果」と自慢。(プラス、国からの地方交付金と法人市民税の増を原因として)

 ① 第2テクノパーク企業誘致のため、これまで(北摂三田テクノパークなど)の3年間納税を免除してきた「固定資産税」「都市計画税」を5年間免除を決めた。5年間免除に拡大した理由として市は、「新たな雇用の創出」と「地域経済の活性化」を図るとしている。

 理由としては、もっともなことに見える。しかし、「新たな雇用の創出」するための企業への条件付けなど、それを裏付ける「担保」はない。(他市の多くは3年間の税の免除とともに、地元住民を何人以上の常用雇用をすれば奨励金を出すなどとして、雇用の確保を自治体として企業に求めている)

 今回の市の決定は、「雇用」については全くその保証がない!そこで、共産党市議団として、企業誘致は理解できるし、進めるべきの立場で、市がその目的として大きくうたう「雇用の創出」をするならば、進出企業が「新たな雇用をする場合は、三田市民を3分の1は雇用するように」との条件を付ける提案を行った。

 しかし、市や与党の議員は「先ず企業誘致が先。その後で個別企業と相談を進めて雇用できるように努力する」として、私たちの提案は否決された。

 他に、「県の条例(地元住民を11名以上雇うこと」を適用するので、雇用ができると市は説明するも、ここでいう「地元住民」とは、兵庫県内のこと。三田市民を雇うことではない。したがって、お隣の神戸市北区や篠山市を含め周辺自治体の住民を雇用し、三田市民を雇用しなくても「地元住民の雇用」ということになる。

第1テクノパークでは、これまで約2000名の新たな雇用が促進されたとするが、その大半は低賃金のパートや派遣など。これでどうして「雇用」といえるのか。生活できる賃金や安心して継続労働ができる「正社員雇用」が必須のはず。

 ② これまで、TPP交渉参加問題について触れてきたが、兵庫県議会では全ての議員による全会一致で「交渉参加は慎重にすべき」との意見書が可決され、農業委員会やJAなども、「食と農」を破壊するTPP交渉参加に断固反対を表明している。また、単に農家の問題にとどまらず、全ての消費者である国民的問題である。この見地から、主に、農業問題に絞って「TPP交渉参加反対の意見書を挙げる」べき提案し、その理由を私が行った。

 提案理由説明全文:「teian_anti_tpp_mar2511.pdf」をダウンロード

 共産党だけの賛成少数で否決された。

③ 議員定数2名削減で来年9月の選挙から定数を22名とすることを可決

「市の財政が厳しい、一方で2元代表制(行政の責任を持つ市長、その市長の行政内容をチェックし、市民の声を実現する議会)の中、議会の役割が重要として、また他市との比較で2名削減がふさわしい」として、削減提案が与党議員から出され、賛成多数(反対は共産党の3名のみ)で可決。

 一方、私たちは、市の財政が厳しい状況で、また地方分権や人口が3万3千人のときに決められた24名の定数のまま人口が11万4千人にまで増加し、また他市と比較するなら、他市よりも広い市域の状況から、24名の維持が必要。2名削減に等しい、議員の給料を8%削減することを提案した。しかし、共産党のみの賛成少数で、否決。

 議会の中身がなかなか市民に伝わっていない現状。本会議は放映され、見ることができるが、実質的に審議される「常任委員会」は、傍聴しなければ分からない。しかし、傍聴者はごくごく少数。また、放映もされていない。

 本会議議事録はインターネットでも読むことができるが、常任委員会の記録は市役所へ来ないと分からない。等々。

 まだまだ、不透明な議会をもっともっと公開し、市民が関心を持てるようにしなければ本当の意味で議会が市民のものにならない。


しっかり生きて! 卒業式

2011年03月25日 | ブログ

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 3月24日(木)午前9時30分から高平小学校体育館で開かれた、高平小学校の卒業式に参加させていただいた。底冷えのする寒さのきつい卒業式となった。しかし、その寒さは、東北・関東対震災で被災し、避難生活を送っておられる方たちに比べれば、とても寒いなどとはいえない。

