長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

「手をつなぐ育成会」総会に出席

2009年05月29日 | ブログ

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5月26日「三田市手をつなぐ育成会」通常総会が総合福祉センターにて開催され、初めて参加させていただきました。

「参加させていただいて、ありがとうございました」というのが、率直な感想です。私自身これまで感じていたこと、疑問に思っていたことが08年度までの会長、塚本 寿子さんのお話、社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会副理事長、松井 美弥子さんの公演を通して、感動的にお聞きしました。

「地域で笑顔でくらしていますか?」-子どもをささえる家族 家族をささえる地域: このことは、まだまだ私達の認識が大きく不足していることをあらわしています。

私の子どもが保育園に通っていた時、障がいのある子どもと一緒に保育していただいたいました。元気な子ども、体が思うように動かなかったり、判断できなかったりの子どもが、共に生活することで、優しさが育まれ、それが当たり前であることが自然となっていました。

しかし、行政の理解は更に遅れていましたし、いまでも遅れたままです。「ことば」の上では確かに三田市の行政にも取り入られていますが、活かされていますでしょうか?現実を、現場をどれだけ把握されているのでしょうか?担当する部・課の責任者は現場を見ておられますか?市長は現場を見ておられますか?

「市長さん、現場に来て見て欲しい!」多くの方の率直な思いです!


正社員化でやる気! 安心と信頼! You Tube動画

2009年05月24日 | ブログ

*このブログには You Tube が見られます(記事の最下段)

5月23日付朝日新聞朝刊に「派遣1000人正社員化 『安全面など効果』」という記事が載っていました。

某段ボール大手メーカーが今年4月から自社グループで働く約1000人の派遣社員を正社員化しました。

昨年秋以降の景気落ち込みで、製造業では「派遣切り」の流れが加速したが、「労働は商品ではない」という持論がある社長は、「正社員になると仕事への感覚やモラルも違ってくる」と強調したとのことです。

派遣社員の給料は「人件費」ではなく、「物品費」として扱われている現状は、余りにも人間を大切にしない、それこそ「物」としてしか見ていない証拠です。

この社長さんの仰っているように、働く人を大切にし、会社から信頼され、展望が持て、安心して働ける条件があれば、人はそれぞれの持っている能力を最大限発揮できます。

海外でかつての「日本式働き方=終身雇用制」に大きな関心が寄せられています。「安心して働ける」ことこそ、最大の「やる気」と自覚による働きができると思います。


市民の痛みの解る行政であって! 市責任者が会社へ同行!

2009年05月23日 | ブログ

日ごろ市内をまわって皆さんにお会いすると、何と職員への批判が多いことでしょう。同時に議員に対する批判も出てきます。何故でしょう?

竹内市長は、日ごろからまた議会でも「市民の目線」をよく言われます。本当にその通りだと実感しています。「市民の目線」「市民の苦しみ・痛みの分かる」職員・議員がどれだけ市民から求められ、また期待されていることでしょう。中には諦めの声もあります。多くの職員は本当に頑張って仕事をしています。痛みを分かろうと努力しています。でも、時々「???」

3月議会で私が提案した結果、市役所の商工観光振興課に「雇用・生活相談所」が設置され、日にほぼ2人ほどが訪れたり電話があるようです。まだまだ市民にこの相談所の存在が伝わっておらず、もっと利用いただけるよう、経済環境部長に市民への衆知を要請しました。三田市のホームページ(HP)への掲載も要請しました。

この相談所の設置で、うれしい出来事がありました。「雇用・生活相談所」で相談の結果、新たに就職できたと今週一人の方が報告に来られたとのことです。本当によかったですね

三田市はテクノパークにある企業の内12社に対して優遇税制ととっています。都市計画税・固定資産税が減免されています。市内へ企業誘致と同時に市民の雇用促進が目的とされています。

ところが、この優遇税制の恩恵にあずかっている企業の中で不当・不法に解雇を行っている会社があります。しかしながら三田市はその実態把握ができておりません。景気が悪いという理由だけで解雇されておりながら、「何か自分におちどがあったのか?」と自分を責め、中には頭痛や不眠、精神的ダメージを受けておられます。

少なくとも行政として優遇税制を与えている企業の就労実態くらい調べるべきで、そこで働く方々に大きな不利益が明らかとなっていたら、当然行政として指導すべきではないでしょうか?

先日経済環境部長とそんな話をし、行政の対応を強く求めました。翌日、経済環境部の経済振興室長から話があり、「不当に解雇された方がおられたら、是非教えていただきたい。その方とご一緒に会社へ交渉に行きます」とのこと。

私は室長のその真剣な顔、言葉をしっかり受け止めました。よく判断していただけたと高く評価しています。

皆さんの中で、納得のいかない解雇・不当な解雇ではないかと思われたら、是非とも市役所内に有る「雇用・生活相談所」へ相談に来てください。勿論私のところでも結構です。ご一緒に解決に向け頑張りましょう


新型インフルエンザ対応で市長に申し入れ

2009年05月19日 | ブログ

予想を超える勢いで増え続ける「新型インフルエンザ」で、三田市内からもマスクが店から姿を消して(売り切れ状態)しまいました。現在までは三田市内での感染者は出ておりませんが、時間の問題となりそうです。

