当選後の初議会(臨時本会議・2008年10月23日)で、まさかの本会議初質問となりました。本人も全く予測していなかったのですが、提案された条例案の内容にすんなりと賛成できるものではなかったためです。その条例というものは:
「三田市が設置する一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続きに関する条例」です。
今回対象となるのは、下田中の地域内に建設される「し尿処理施設」の建設に関しての条例で、今後の建設や変更に適用される条例です。
「一般廃棄物処理施設の設置またはその変更に係る届出に際し、市長が実施した周辺地域の生活環境に及ぼす影響についての調査(生活環境影響調査)の結果の縦覧手続き並びに生活環境の保全上の見地からの意見書の提出方法を定めることにより、設置又は変更に関し利害関係を有するものに意見書を提出機会を付与することを目的とする」ものです。
この目的の中で、「利害関係を有する者に意見書を提出する機会・・・」とある「利害関係を有する者」はどの範囲(地域)かを質問したところ、三田市は「下田中の住人」であり、「県の判断」に基づくと表明しました。
これに対して、私は「風向きによっては、し尿処理場の臭いが他の地域にまで影響を与える事もあり得、三田市へ意見書を提出できるのは下田中の地域に限定しないで、他の地域からも意見書の提出が出来るように」との修正を求めましたが、その修正を拒否されました。
さらに、縦覧の場所については、市の広報も含め広く市民にその情報が供されており、今回も市のホームページによる縦覧がされることを要望しました。
本会議が始まる前に15分ほど時間をいただき、急きょ原案に対しての反対討論の原稿を書き、原案に対しては「概ね理解が出来る」としながらも、上記の理由を示して
を行いました
初めての議会でしかも本会議での反対討論となりましたが、市民の利益に照らして、問題があれば、修正を求めるという当然のことであり、疑問を持ちながら賛成をすることは、私を市議会に送り出していただいた有権者への裏切りとなってしまいます。
これからも、一つ一つの市からの提案に対して、常に「市民の利益」「市民の目線」に立って判断していきます。