長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

ドキュメンタリー映画 DVD(内容の一部)の上映会で

2015年11月22日 | ブログ


日本にあるアメリカ軍基地・専用施設の74%が密集する沖縄。5年前、新型輸送機「オスプレイ」着陸帯建設に反対し座り込んだ東村(ひがしそん)・高江の住民を国は「通行妨害」で訴えた。反対運動を委縮させるSLAPP裁判だ。[※1]わがもの顔で飛び回る米軍のヘリ。自分たちは「標的」なのかと憤る住民たちに、かつてベトナム戦争時に造られたベトナム村[※2]の記憶がよみがえる。10万人が結集した県民大会の直後、日本政府は電話一本で県に「オスプレイ」配備を通達。そして、ついに沖縄の怒りが爆発した。



今日、地元でドキュメンタリー映画「標的の村」の一部が収録されたDVDの上映会をしました。
地域の方に見ていただき、その後に感想や意見を出し合いました。その中で「沖縄の人が可哀想」、「特別な目的をもって恣意的な映画」(表現は違っていますが、意味としてはこの内容)の感想が出されました。

純粋な気持ちとして「可哀想」と思うことは大切なことと思います。思いをはせ、何とかならないのかの意味も含まれています。しかし、一方で自分は当事者(もちろん当事者ではないのですが)でなく、安全な場所にいて自分はそのような立場には立たないだろうという安心感がどこかにあるのではないでしょうか?
また、「恣意的な内容の映画」と見ることは、決してそう思うことが悪いのではなく、むしろ批判的に物事を見るという、大切なことだと思います。物事をストレートに受け入れるのではなく、批判的に見て判断することが人間にしかできないことであり、それが社会を発展させる重要な要素となっています。

以上のような受け止めは、ある意味でやむを得ないことといえるでしょう。実は、こうした映像や「叫び」をたとえそれがドキュメンタリーであったとしても、初めて見る人にとっては、「にわかに信じられない」ということになります。
私たちは、本土にいて沖縄の実態を直接見聞きするわけでもなく、マスコミを通して日常的に知る状況ではありません。むしろそうした実態や実情をマスコミがあえて伝えていないことが本土の人を「無知」にしています。「知らないこと」がどれだけ人々の判断を誤らせることになっているのではないでしょうか?
参加者の一人が「沖縄から来た人がこの映画のことを語っていましたが、非常な重みをもって私は受け止めました」と話されていました。

真実を知ることと合わせ、マスコミがどれだけ真実を伝えようとしているかが大切であることが、今日の映画会からも見えてきました。
ましてや、権力を持った為政者が国民へ「うそ」「ごまかし」で説明をして判断を誤らせるならば、国の破壊へとなってくることは、これまでの日本と世界の歴史が証明しています。
この為政者による「うそ」と「ごまかし」を暴き、真実を伝える大切な役割を果たせるようにマスコミは努力をしていただきたいと思うと同時に、そこに権力が介入することの危険がすでに行われてきていることに警鐘を鳴らさねばなりません。

議員研修2日目

2015年11月10日 | ブログ




二日目の研修は、白石 孝先生(プライバシー・アクション代表)による「スタートしたマイナンバー制度、その課題とこれから」と題して講義を受けました。
 初めに、個人番号制度(マイナンバー制度)の基本的な仕組みについての話。

