長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

あわただしい数日

2012年01月31日 | ブログ

 26日の朝、めったにかかることのない田舎からの電話の着信が残っていた。コールバックをしても出ない、固定電話へ掛けるも出ない。いやな予感のまま、過ごし午後になって姉からの電話で、兄の妻が意識不明。その間、今後の予定の写真取りをしたり、地域の方とのコミバスの件で懇談会。夜には会議を終え、帰宅後に兄に連絡すると、21時過ぎに奥さんが亡くなったとのこと。

 翌日18時から通夜とのことだが、地元で午前中は赤旗の配達など、午後は新庁舎特別委員会やJA六甲幹部の方々との懇談(TPP問題などで)。やっと市役所を出たのが17時半。高速道路を走って、通夜の会場に着いたのが21時半。変わり果てた義姉の姿に、涙が止まらない。翌日(土曜日)家族葬でゆっくりとお見送りができたが、あまりにも急なことで、子どもや孫を見ていると、本当に辛い。

 その日の遅く帰宅。どっと疲れが出る。日曜日は、地元で懇談会。寒い寒い日であることなど、集まりは悪い。それでも、終了予定時間を超えてゆっくりと意見交換ができた。午後は、月末の赤旗代金の集金。

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 30日(月)は、午後「まちづくり部常任委員会」に出席。調査を要する内容もあり。19時からは、第4次三田市総合計画の審議会(第3部会)傍聴。

 この日の朝、いつものように駅頭宣伝のため、三田駅に着くと民主党国会議員が出勤の方々へあいさつをされており、邪魔をしてはいけないと、私は北口でハンドマイクの宣伝。

 時々、駅北口でビラをまいていると、わざわざ近づいてきて受け取ってくださる若い女性がおられたが、その方が神戸市北区選出の市会議員金沢はるみさんの娘さんだと分かった。この日も近づいてきてくださったので、声をかけてそのことが初めて分かった。

 31日(火)は朝電話をいただいた方とお会いして相談に乗り、午後は健康福祉審議会(高齢者部会)の傍聴。今月25日に厚労省が答申を受けて決められたホットな情報も伝えられ、しかし、市の計画について、「自助」「共助」「公助」の「自助」部分で「働きながらの介護には十分な配慮を」との注文も出された。それがどのように生かされるのか?

 24日から始まった国会では、国民生活の実態を知ってか知らずか、あまりにも強引な野田政権のやり方に、ますます政治不信となるだろう。そのことや私たち日本共産党の具体的な提案を少しでも知っていただきたいと、夕方短時間だったが、5か所で宣伝カーからの訴えをしたが、日が陰り寒さに負けて事務所へ引き上げ。

 本当にあわただしい数日だった。
 


「のぞみ」の成人式

2012年01月26日 | ブログ

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 1月25日、午後1時30分より、NPO法人わかくさ「のぞみ」の成人式・新年会に参加させていただいた。

 今年の成人は3名。振袖姿がとてもよく似合う。おめでとうございます!

 今年も参加者は多く、80名ほどだった。家族、地域の皆さん、成人式を迎えられた方が卒業なさった学校時代の恩師、フォークダンス協会の皆さん、市議の方々。

 多くの方々から、心温まる祝辞の言葉が出され、歌・フォークダンスで暖かな成人式・新年会となった。会場が一緒になって祝福・励ましとなった式だった。


東日本大震災被災地、石巻市で

2012年01月25日 | ブログ

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日和山から 石巻市立病院が見える   つなみと火災で被害となった石巻小学校

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全て津波にさらわれてしまった住宅地   地盤沈下で今も浸水したままの魚市場

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被災した車が集められていた          瓦礫の山が今も積み上げられていた

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津波で倒され流されてきたタンク        やっと断熱工事が終わった仮設住宅と住民

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仮設住宅に描かれた感謝の言葉      全国の支援に「ありがとう」 石巻市役所内

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石巻市役所(デパートを市役所にした)   石巻市役所玄関は地盤沈下 傾いた郵便ポスト

