現在生活保護を受けておられる方が、相談した市職員から「ぜいたく」だと言われました。
2階建てアパートに住み、高齢なためシルバーカーが大切。盗まれるといけないからと、急な階段でも必死で2階まで持ち上げている毎日から、娘の住む家の近くのアパートの1階に空き部屋ができたため、引越しを検討。1階の方が安全だし、娘の近くなので、何かと安心。引越しで、これまでより家賃が3000円高くなるが、事故の心配や日常生活を考えたら厳しい生活保護生活から支出が増えても、安全・安心を選ぶことが結果として良いだろうと判断し、その高齢者は市の生活保護担当者へ電話で相談しました。
ところが、市の職員から帰ってきた言葉は何と「ぜいたく!」
生活保護を受けており、できるだけ自粛した生活、他人に迷惑を掛けないようにと、努力して生活されている方が、その思いが市職員に理解されず、「贅沢」という言葉で返された「情けなさ」「恥ずかしさ」「辛さ」をその職員は想像できていたでしょうか?
生活保護を受けることは権利でありながら、しかし実態はどうでしょうか?
市民の目線で、市民の生活をしっかり受け止め、想像力を働かせ、市民の辛さを自分のこととして受け止める、そんな自治体職員のあり方は、公務員労働者のあり方として求められてはいないのでしょうか?
ご意見をお待ちしています