長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

常任委員会 オレンジリボン点灯式

2010年10月29日 | ブログ

 9月定例議会も終わり、もう来週からは11月になろうとしているのに、9月議会・前年度の決算委員会の内容など、ニュースの原稿書きを早く終え、12月議会の準備をしなければならない。しかし、PCに向かうも一向にキーボードをたたく指が動かない。(かつてなら、「筆が進まない」とでもいうのか)

 この間、生活相談、宣伝、会議など、次々と入ってくるものの、原稿書きだけが進まない。

 今月25日から、所属する常任委員会が変更になり、「生活文教常任委員会」に所属することになった。福祉関係、市民のコミュニティーに関すること、教育に関することを担当する委員会である。その事務概要の説明会が、今日行われ、課題も示された。急いで関係部署の理解をしなければいけない。

 所属の事務概要説明会が午後3時から行われ、1時間ほどで終了。その後5時からはJR三田駅ペデストリアンデッキ(駅からキッピーモールに通じる通路・広場)で、オレンジリボン点灯式が行われた。

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 市長・議長の挨拶の後、オレンジリボンが点灯された。悲しい児童虐待など、虐待する側も、される側も深い心の傷となって生涯残ってしまう。

 キャンペーンだけに終わらず、原因となるその根源を明らかにし、大本からの治療が今こそ必要と考える。結果やその行為を批判するのではなく、多くが、経済的貧困、心の貧困が基になっている。ある意味で、誰しもが陥る危険性が潜んでいる。

 今日の事務概要の中で、教育について、「指導目標」などの資料が配られ、これから目を通すことになるが、今の日本の教育は「本来の教育」に値するものだろか?数値で評価され、比較される。協力すること、助け合うこと、自己表明、自己決定等々、生きていくことの基本がどこかに置き忘れているように思えてならない。

 先日NHKテレビで「デンマークの森の中の保育園」が紹介されていた。就学するまで、そこでは一切文字・言葉教育はなされず、1日を森の中で過ごす。1日の時間を子ども自身に任せ、ケンカも全て子ども自身が子どもの中で解決していく。自然の中で、動物・植物との触れ合いを通して命の大切さ(動物を殺して人間の食にすること、動物自身の生活があること等)を自然に学ぶ。

 午後5時には父親も帰宅しており、子どもから1日の出来事や話を父親は真剣に、じっくり聞く。夕食は家族そろっていただく。

 これができるためには、親の労働の在り方も含め、家族・社会が一体になった「人間の生活」を確立しなければ「教育」は成り立たない。子どもと十分に接することができない学校教育。「風呂敷残業」していては、教員自身が家庭で親子関係ができるはずもない。

 テストの成績が他府県と比べてどうだったか、などそれが教育だろうか?そんなことを続けていて、本当の教育ができるのだろうか?「親の教育が大切」だと、教育委員会の場で話されているが、そんな親が子どもの頃の教育はどうだったろうか?これまでの教育の結果が今になって表れている。さらに、働く現場では、効率優先、人を人として扱わない働かせ方がはびこり、富を独占するものに協力できない者をどんどん切り捨てている。

 一方でこの現実を放置、もしくは更に進めようとしていては、とても子どもの虐待は減りはしないだろう。じっくりと「人間の生活」を考えていこう!

 


「コミュティーバス等検討委員会」を傍聴

2010年10月28日 | ブログ

 本日午後2時から、駅前キッピィーモール6回にて、「第2回三田市コミュニティバス等検討委員会」が開催され、傍聴してきた。北川委員長の司会で進められ、次のような内容が検討された。

1. 検討委員会の目指すところと導入検討指針

2. 導入条件の検討

  ① 指針の必要性

  ② 交通不便地域の考え方

  ③ 市民生活交通のバリエーション

  ④ シミュレーション

3. 市民説明会について

 「1」では、路線バスや他市(町)で運行されているようなコミュニティバスではなく、「新しい市民生活交通」として、「住民等が主体となって導入する仕組みを明示した指針を策定する」となっている。基本的に、全国どこでもコミュニティバスは赤字であり、やがて運営そのものが困難となってきているとしている。

