長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

手話を言語として

2016年03月06日 | ブログ



「手話言語法」の制定を求める自治体の意見書が100%の自治体で採択されました。このようなすべての自治体で国への意見書が採択されることは極まれなこと。
それほど手話を言語とすることの重要性が今求められています。
国の法制定を待つまでもなく、各自治体での「手話言語条例」の制定が進んできています。

今日、福祉保健センターでは昨年条例を制定した篠山市から保健福祉地域福祉課の横山 実課長、福西寿美子課長補佐を招いて、篠山での取り組みについて講演が行われました。
長年にわたって、耳の聞こえない生活でも意思疎通が図られるよう、手話を言語とすることを求め続け来られた結果、すべての自治体議会を動かし、その中で自治体独自の取り組みが進んできています。三田市でも機運が高まり、新年度には手話言語条例の制定へと足を踏み出すことになりました。

篠山市の条例制定をなさった経験をお二人の職員から報告をお聞きし、むしろ条例制定後の大切さをわかりやすくお話しいただきました。

三田市でも条例制定を待つまでもなく、「コミュニケーションボード」(耳が聞こえず、言葉で意思表示をすることができない人でも、図を使って指し示すことで自分の意思を相手に伝えるためのボード(表にしたシート)の導入で、市役所に来られた耳の不自由な方と職員との意思疎通が図られるようにすることではと思います。
行政がその気になればすぐにでもできることですね。

「子どものSOS」 受け止めよう いのちのサイン に出席して

2016年03月05日 | ブログ


「ほっとっけない! 子どもSOS・・・受けとめよう いのちのサイン」と題して、「いじめ」「ひきこもり」を体験した人や
徐々に社会に足を踏み出し始めた人、いじめから自殺を考えた人など、心に痛みの経験をした人と話し合う機会を持てました。

福祉保健センターで開催された会に私も参加(今回で2回目)し、もがきながら、自ら切り開いてきた人の話をお聞きすることができました。

今日の会に参加し、心に残ったのは「きょうの会に参加し、心が軽くなった」と言われた、私の参加したグループの一人の人の言葉です。
何もできない私にも、心に苦しみを持った人の話をじっくりと聞くことが少しでもできるようになったのかなと思います。

いじめ・不登校・大人を信用できなくなった人等々、どんなにつらい体験をなさったことでしょう。
そうした人が閉じこもりから社会で出ていこうとされる機会・社会への一歩となる「居場所」つくりや運営を自主的になさっている方とも
お話を聞くことができました。
苦しんでいる人に寄り添い、ゆっくりとじっくりと苦しみのお話を聞き、その人が自ら切り開けるようサポートされている。
しかし、自主運営をするにも資金的に苦しい。
誰もが「うつ」になるかのせいがあり、社会から逃避せざるを得ないことが起きるかもしれない。自分ではどうすることもできなくなることも。
そんな時、安心できる「居場所」があれば・・・「公」としての役割がここにもあるのではないでしょか!

学校でその人が自立して生きていけるよう、持てる能力を引き出し、他者との関係で協力し合って生きていけるようにするはずの本来の「教育」が
失われて久しい。

学校が苦しい場であってはいけない。
自己肯定感を摘んでしまう場であってはいけない。
学力が自己否定につながってしまう場であってはいけない。

生きづらくなった時、ゆっくり休むことが次への充電。
その充電期間は人それぞれ。
それをそっと、さりげなく受け入れる社会が必要。