 

 つくばでの研修を終えた22日(日)の夜、仙台市内まで移動。一緒に研修に参加した長尾議員とともに、ビジネスホテルに一泊し、23日(月)7時半のバスで石巻市へ向かった。渋滞で1時間40分かかった。(通常は50分ほどとのこと)

 石巻市では、日本共産党市会議員の水沢ふじえ議員が忙しい中、10時から午前中を使ってご自分の車に私たちを乗せて案内してくださった。

 水沢議員は、3月11日当時予算委員会中であり、その日は準備のため、早めに自宅へ戻る途中に地震に遭遇したとのこと。

 石巻市は、2005年に1市6町が合併して、当時17万人の市となった。合併後人口減となり、16万数千人に、3.11震災で3000人が亡くなり、今では市の人口は15万人台へとなってしまったとのこと。市の職員(医師・看護師を含め)は48名が亡くなった。

 車で移動中、「今走っているところを『つなみ』が前から押し寄せてきた」と説明を受けた。中心市街地は今では車も走るようになってきたが、いたるところが「空き地」となっている。瓦礫処理をして空き地となっているのである。

 市内が一望できる「日和山」へ着いた。正面には被災した市立石巻病院とお寺さんが見える。今でも市立石巻病院は機能していない。また、残念なことにかつての「チリ地震のつなみ」を経験し、それがかえって災いし、逃げ遅れて大きな災害となってしまった。

 海辺の日本一長い「魚市場」「水産加工市場」は地盤沈下とつなみで被災。今も地盤沈下で水たまりとなったまま。冷凍した魚は停電で海への投棄となったが、「鼻がひん曲がりそうなほど、ひどい臭いがした」と報告。

 水沢議員は、体育館などに避難した人たちが毛布1枚しかないような寒さに凍える状況から、なんとか布団などを山手側の人たちから助けていただこうと、市の広報車から呼びかけをした。多くの方から支援が寄せられたとのこと。

 大工場であった日本製紙株式会社は、大手の企業が撤退する中、「撤退しない」と表明し、復興に努力されている。地元の方々は就業が確保され、ホッとされている。

 石巻小学校は、とても利用できる状況ではなく、別のところで間借りをして授業を再開しているとのこと。しかし、このまちに留まって住みたい人、住みたくても住めない人で、学校の統廃合の話も出てきているようだ。

 被災地では、昨年5月頃までは、乾燥による粉じんで、せき込む人が増えたり、夏にはものすごい量の『ハエ』に悩まされたとのこと。

 被災した当初、避難所では食料が不足し、2日間で1つのおにぎりを3人で分け合って食べたところに、持っていた飴玉を渡しただけで大変感謝されたこと、赤ちゃんに飲ますミルクのお湯がなく、自宅を往復してお湯を届けたりなど、また細かい要望の聞き取りとその対策を続け、多くのボランティアや支援の方に支えられてきたことの説明を受けた。

 大量の仮設住宅ができたが、仮設住宅に入居する前は、プライバシーが無く、しかしすぐそばに多くの方々がおられたものの、仮設住宅に入居したら、隣との境が薄い壁で声が聞こえるものの、逆に孤独となり、中には孤独死に至るケースも出てきている。

 僅か2時間しか現地に入ることができなかった。12時に共産党東部地区委員会事務所(津波で崩壊したが、全国の党組織の支援で、プレハブの2階建て事務所を新築)に到着し、事務所の方々、県会議員の方やその奥様とも交流ができた。

 この10カ月の間、自治体職員や多くのボランティアによる懸命の支援で、瓦礫処理がほぼ終わってきていた。そんな中、共産党の支援活動が多くの方々から信頼をされたのか、これまでに非常に多くの方が入党をしていただいている。

 市役所前のたこ焼き屋さんで昼食をとりながら、お店の方親子から、率直なご意見を聞かせていただいた。またボランティアの方々への感謝の言葉と同時に、僅かな人による心ない行動に心を痛めておられた。