 「2」では、1つ目に川西市で試行された、「市立川西病院循環バス」のコミュニティバスの例、2つ目に宍粟市での「もしもしバス」のディマンド型(電話等で事前予約)の「乗合タクシー」の例、3つ目に同じく宍粟市での「思いやり号」である自主運行型の「乗合タクシー」など、3通りの例が示された。

 この3つの例を取り上げ、収益率で最も低い(つまり、赤字率が最も高く、公的費用を最も必要とするなど、自治体負担が大きくなる)のは、コミュニティバスとされ(収支率 8.8%)、もっとも赤字率の低い、収支率が38.5%と、もっとも収支率が高い予約型(ディマンド型)の乗合タクシー利用が最も効果が表れるとされているとのこと。

 出席者からは、シミュレーション結果は「このまま市民に説明したら、コミバスの運行はやめときましょ」となってしまうと指摘も出るほどだった。

 一人の委員は、「高齢者を対象にするというのであれば、高齢者は全市どこにも居て、農村地域だけを対象にするというのはどうだろうか?」との指摘もあった。

 「交通弱者」といわれる、また「買い物難民」ともいわれるいびつな社会が生まれてしまった背景や、都市の在り方・農村の在り方など、「人が生活できる街とは、どのような社会なのか」をしっかり押さえた哲学を持つことが必要ではないか。また、暮らせる街づくりを進める行政の在り方、政治の役割が求められている。

 この夏の参議院選挙では立派な公約を掲げながら、わずか2カ月余りで、あっさりと公約を投げ捨て、「企業献金の再開」を決断(?)した民主党。「地域主権」とやら、「ことば遊び」で国民を惑わせ、暮らしを破壊する政治はまっぴらごめん!しかし、三田の市議会では(三田だけではなさそうだが)、いまだに「構造改革」の大きな問題点に気がつかず、更に「地域主権」で自主的な自治ができるかのごとく踊らされている議員の多さに驚く。もっともっとことの本質、その狙いに気がついてほしい。


”おれが・おれが” 自己主張もよいが…

2010年10月26日 | ブログ

 10月25日、三田市議会の臨時議会が開催され、2009年度決算に対する討論・評決がなされた。また議長・副議長の交代とともに、各常任委員会の入れ替えなどが行われた。

 2009年度の三田市一般会計決算については、市民の暮らしを守り支えていく基本的な観点から、賛成できる部分も含まれながらも、やはり社会的弱者切り捨ては許されないとして、また、人権啓発の名の下に進められている「ゆがんだ人権啓発事業」は多くの議員からも問題視されながら、何故か取り上げられず、私たちは憲法に基づく本来の人権が守られる社会を求める観点から、現在進められている内容の施策には反対せざるを得ないとして、反対討論を行った。また、国保会計についても、2008年6月議会で私たちの反対を押し切って21%もの保険税引き上げを行ったことにより、保険税の滞納者が増加する状況となった(一方で、国保会計は約9600万円の黒字を計上)など、市民の中には国保税が本当に重い負担となり、生活を圧迫していることなど、とても賛成できる内容でないとして、2009年度国保会計の決算には反対をした。「kessann_hantaitouronoct2510.doc」をダウンロード 他の決算には賛成をした。

 午前11時ころから、いったん休憩に入り、議長選出のための各会派調整などのため、結局議会を再開できたのは午後4時となった。

 この間、各会派の異様な動き。誰を議長にするのか、誰を副議長にするのか、彼が出るのなら俺が出る。議長や副議長へ「俺が・俺が」と名乗り上げ。各会派の思惑・駆け引きなど翻弄される時間が無駄(?)に過ぎるばかり。その間、議会の執行側に立つ部長さんたちは「一体いつになったら議会が再開されるのか?」と自分の部署に戻りながらも待たされるばかり。

 名誉職としての議長ではなく、市民から選ばれた一方の側の市長が進める行政の中身を、もう一つの方法で選ばれた議会がしっかりとチェックし、市民の声を届ける大切な役割を果たすべき議会としての、いわゆる「二元代表制度」を活かすべく議長であらねばならない。