 マイナンバー制度の前の制度として、「住金ネット」がどうされましたが、その利用率は非常に低く、人口の5%余り。(三田市では1%に満たない)
 この住基ネットでは、「見せない番号」として、住民票をとっても番号が付けられていない。一方、マイナンバーでは「見せる番号」として、積極的に行政・民間企業へ番号を見せていく。しかも、住基ネットでは、ごく限られた氏名・住所・年齢・性別など6種類の情報だったのに、マイナンバーでは自治体の上乗せ情報など、さらには企業がもつ情報(金融・保険・医療など様々)を付加し膨大な情報が1つの番号で管理運営されることになる。
 「住基ネット」では、その番号を使った圧倒的な利用が「年金」であり、住基ネットの番号を悪用した犯罪はほとんどなかった。(つまり、普段でもその程度の情報は容易に入手できる)ところが、2015年9月の法改正で、まだ実施されていないマイナンバー制度に「民間企業で個人番号を集めてよい」となったため、2018年から民間分野で個人情報がどんどん利用されることになる。(マイナンバーと民間の顧客情報を合わせることが可能へ)そのため、行政レベルでセキュリティーを厳格にしても、民間の管理システムへアクセスしての情報漏えいの危険が飛躍的に高まる。
 *個人事業主の場合は、取引先に自分の個人番号をどしどし知らせねばならないことになる。(それによるリスクが高まる)
 限られた範囲で番号を使えば、それが有効となるメリットもある。しかし、「官民が共通の番号を使う」ことで情報漏えいが高まる。
 これに対抗するためには、使える範囲を限定するしかない。ある意味で、セキュリティーの問題ではない。
 

 今始まろうとしている「マイナンバー制度」は、住民登録番号を国家が強制的に付番することであり、国家が個人を管理することになる。
 国家によって強制的に個人番号を付けられ、カードを持たせることの意味は重大である。
これによって、カードの性¥格が変わってくる。(個人が個人の意思で様々なカードを持つことと決定的な違い)
 かつて、歴史的には一党独裁の国が強制的に国民を管理したことがある。
 これらの国では強制的に国民を管理した。
一方、自由主義の国ではカードを持ち歩かない。
カナダでは、カードを廃止。
イギリスでは、2010国政選挙の公約により、カード制度を廃止し、さらに個人情報を廃棄した。

 午後は、韓国で導入されている番号制度について、その実態をDVD上映で見ることができました。個人の疾病情報がデータベースに住民登録番号が資料されているために、外部から病院へ問い合わせが相次ぐなどの事件が起きている。

マイナンバーの狙い・・・中間層・低所得層から徹底的に徴収する。一方、高額所得者の税逃れ問題への対策は取られていない。こうした矛盾を持った制度でもある。

市町村議会議員研修会(神戸)

2015年11月09日 | ブログ



11月9日(月)~10日(火)神戸市で開催されている第34回市町村議会議員研修会に来ています。(株)自治体研究者主催によるもので、
国永議員、中田議員とも参加しました。

初日は「地方創生と公共施設の統廃合」と題して森 裕之先生(立命館大学政策科学部教授)の記念講演を聴講しました。
 
 この地方創生は、公共施設の統廃合とつながっている点、総合戦略はコンパクトシティー形成という地域再編を軸として進められようとしています。
 かつて1990年代に行った手法(借金で公共施設をどしどし作っていく、しかしそれによって自治体の財政は借金によって苦しめられることになった)が再び取られようとしています。

 この公共施設と地域再編は、「立地適正化計画」で居住空間の「集約化」を図るもの。
これは、国土のグランドデザイン2050として、①小さな拠点(日常生活の施設・機能を徒歩圏内に集約し、周辺集落と交通ネットワークで結ぶ、②高次地方都市連合として、サービスの効率化のためのコンパクト化だけでは圏域・マーケットが縮小するため、ネットワーク化
(概30万人)により圏域人口を確保する、③スーパーメガリージョン(Super Mega Region)として、東京を中心にすすめる。

 「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」と「総合戦略」では、
① 人口減少問題の克服、成長力の確保
② 「総合戦略」の主な関連施策として、「小さな拠点の形成支援」、「都市のコンパクト化と周辺等のネットワーク形成・連携中枢都市圏の形成・定住自立圏の形成促進」「大都市における安心な暮らしの確保」「恋ぞんそとっくのマネジメント強化」が打ち出されています。

