長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

平和を求める三田での市民集会

2015年08月29日 | ブログ


8.30 全国100万人大行動として、兵庫県では今日29日に神戸、尼崎、姫路、豊岡などとともに、三田市でも福祉保健センターにて「第11回しみんのつどい」が開かれました。
秘密保護法に反対する三田市民の会による戦争への道をストップさせる取り組みが行われました。
翁長沖縄県知事を先頭に沖縄が一つになって日米両政府を相手に闘っている「辺野古新基地建設反対」運動の中心になっておられる沖縄統一連の中村 司(まもる)さんを迎えて、DVD上映に続いて、沖縄基地がまさに沖縄の住民を米軍が銃剣とブルトーザーで住民を16カ所の強制収容所に押し込め、飢え死にする人も出てきたこと、そうして強制的に土地を奪い基地を建設したこと。それによる住民が常に危険にさらされ、また米兵などによる犯罪など、2012年までで米軍事故は540件、米軍兵士などによる刑法犯は5800件にも及ぶ。
日本政府は、世界一危険な普天間基地の危険除去のために、沖縄の人へ「土地を提供しろ」とし、辺野古基地建設を進めようとしている。しかし、翁長知事は「沖縄の米軍基地は、すべて米軍が住民を押しのけて建設したもので、ただの一度も沖縄自ら土地を提供して作らせた基地は一つもない。辺野古基地建設は絶対に認められない。強引に進めるなら、沖縄にあるすべての米軍基地を撤去していただく」とまで述べていると、歴史的事実に基づいて新基地建設に反対していることを報告されました。

政府は辺野古基地建設を「海の一部を埋め立てるだけだ」と言っているが、10トン積みトラック350万台分、2100万トンもの土砂を運び入れることが「一部の建設」と言えるのか?!と批判されました。

翁長知事は沖縄で自公体制を作った人だが、「辺野古基地建設反対」の一転共闘を進める中で、「オール・沖縄」の闘いの先頭に立つようになり、「あくまで辺野古基地建設を進めるなら、すべての沖縄米軍基地撤去を求める」とまで変わってきた人。それが沖縄での闘いの中で発展し、今、オールジャパンの闘いへと発展してきていると希望を述べられました。

講演後、質疑の中で瀬長亀次郎さん(沖縄人民党からのちに日本共産党国会議員に)のことば「沖縄の民族としての闘い」が、保守・革新を乗り越えたものとして今の闘いにつながってきていると紹介されました。

安保法制関連案(所謂、戦争法案)の廃案を求める全国的闘い、高校生、若いママさん、若者たち、高齢者などあらゆる年齢や立場の人たちが「戦争への道を許さない、戦争法案廃案、民主主義破壊を許さない」闘いとなってきており、それは沖縄の辺野古基地建設の問題と根っこが同じであることをわかりやすく説明してくださいました。

今日の集会にどれだけの人が参加してくださるのか、不安な面持ちで今日を迎えましたが、なんと90名の参加となりました。中村司さんのお話に大きな勇気をいただき、戦争法案廃案の闘いに確信を持つことができました。

自信を持とう! 脈々と流れる平和運動の力!

2015年08月26日 | ブログ


夜になるとコオロギなどの虫の音が一層秋の気配を感じさせてくれます。我が家の周りにも木々には夏空と併せ、木の葉が早色づいてきています。

昨日の国会では、度々の審議中断、戦争法案先取りの実態など、安倍政権の危険な政権であることが明るみに出され、この間の国会審議と一方で国民の平和を願う力が中途半端ではないことも示されてきています。

全国では8月30日に100万人、10万人が国会を取り巻く一大運動の準備が進められています。三田市では前日の29日午後1時30分から福祉保健センターで米軍辺野古基地建設に反対する沖縄の戦いの先頭に立っている中村司(まもる)さんによる講演とDVD上映、意見交換会、が予定され、平和への粘り強い取り組みが進められています。

そんな中、中曽根康弘元首相が文芸春秋の「大勲位の遺言」で「歴史を正視し得ない民族は、他の民族からの信頼も尊敬も得ることは出ない」と指摘しています。
また、アメリカの歴史学者ジョン・ダワー氏が8月4日付の「朝日」で「戦後日本で私が最も称賛したいのは、下から沸き上がった動きです。国民は70年の長きにわたって、平和と民主主義の理念を守り続けてきた。このことこそ、日本人は誇るべき」だと強調しています。

さらに、上智大学教授の中野晃一氏は戦争法案に反対する闘いの広がりと深さを象徴するSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の中心メンバーに共通するのは「従来の平和運動や市民運動にかかわってきた親や先生たちの背中を見てきたということだ」と指摘しています。

この間の安倍政権の民主主義否定、アメリカへのあまりにも従順な姿勢、人間として理性を持って事を解決しようとする姿勢のなさなど、レベルの低さに比して、国民一人一人が「底力」を発揮してきています。
平和でこそ一人一人が尊重されます。戦争は最大の人権侵害と環境破壊。国家権力は国民の命を守らないことは歴史が証明済み。国民の自覚と力が真に平和を守り抜く力だと思います。

教育フォーラム

2015年08月22日 | ブログ


第9回 「みんなで育てる 三田の教育フォーラム」に参加しました。
8月22日(土)の午後、郷の音ホールで開かれたフォーラムには現場の先生をはじめ多くの関係者の皆さんが参加されていました。

