長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

定例市議会が終わる

2012年03月27日 | ブログ

 2月21日から開かれていた三田市定例市議会が今日(3月26日)閉会した。

 46の議案(2011年度の補正予算案、2012年度の新年度予算案、条例改正・制定など)が提案され、私たちは2012年度一般会計予算案と介護保険料引き上げに関する予算案と条例案について反対した。また、「工作物収去土地明渡等請求事件」については、市による訴えそのものについてはやむを得ない部分があるも、何故に訴えまでしなければならなくなったのかの理由説明が不十分であり、判断できないとして採決を棄権した。

 一般会計予算全体としては、これまで私たちがお聞きしてきた市民要望が取り入られた内容が含まれ、一定の評価をするも、未だに続く「解放学級」への予算付けや、必ずしも必要でなく、また充分に生かされているか疑問と同時に全国の中の三田の教育レベルを比較するような、教育そのものにとって必要不可欠でないことに毎年予算付けすることなどを含む予算案には反対した。

 反対討論は長尾議員が行った。その内容は:

「hantaitouron_mar2012.pdf」をダウンロード

 また、「自民党・前進」会派が提案した「東日本震災の瓦礫」を「日本人なら当然すべき」と充分な放射能対策が取られる保証のないまま受け入れを三田市がすることを求めることには、提案議員3名を除く全議員が反対をした。

 勿論、東日本震災の瓦礫は広域での受け入れ処理をしていかなければ、とても解決できないことであり、必要なことである。しかし、最大級の原発事故による放射能汚染対策が、これまでの政府によるあいまいな対策によって国民への不信感へとなっている。特に子どもへの被爆対策が不十分なままの瓦礫処理は慎重にしなければならない。


人権学習

2012年03月25日 | ブログ

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 3月25日(日)三田革新懇主催による人権学習会が開かれ、参加してきた。

 兵庫人権問題研究所事務局長・村上 保氏による1時間余りの報告を聞いたのち、意見交換が行われた。

 学習会には、主婦・会社員・弁護士・医師など、色々な立場の方々の参加であった。

 三田市では、「人権」を考えるとき、「差別」が中心となっており、「同和問題を始め・・・」となっており、憲法でいる「基本的人権」の観点がすっぽり抜けている。「自由権」「平等権」「社会権」「人権を保障するための権利」など多岐にわたっている(第一学習者「改定版、現代社会」とされているが、はたしてこの観点が押さえられているのだろうか?また、「人としての尊厳」を守る権利が貫かれているだろうか?

 基本的人権は、本来権力者との関係から市民・国民を守るための「基本的人権」が憲法で保障されたものであるはず。ところが、最近の分かりやすい例でも、大阪の橋下市長による権限を振りかざし、強権的な「思想調査」までやってしまうなど、憲法の人権を守る考えが全く欠如している。(欠如ではなく、充分にわかっておりながらの「政治屋」の手法)

 今一度、改めて私たちの生活の中で、「基本的人権」が本当に守られているのか、考えてみたい。


そう学校の卒業式

2012年03月23日 | ブログ

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 3月22日(木)午前9時30分から、高平小学校で27名の子どもたちが巣立った。

 全員無事に卒業でき、子どもたちもご両親・家族もさぞ嬉しいことだろう。子どもたちの姿を見ていて、つい自分の子どもたちのことを思い浮かべていた。

 同時に、永久的に卒業できない東日本大震災でなくなった子どもたちのことを思うと、本当にやりきれない。卒業させてやれなかった家族の思いもどれだけ悔しい思いをなさっていることだろう。

 今日巣立った子どもたちは、きっとそんな思いをも持って卒業していったことだろう。


公民館まつり

2012年03月18日 | ブログ

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 3月17日・18日の二日間にわたって開かれている「公民館まつり」には、地元で文化や芸術など多彩な活躍をなさっておられる方たちの展示披露がなされている。

 駐車場ではバザーや美味しいぜんざい・ドーナッツなども。短時間だったけれど、訪問した時間にはフラダンスの熱演に会場は入り口までいっぱいの人。多くの人を魅了していた。何年かけたのか、丹精込めた盆栽にはその情熱と美しさに「日本の美」を発見。

 ぜんざい大好きな私にとって、会場を訪れた瞬間から目ざとく売り場を発見。日頃よく見なれた方がにこやかにお誘いくださり、何と2杯のぜんざいをたいらげた。

 公民館2階では「男の料理」として豆ご飯と豚汁は何とおいしいことか!エプロンと頭に巻いた頭巾がなかなか様になっていた。

 午後2時からはJR三田駅にて、消費税10%への引き上げ反対の宣伝と署名に取り組んだ。後援会の方々や長尾議員とともに「諸費税を引き上げることでの暮らし・経済への悪影響、消費税引き上げしなくても財源を確保できること」を訴え、署名もたくさんいただくことができた。

 一方で、無関心と思われる方々もたくさんおられたが、最近はやはり署名いただく数が増えているなど、野田政権がしゃにむに推し進めようとする消費税引き上げに反対する声が多い。(時事通信社が今月9日~12日実施した世論調査では、消費税引き上げに反対は56.1%<前月比2.3%増>、賛成が37.1%<前月比2.8%減>となっている)


税金の詐取?