「公共種瀬悦等管理計画」(策定しない自治体へは交付金措置がされない)に関連した財政措置は、「集約化」「複合化事業」を対象として、また公共施設の「転用事業」へ今年度から交付金としての財政措置がとられます。
 さらに、地方創生交付金を通じた財政措置もとられることになります。
それは、①コンパクトシティー、中心市街地活性化の包括的パッケージに関する事業等、②中山間地域等における「小さな拠点」に関する事業(コンパクトビレッジ)、③連携中枢都市圏や定住自立圏における広域にわたる複数の地方港j協団体が適切に連携して特定の事業を実施煤物へ財政措置をとるもの。

 最後にまとめとして、「これからの公共施設と地方自治」について話されました。
*住民自治の発揮はかつてないほど重要な課題となる。「住民参加への責任」「住民の納得」「住民同士の融和」がキーワードとなる。
そのためには、行政と議会の役割が決定的に重要になります。
こうして、結果は自治体により違いが出てくるものの、その結果を出すまでのプロセスを大切にすることが住民自治を推進するカギとなることが重要であると分かりました。

農業祭りとTPP 訴え

2015年11月09日 | ブログ

 土曜・日曜日とパスカルで開かれていた「農業祭り」
 地元の農家の方々が自慢の野菜等を出品された品評会、三田牛の入札など消費者の私たちもこんなにすばらしい農産物・酪農など
を他市の人たちにも自慢したいくらいです。

 二日目は生憎の雨でしたが、会場周辺で来場者の方々へ共産党の後援会の人たちと共に三田の農業とTPPについて、ハンドマイク
を使って訴えをしました。

 学校給食でもできるだけ子どもたちに安全に食べていただこうと「食育」と位置づけて地元産の食材を30%まで使っていこうと
努力されています。
 また、私が住む高平地域でも高齢化の問題を控え、共同で生産する方法が進んできています。

 ところが、TPPで「大筋合意」と報じられているものの、その中身は「TPP断固反対」「うそをつかない」「ぶれない」
などと、3年前の選挙で自民党は国民に約束をしたにもかかわらず、TPPの旗振り役。

 食の安全が守れないだけでなく、医療の崩壊についての問題等、TPPの中身が国民に知らされていない問題を傘を差しながら
ハンドマイクから訴えました。

「性別」とは、何だろう?

2015年11月04日 | ブログ


 11月3日、文化の日に上ノ台中学校で開催された「第41回上野台中学校文化祭」に参加させていただき、芸術鑑賞として、
シンガーソングライターの悠以さんのトークとライブを中学生の皆さん・職員の皆さん、参加された父母の皆さんたちと共に
楽しみました。

 このライブコンサートでは、LGBT(悠以さんは男性の体で心は女性)として、トークの中身もLGBTについてでした。
悠以さんのお話を聞いて、ご本人は自分が「性同一障害」だと診断され、自分が子どものころから感じていた違和感の
原因がはっきりして「自分として生きていく」ことに踏ん切りがついたといわれていました。

 1時間10分のトークとコンサートを通じて、悠以さんの音域の広さを持ったすばらしい声で歌い、きっと参加者全員を
魅了したことと思います。同時に、最近やっとLGBTについて学校現場や社会で認識が出てきていますが、私自身LGBT
について、どれだけ理解していたのだろうかと改めて考えさせられました。

 悠以さん自身、トークの中で、「普通の人」とLGBTの人の違いについて話されていましたが、ただ、絶対数の上で
「普通の人」の方が多いのは事実ですが、「普通の人」が正常でそれ以外は「異常」または「障害」なのだろうかと考え
させられました。コンサートが終わり、会場の外で少しだけご本人とそのことで私の受けとめを伝えました。
 実際私の周りにも何人もの女性的男性や、男性的女性がいます。それでもそれが障害といえるのか?

 悠以さんのトークとライブコンサート(芸術鑑賞)に参加させていただき、とても良い時間をいただきました。

 芸術鑑賞後は各供してうに展示されている数々の作品を見て回りました。一つ一つが作者の気持ちが存分にこめられている
ことが、よく伝わってきました。