今日から市内の幼稚園・小学校・中学校が休校(園)となり、県下の県立高等学校の全てが休校となりました。(5月18日~24日)また、学童保育(学童クラブ)も休止となり、共働き家庭にとってはその対応に大きな困難となってきています。

朝から深夜まで流されるマスコミの情報は必ずしも地元三田市の状況を伝えておらず、市民への正確な情報が伝わっていないことも大きな不安の一因となっています。

昨夜9時頃、地元の小学校の職員室へ伺いましたが、校長先生はじめ何人かの先生方や隣接する市立幼稚園の先生も集まっておられました。教育委員会からの翌日からの対応についての連絡を待つために、PTAの役員の皆さんも集まっておられ、労をねぎらってきました。

このような状況の中、本日5月18日(月)午後4時に市長室を訪れ、日本共産党市議団として、竹内英昭三田市長へ「新型インフルエンザの発症に関する申入れ」「may1809.doc」をダウンロード(申入れ全文)を行いました。

何よりも冷静に対応することが大切です。私達市議団としても緊急の事態に対応すべく体制をとっています。

三田市の電話相談窓口:  079-559-5701

発熱電話相談(宝塚市):  0797-74-7099(健康福祉事務所)


人間としての尊厳 安心の社会こそ!

2009年05月09日 | ブログ

正直、まさか三田市でもこのような厳しい現実に突当るとは思っても見ませんでした。

支持金僅か数円、預貯金は1000円にも満たない。2週間以上も水だけの食事(?)

衰弱死してしまいそうと、しかし、誰かに発見して欲しいと、ラジオで聞いていた「自殺防止の電話」へ電話をした人のことが、回りまわって私のところに連絡が入りました。

ちょうど昼食に出かけたところに、私の携帯電話に連絡が入り、きっとまともに食事が取れていないだろうと思い、お弁当とお茶を購入し、その人のところを訪問しました。聞いていた電話番号が違っていたため、直接に尋ねるしかなく、地図を頼りに自宅を探し当てました。

お会いして近くの公園でお話を聞こうと自宅を出たところでその方は泣き出してしまいました。ご自分が情けなかったのでしょう。ガードマンの仕事をなさっていたのですが、仕事がめっきり減ってしまい、辞めざるを得なかったようです。今までなら、1~2週間待てば次の仕事の連絡が入っていたようですが、1ヶ月ほど前に仕事をやめてから全く仕事が無く、たくわえも無く食べるものも買えなくなってしまいました。

何度、継続して働ける仕事や正社員になろうと努力を繰り返したとのことですが、正社員だと就職できても給料が入るまでに最短でも1ヶ月はかかります。その間の生活費があれば正社員の仕事を探して応募もできるけれど、それができないので、結果としてその日を生きるための「日銭」を稼がねばなりません。結局、蓄えが無くなり、一旦日銭を稼ぐ働き方になると、その生活から抜け出せなくなる。日銭の場合、まともな賃金でないため、十分な蓄えができません。その生活は、どうしてそれが「人間としての健康で文化的な生活を営む」権利を持った人の生活といえるでしょうか。余りにも無残な生活。人としての尊厳を剥奪された生活です。

その方と直ぐに市役所へ行き、生活保護を受ける手続きをしてきました。申請を直ぐに受け付けてくれましたが、所持金が無いため今日の食事、明日の食事代が有りません。申請が受け付けられても直ぐには保護費を受給できず、つなぎの資金を借りなければなりません。職員が計算していましたが、一日の食事代金はなんと、500円。1回ならまだしも、3食で500円 これでどうやって食べていけるのでしか?人間としての食事が摂れるのでしょうか?

新聞やテレビなどで、所持金無しで生活保護を受けた方のことなど、知ってはいましたが、まさか、三田市内でもそのようなことが、しかも私が相談を受けた人のケース。

生活保護を受けなくても安心して生活できる社会システム作りがどうしても必要です。「人間としての尊厳」を持てる社会、安心して働き、生活できる社会の実現がどうしても必要です

最近、相談を受ける方や、その家族・親戚に「心の病」に陥っておられる方が、実にたくさんあります。戦後数十年で人間そのものが変わったのでしょうか?いや、決してそうではありません!そのような状況へひとを追い詰める社会となってしまったのではないでしょうか?

小泉政権後、構造改革を推し進め、「効率優先」「できて当たり前」の社会へと大きく変えられてしまいました。仕事でも、教育でも、多様な結果ではなく、一つの答えが求められ、追求される。できなければ「自己責任」とみなされてしまう。決してそうでなくても。

現実の社会では、「寅さん」や「浜ちゃん」は受け入れられない。全て100点満点を取れる人だけが求められ、できなければ排除される。

もうそろそろ、目覚めてもいいのではないでしょうか?ゆっくり歩く人、早く歩く人、Aはできなくても、Bができる人。だから社会が成り立っているのです。

そんな社会をもう一度取り戻し、ひとり一人が大切にされ、いたわれる社会をご一緒につくっていきませんか