今朝は、ゆっくり目に「しんぶん赤旗日曜版」を配り始めていると、どこからともなく花の香りが漂ってきます。
気にしながらも先を進みましたが、あちらこちらには春がそこまで来ていることを告げる小さな花が声をかけられるのを
待っているようです。
思わずバイクを止め、シャッターを切りました。そうしている間にも優しい甘い香りが気分をやわらげてくれます。
昨日までの新年度予算委員会の緊張がうそのよう。
国による強制力が働く問題では、自治体ではどうしようもないことがあります。しかし、だからと言って国が自治体に
求める内容が市民にとって危険な場合、その実態を行政の人たちにも、また市民にも知らせる義務が私たち議員には求められます。
マイナンバー制度が今年10月から開始されます。(各自が持つカードを発行するかどうかの案内が今年10月から郵送により
役所から届けられます。任意です)
この制度で税金徴収の公平性や自治体業務の効率化を図るとしています。
しかし、この制度で、個人の人権にかかわる部分も含め、国が一元管理できるようになり、警察も自由にこの情報を入手する
ことができるようになります。
さらに、この制度実施前に早財界の求めに応じ、政府は個人の診療情報や預貯金情報(預貯金情報は2021年には強制的に
国が把握へ)を企業へ提供(個人を特定できる部分を削除するといっていますが)し、ビジネスに活用するとまで言い出して
います。
結局、個人情報は保護されるどころか、国によって管理されること、企業に利用されることに道を開くことなど、個人にとって
どれほどの利益があるのか?否、危険のほうが多いのではないでしょうか?
初期導入に国は数千億以上の税金投入と、三田市だけでも数千万円以上の負担が新たに生じ、その後メンテナンスにも莫大な
費用がかかることになり、関連企業にとっては、笑いが止まらないビジネスチャンス!
この分野の先進国のアメリカでさえ、情報が漏えいしたり、過誤が3~40%にも達する状況。
万全なセキュリティーなど不可能な現実に目をつむって、「万全を期す」といえばそれで済むことに。