2012年03月17日 | ブログ

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 少々見にくいけれど、左右の写真を見比べていただきたい。

 左の写真は、三田市猟友会の会員がイノシシの捕獲をしたとして、三田市に申請した証拠の写真。平成22年(2010年)12月19日、No.18の檻でオス頭、メス1頭を捕獲した内容になっている。

 この当時は、イノシシ1頭の捕獲に1万円の報奨金が三田市から三田市猟友会に出されていた。(今年度は1頭当たり5千円に変更)

 左の檻の正面(こちらからイノシシが入ると入口が閉まるようになっている)の中ほどより少し上に四角の横棒が見える。

 右の檻では、丸棒の鉄筋である。さらに、黄色い服を着た人(三田市の職員)の右腕肘のあたりには、縦棒のところに「ストッパー」を確認することができる。

 ところが、左の写真にはその「ストッパー」が見当たらない。

 実は、右側の写真は私と三田市の職員2名が No.18 の檻を現地で確認した時に撮影した写真である。(ことし3月9日、職員の案内で No.18 の檻のところへ連れて行っていただき、写した正確な写真である)

 つまり、猟友会のあるメンバーが全く別の写真を使って2010年12月19日に、イノシシ3頭を No.18 の檻で捕獲したと申請したということになる!

 更に下の写真を見ていただきたい。(写真をクリックすると大きく見える)

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 左の写真は、平成23年(2011年)1月24日に、 No.10 の檻でオス2頭、メス3頭を捕獲したことになっている。 また、右の写真は(2010年)9月5日に、No.18 の檻でオス2頭、メス3頭を捕獲したことになっている。

 イノシシは、移動しているため5頭の位置はずれているが、写真の特徴を良く見ると、いくつかの共通点が分かる。

 ① 右上の緑や黒い部分とその下の明るい緑の特徴が全く一緒。

 ② 左側の檻の内側に緑の笹が入り込んできているのも一緒

 ③ 右下の先の尖った木の枝が一緒

ところが、この二つの写真は、申請者によると、左の No.10 は国道176号線から川除地域の檻、 右の写真は兵庫中央病院の裏山にある No.18 の檻 ということになっている。

 しかも、左は1月24日、つまり真冬のはずなのに緑が青々としている。右の写真は9月5日(まだ夏の暑い盛りで、緑が青々としているのは、うなずける)

 つまり、5頭づつのイノシシを別々の時期に別々の檻で捕獲したとして申請したことを示しているが、実は同じところの同じ時期に写した写真を使っていることになる。

 これらの内容を3月16日に開かれた三田市議会予算委員会総括質疑で取り上げた。「虚偽の申請により、税金(報奨金)を詐取したことになるのではないのか」

 じつは、猟友会の内部告発を昨年夏に私が受け、調査を進めていた。このことにより、昨年12月議会では、「2010年9月5日に、猟友会の2名が1日で19頭のイノシシを捕獲した。ところが、2人の内ひとりは、神戸の病院に入院していて捕獲に行っていないことがわかった。明らかに虚偽の申告であった。(その後訂正して別のメンバーと行って捕獲したことになっているが、檻のところへ餌をしかけたり、見回りをしたり、また捕獲した場合は、檻に設置してある「報告用紙」に記録することになっているが、この日捕獲した7か所で19頭の記録は全て無い。記録がないのに「捕獲したことは間違いなく正しい」となっている)

(猟友会内部では、この檻のところにある「報告用紙」の記録に基づいて、えさやりの人、見回りの人、捕獲をした人へその回数に合わせて日当が支払われていることになっているため、この記録は重要な証拠となっている)

 ところが、議会でこの問題を取り上げ、市当局は調査を約束し、猟友会に対してこの間の経過報告を求めると同時に、「正しい報告に訂正をする」よう命じたとのことだった。

 「正しい報告に訂正」ということは、初めの報告が「間違っていた」のであって、「虚偽の内容」ではないことになる。市は、「間違っているものを正せば良いのではないか」とも私に説明していた。(正すだけでいいのか?

 市は、今年2月20日までに「正確な報告をする」と私に伝えていたが、若干遅れて私に市から報告されたのは、「猟友会の檻班6名の内、4名が内容が正しいと押印している。しかし、残る2名は押印をしていない。しかし、何故押印をしないかについては、はっきりと示していない」とのことであった。

 それを受け、私はその後その2名の方から事情を聴いたところ、数々の問題点が明らかとなった。引き続き、市の保管している書類などを調査しながら、新たな問題点が次々と明らかとなってきたのである。それが、今回の写真である。

 かつて、三田市と三田市猟友会(社団法人)とは信頼関係の下イノシシ等の捕獲で協力関係にあった。その中での今回の事件である。

 市民の税金を虚偽(と思われる)申請に基づき、市は充分な照査をしないで公金支出したことであり、市は市民への説明責任と同時に、真相究明の義務がある。

 今日の予算委員会で、市長は調査することを約束した。是非とも問題点を明らかにし、市民への説明責任を果たしていただくと同時に、厳正なる処分をも検討すべきではないだろうか?

 市役所が市民に信頼されるためには、市役所が率先して疑惑の究明をし、正すべきを糺すことが大切ではないだろうか?それをしないでは、まじめに市民のために働いている職員が悲しむであろう。