 午後1時30分には、石巻市役所の議会事務局へ伺い、30分近く日野事務局長さんから色々とお話をお聞きすることができた。また、三田市から石巻市役所の建築課へ支援に入っている職場へも挨拶に伺い、斎藤課長さんともお話ができた。

 48名もの職員が亡くなり、そうでなくても行革で職員が減らされたところに震災となり、全国の自治体から職員の派遣で救われている。出来ることなら来年度以降も引き続き派遣による支援をお願いしたいと伺った。

 「防災・減災のまちづくり」のためには、日頃からその体制をとっておくことが大変重要であることが、今回の震災の大きな教訓である。家族を亡くしながらも市民のために、不眠不休で取り組んでおられる市職員、公務員として必死にその力を発揮されている。

 未曾有の大災害となった自然災害ではあるが、そこには人災の要素も大きく関わっているのではないだろうか?亡くなった方々、未だに行方不明の方々、生き残った方が心の病となって苦しんでおられ、また就労ができず、大きな不安となっている。

 石巻市へは本当に僅かな時間しか伺えず、全くボランティア支援ができなかった。本当に申し訳ない。(ただ、「たこ焼き屋さん」の若い方から、「来て視ていただくだけでもいいんです」の言葉には、頭が下がった)

 今回の僅かな訪問で得たものは、私にとって大変大きな収穫でもあった。それを今後どのように生かしていくかが、震災にあわれた方々への支援と繋がるよう努力するのが私の課題である。 


自治体政策セミナー in つくば

2012年01月25日 | ブログ

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セミナー初日のあいさつ            法政大学大原社会問題研究所 五十嵐先生

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セミナー2日目 野本弁護士          NPO法人ほっとプラス代表理事 藤田さん

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つくば国際会議場入口                  つくば国際会議場にて

 1月21日(土)~22日(日)、13時30分開始の茨城県つくば市の「つくば国際会議場」にて開催された、自治体問題研究所主催による「第37回自治体政策セミナー in つくば」に参加してきた。昨年中の申し込みをし、この研修に参加したため22日(日)に開かれた三田市の防災訓練(城山公園)には参加できなかった。

 全国から150人ほどの議員や自治体職員の方たちが参加されていた。

 初日の全大会では、① 民主党政治の迷走と政治の劣化(法政大学大原社会問題研究所 五十嵐 仁先生)と② 実践報告「NPO法人ほっとプラスの取り組み(NPO法人ほっとプラス代表理事 藤田 孝典さん)の講演・報告をいただいた。

 ①の講演では、「小泉政権後、自民党政権3年で3人の首相、民主党政権でこれまた3年で3人の首相というように、どうして首相が1年交代するようになってしまったか?」「どうしてこれほど不安定になってしまったのか、日本の政治がこれほど劣化したのは何故か?」「野田政権は何を目指そうとしているのか?」「3.11後にめざすべき社会とは?」との設問で、進められた。

 講談調の話し方で、しっかりとその話に引き込まれていった。

 「民主党政治の迷走」では・・・・・

 国民に支持されない政治 ⇒ 支持率低下 ⇒ 首相交代 となっている。

 国民の問題を解決する方向でない方向へ進み、今の民主党は自民党の敗北要因を後追いしている。

 また、急浮上してきたTPPと消費税問題では・・・・・TPPについては、既に指摘されている問題点や、アメリカ好みの社会構造になろうとしている(ところが、そのアメリカは戦後、世界各地で戦争を続け、日本もそのアメリカに貢いでいる、市場原理主義・新自由主義のいずれもが破たんしてきている)。

 消費税問題では、これまた明らかなように、かつて1997年の橋本内閣で税率を3%から5%に引き上げた結果、せっかく経済が上向きになっていたのに、それによって一気に経済が冷え込んでしまった。税収は導入時の1年は増えたものの、それ以降現在まで、マイナスばかり。何のための消費税率引き上げだったのか?(実態は、儲かっている大企業や証券優遇税制などによる税収の穴埋めに使われた)