 それが、どうも本音では本来の趣旨がどこかへ押しやられているようである。

 2つの特別委員会設置(① 議会基本条例検討特別委員会の設置、 ② 新庁舎建設特別委員会の設置)を決議し、また「尖閣諸島海域での中国漁船衝突問題」に関して、我が国が中国政府へ強く抗議することと併せ、両国が慎重かつ冷静な対応と外交をもとめる決議、1つの「意見書」(市議会議員年金制度の廃止を求める意見書・・・自公政府が推し進めてきた「平成の大合併」により現役市町村議員が激減し、退職者の年金を支えられなくなり、制度そのものが崩壊せざるを得なくなってきた)を採択した。

 すべての議案が議決され、本会議が終了したのはなんと、午後10時20分。毎年の10月に行われる臨時議会は「もめる」ようだが、市民の立場に立った、議会となることを目指さねばならない。


「ありがとう!」そして「さようなら」 先輩であり我が同士

2010年10月24日 | ブログ

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人生の大先輩であり、党員としての鏡であったすばらしい同士、ただただ感謝!

 2010年10月21日午後1時、大沢行忠さんは永眠された。平和を求め、常に弱者の立場に立った、弱者をないがしろにする政治を憎み、決して権力には迎合しない、すばらしい党員としての鏡だった。奇しくも、10月21日は「国際反戦デー

 70歳という、まだまだ若い、その70年の人生の50年間を共産党員として信念を貫き通し、しかし、まだやり残したことがいっぱい、無念の気持ちだっただろう。

 でも、あなたの志は必ず私たちが引き継ぎ、実現に向けて、全力投球していきます。もう、ゆっくりとお休みください。そして、見守っていてください。

 10月3日、国永市委員長とともに、自宅に伺い、今後のことについて相談に乗っていただいた。約1時間の間、きっと痛みが押し寄せてきただろうに、そんなそぶりを見せず、1度だけ腰かけて話を聞いてくださったが、多くは横になったままだった。それでも、ご自分の考えを率直に話していただき、次の機会にもう一度相談することをお願いしてきた。

 しかし、それが最後の大沢さんとの会話になろうとは・・・・・

 10月24日(日)午前11時からの告別式では、感謝の言葉しか思い当らなかった。

 本当にありがとうございました!


実りの秋、 文化の秋

2010年10月24日 | ブログ

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オープニングの高平幼稚園児のおどり     新鮮野菜の山

3 繊細美豊かな鈴鹿の竹細工と製作者

 10月23日(土)と24日(日)の両日にわたって開かれている「高平交流センターまつり」では、早16回目を迎え、すっかり地域だけでなく三田市の行事として定着してきたようだ。市内だけでなく、遠方からも来てくださる。新鮮な野菜やその材料による「おにぎり」「おもち」「甘酒」等々。私もたくさん買い込んできました。お昼御飯はおはぎとよもぎもち。

 農家の皆さんが丹精込めて収穫されている。お米も大変おいしい。誇りある農家の皆さんの気持ちを逆なでするかのごとく、管内閣は、にわかにTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加しようとしている。全ての貿易取引の関税を例外なく取り払う。これによっていたい日本の産業はどうなってしまうのか。特に、零細農家が中心の農業は壊滅的打撃を受けてしまう。農家だけの問題ではない。食料自給率は12%(現在40%)まで下がってしまうと予測されている。アメリカの機嫌取りばかりの自民党政権に続く民主党政権は、一体国民の生活をどのように考えているのか?

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 日本の科学の基を作ったともいわれる、三田市が生んだ川本幸民の生涯を扱った演劇が郷の音ホールで行われ、鑑賞してきた。同僚議員の夫さんが九鬼の殿様役をすることもあり、大変興味を持って鑑賞できた。

 幸民自身の優れた能力だけでなく、その努力もさることながら、彼を支える殿様、家族、女中さんなど、温かい人間模様が描かれていた。

 川本幸民については、すでに多くの情報が公開されておりながら、こういった演劇を通しての歴史と人々のかかわりを理解することは、心を豊かにさせてくれる。3時間の講演が短く感じられた、市民劇にしては、すばらしい!

 夜は、弁護士の方々との懇談会。