 開会式に先立ち、3.11東北・関東大震災で亡くなられた方々の冥福を祈り、全員で1分間の黙とうをささげた。さぞかし、「生きたかっただろうに!安らかにおやすみください」

 24名の子どもたちは卒業の喜びをかみしめながらも、やはりどこか、被災された方々を心配する優しさが感じられた。

 大熊校長先生からは、「命」「意思」「今」という3つの言葉について、その思いを子どもたちに語り、贈る言葉とされた。

 晴れの子どもたちの姿を見ながら、子どもたちを祝福すると同時に、もう10数年前に小学校を卒業した私の3人の子どもたちのことを思い浮かべていた。いまでも3人のそれぞれの卒業式を鮮明に思い出される。それにしてもこの10数年の何と早いことだろう。

 楽しいことばかりではない。死んでしまいそうにつらいことも、きっとあるに違いない。でも生きていれば、きっとたくさんの嬉しいこと・楽しいこともある。どうか、諦めないで、努力していただきたい。必ず報われるよ!

3 高平小学校、校庭の紅梅。もう春は直ぐそこ

 前日の23日には、消防署東分署の竣工式が挙行され、参加した。

 これまでは、119番に電話しても、高平の奥には救急車の到着まで約20分かかっており、助かる命も助からなかった、悔しい思いを何度もあっただろう。4月以降は、出動中でなければ、これまでの約半分の時間で救急車が来てくれることになるだろう。

 高平地区や小野・乙原地区に住む住民の命を守る消防署が必要と待ち焦がれていた人たちには、本当にありがたい。

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 人の命が最大限尊重される福祉のまちづくりが、今こそ強く求められているときは無い。自然災害は、避けられない。しかし、その被害は、最小限に食い止めることもできる。また、助かった命が人災とならないためには、避難訓練だけでなく、その後のバックアップ体制や食料、住居の手配など、個人補償をしていける行政の体制が必要となる。


無念の気持ち、人の温かさ

2011年03月23日 | ブログ

 未曾有の大被害となった東北関東大震災では、亡くなった方・行方不明となった方が2万人を超すと報道されている。想像を超えるこの惨事で亡くなられた方に心より哀悼の意を表すとともに、まだ見つからない多くの方が一刻も早く肉親に会えるように祈っています。

 今の私たちに何ができるのか?もどかしさの中で、地元の後援会の方々と「一緒に募金活動をしよう」ということになり、3月18日(金)午後6時からと20日(日)午後1時からの2回、JR三田駅前で募金の訴えを行った。

 日程の調整がうまくいかず、参加できたのは3名だけだったが、両日の合計で53,685円の募金をいただいた。早速22日に、全国からの募金集約をしている日本共産党中央委員会へ郵便局から送金をした。

 「ごめんなさい、今財布を持ってきていないので」と二人の子どもを連れ誰かを駅まで迎えに来た若いお母さんから声を掛けられ、「いいですよ、その気持ちだけで十分です」と答えたり、中学生や高校生は恥ずかしそうにしながらも近寄ってきて募金をして下さったり、「ありがとうございます」と言うと、「だれかの役に立ったんだ」とばかり、少々自覚したその顔を見るにつけ、「人の優しさ、温かさ」を感じた。

 間もなく4月には被災した県を除き統一地方選挙がおこなわれることが正式に決まった。今、被災者の人命を助け、国を挙げて支援をしていかねばならない時、統一地方選挙は延期すべきと共産党は政府に強く求めたものの、被災した県を除き実施されることとなった。

 私たちの生活に係る重要な地方選挙だからこそ、公平に実施されるべきであり、その環境整備ができない中では延期が妥当ではないだろうか?これまでにない広範囲に被害が広がり、国中からの支援が求められている中、被災地域だけを延期すればよいということではないだろう。