 本当に税収を増やすための「税制改革」は、景気を回復させ、所得の再配分(累進課税)による貧困の解決、中間層の所得増等に資するものでなければならない。

 「政治の劣化」では・・・・・

 「決めることが政治」、「決める人が政治家」、「決める場所が議会」。選挙が民意を議会に反映させ、議会が民意を集約する・・・プロセスとしての「塾議」、手段としての「多数決」であるが、小選挙区制を中心とする選挙制度により、民意に基づかない政策の実行で政権は短命となる。(消費税率10%への引き上げ反対の世論が50数%になっているのに)

 「3.11後が指し示す新しい社会への展望」では・・・・・

 メルトダウンしたのは、福島第一原発と日本の政治・・・自民と民主の体たらく

 これに対し、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(憲法25条)と「防災国家」(憲法9条)の具体化が必要。

 新しい社会に転換するために・・・4つの課題「まともな雇用」「まともな賃金」「まともな労働時間」「まともな社会保障」の実現、公務の役割の再評価が必要。

 (この「公務(員)の削減が東日本震災の大きな教訓として、23日に石巻市に入り直接私自身が実感するものとなった)

 「NPO法人ほっとプラスの取り組み」では、丁度私の息子と同い年の藤田さんのお話を聞くことになった。

 野宿生活者・生活困窮者の救済に取り組んでおられ、「自立とは、単に働いて生活できるということではなく、『社会的自立』『日常生活での自立』があってのこと」とのお話は、正にそのとおりであると私自身の取り組みからも納得。

 セミナー2日目は、「自治体の市場化」と題して、「埼玉県ふじみ野市のプール事故を風化させない取り組み」が、ふじみ野市職員組合労働組合 坪田氏の報告を受け、質疑応答・討議がされた。

 三田市において、公務労働が次々と民営化・指定管理者制度へと移行されることで、そこで働く人々の労働条件切り下げ、ワーキングプアの生みだし(労働者の生活破壊を自治体が自ら生み出すことの不正義)、結果として市民生活への影響となってきている。このことからその解決方向・対策の学習をと思い参加した。

 民営化による「公の責任放棄」で市民の命が奪われた例(プール事故の例)の報告から見えてくるもの、そして、市役所の窓口業務の民営化と偽装請負の問題発生。一方でそういった問題を解決できず、一旦民営化した自治体業務を再び公の仕事へと戻したこと、一旦は指定管理者制度の導入を試みたものの、矛盾解決ができず、指定管理者制度を断念などがある。

 *芦屋市では・・・議会のいくつかの会派から「市職員(特に技能関係)が足りているのか」との意見が出てきだした。(市職員OBから、「この先、阪神淡路震災並の地震が起きたら、対応できるのか?」との切実な意見がだされている)

 *長野県上田市では・・・議会で共産党だけでなく、他のいくつかの会派からも「むしろ職員の充実が必要ではないのか」の意見が出されている

 公務員が採用に当たり「能力の実証」(地方公務員法17条)を要求されるのは、住民に対して責任ある仕事をするためである。企業が「儲け」(利益)のために請け負い、コスト削減(人件費の削減)で、公務の仕事をすることは、決して住民のためにはならない。このことを行政・議会・市民がしっかりと押さえたうえでの議論が必要ではないだろうか。


リーダー論: NHKスペシャル

2012年01月22日 | ブログ
 研修に来ているホテルのテレビで、危機の時代のリーダーを生み出せ!と題してさまざまな分野の若い人や年配者、日本に来て活躍している外国人が、活発に議論されていた。
 かつての官僚、現役官僚の若手たち、若手の起業家社長、年配社長、若手の大学研究者、ベテラン研究者、それぞれがリーダーのあり方を述べていた。大変興味をもって見ることができた。番組終了直前に参加者の発言が良かった。年齢に関わりなく、失敗を恐れず、自分としての生き方をしっかり挑戦することが大切だ!
その中でリーダーとしての力を発揮する人が現れる。
リーダーという意味は、一つではない!思い切って足を踏み出してみよう(^o^)