孔子の「論語」について、論語塾講師の安岡定子さんのお話は、直接論語を学ぶ人たちだけでなく、今の私の取り組んでいる議員としての仕事にも
大変教訓になりました。「自分で考える」「誠実に生きる」は、まさに政治家にとって最低限必要なこと。それが危ぶまれている現実がある中で、
皮肉にも安岡さんのお話は、改めて自分を見つめなおすものとなりました。

保育園・幼児教育から中学での教育への段階で起きる「つまづき」や足踏み等、それぞれの段階での跳躍にもなる一方、大切な問題でもある。
そうした問題を乗り越えるために、「保育~中学」での連携の大切さ、連携の在り方の発展など、現場での実践研究の発表がなされました。
そうした一つに、八景中学の美術部生徒による「紙芝居」による「いじめ根絶」は、説教や啓蒙ではなく、人間の持っているやさしさに訴える
手法で人間としての素晴らしさを表現していました。素晴らしい出来栄えの紙芝居だけでなく、こうした取り組みを考え、実践している
中学生の力を応援したいと思います。

70年目の終戦の日を迎えて

2015年08月15日 | ブログ
戦後生まれの私は、なぜか今日という日を毎年悲しい思いで迎えます。
明治生まれの父はすでに他界しましたが、2度の世界大戦を経験しながらも生き延び、だからこそ私が生まれてきました。
しかし、18歳まで岐阜の田舎で一緒に暮らしていましたが、戦争の悲惨さについて、また生活の苦しさについては一切話してくれませんでした。

その彼には特攻隊で亡くなった弟、三郎さんがいました。今でも田舎の家の床の間には軍服を着た三郎さんの写真が飾ってあります。
私が小学生だったころ、祖母がこんなことを話してくれました。
「三郎は親孝行だ」と。
「なぜ?」と私が尋ねると
「自分がこうして生きていられるのは三郎の恩給のおかげ、親孝行だ」と。

小学生だった当時は、あまり気にもしなかったこの会話をなぜか鮮明に今でも覚えています。
そして、彼女のあの言葉は本心なのか?それともほかの意味があったのか?

彼女がとことん叩き込まれた戦前の教育、洗脳教育と戦争一色の中でそう思わざるを得なかったのかもしれないが、
本心からそう思っていたとしたら、なんと恐ろしいことでしょう!

昨日の「安倍談話」は、あまりにも空虚な言葉の羅列で、私の心には全く響いてきませんでした。
キーワードさえ並んでいたらそれで日本が信頼を取り戻せるとでも思っているのでしょうか。
自分の言葉で語らないその談話は、「お国のため」にと信じて戦争を戦い、死んでいった人、また侵略された人たちにとって
どれほど悲しい「談話」だったことでしょう。

「侵略」かどうかについては「後世の歴史家が判断する」と本心を述べた安倍首相。結局は自分の言葉ではなかったことが
談話発表後の記者会見で本心が現れました。
したがって、彼の「談話」と戦争法案を成立させようとすることとは何ら矛盾していない。

「戦争」・・・それは「殺し合い」
殺し合いからは絶対に平和は訪れない。
殺し合いからは憎しみが生まれ、さらなる殺し合いへと発展する。

あまりにも大きな犠牲を払ったあの戦争は何だったのだろう。
戦後生まれの安倍首相や私は同じ世代。
体験はないけれど、想像力を働かすことはできるはず。

誰も他人の平和と幸せを奪う権利はもっていない。たとえそれが国家権力だとしても。
戦争法案を推進する人たちは、自分には他人の生きる権利を奪う権利を持っているとでも言いたいのでしょうか?
そろそろ自己陶酔して、戦争法案が平和をもたらすものだと信じて疑わない人たち、
もう、いい加減に目覚めたらどうでしょうか!

「どうぞ、安らかにお眠りください。過ちは繰り返しませぬから」
峠三吉のことば。
今一度この悲しい言葉を噛みしめて、なんとしても戦争への道はストップさせる。
今生きている一人の人間として、人間の尊厳にかけて、闘っていきます!

辺野古基地問題と戦争法案は根っこで同じ

2015年08月08日 | ブログ


「秘密保護法法に反対する三田市民の会」が今月8月29日(土)午後1時30分から福祉保健センターにて「第11回 市民のつどい」を開催します。

今回は、沖縄・辺野古基地反対で島ぐるみで戦っておられる中のリーダーである、沖縄県統一連の中村 司(まもる)さんを迎えて、その戦いについて、またDVDも上映しながら戦争法案についてもお話をしていただきます。

かつて、保守・革新が闘っていた根本原因が米軍によって島民が排除されその地に米軍基地が建設されたことによるものです。米軍の無法に泣かされ、栗しみ続けた人たちが、本当の問題点、真の敵は誰かに気付いた今、島ぐるみで闘っています。
安倍政権はもはや答弁不能に陥り、国民から信頼をなくした政権は、ただただ突っ走るほかに道はなくなっています。しかし、それでは国民が不幸になってしまうばかり。

闘ってこそ、明日が開かれます。未来に展望が持てます。
民主主義に逆行する政治は一見強そうに見えても実にもろいもの。

未来の人たちに後ろ指をさされないために、今に生きる大人としての責任を果たすためにも、是非とも沖縄の「生の声」をお聞きいただきたい!