長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

コミバス等検討委員会からの指針 どんなものに?

2011年02月18日 | ブログ

Dscn1271 第6回検討委員会

 2月18日(金)午後2時からキッピィーモール6階にて最終の第6回三田市コミュニティバス等検討委員会が開催された。

 初めに委員長と市職員2名が山口市へ視察に行った報告がなされた。せっかくこの検討委員会に市民も参加されておりながら、視察に行かれていない。市民の代表が委員会のメンバーとなっておられるのだから、その市民が視察に行かれないで、報告のみを受けていては十分な認識を持てない。

 1月15日、キッピィーモールで開催された市民説明会での発言内容とそれへの検討委員会の考え方が表にされ、説明がなされた。

 当日は36名の市民参加があったが、市民の声を聞くにはあまりにも短い(わずか30分だけ)質問時間であった。そんな中でも、これまで検討委員会として気付かなかった「生の声」が検討委員にも強く印象を与えた。市街地であっても、坂道がありバス停まで行くことができない方が存在していること。高齢者だけでなく、障害者にとって、坂道は大変な危険を伴い、バス利用ができない。このことは私自身本会議でも取り上げ、指摘をしてきたこと。

 このことからもわかるように、行政が直接地域に入り、市民の生の声を聞く姿勢さえあれば容易にわかること。それをする姿勢が全くないことこそ、行政としての大きな問題。

 その後のパブリックコメントでは25件の意見が寄せられた。このうちでいくつかは指針に反映されることになった。

 奇しくも「(三田市は)コミバスを走らせる気はあるのか?できるなら走らせたくないと感じる」「本当に必要としている方のためには、コミバスを走らせることが大切」と一人の委員が発言された。委員のメンバーでさえそれを感じる行政の在り方こそ問題ではないだろうか。

 今回の検討委員会を持って終了し、市長に「指針」が出されることになる。どんな内容になるのか。しかし、市民生活の実情や、声を聞かないで、どうやってコミバスを実現しようとするのか。1年も委員会を続けながら、ただの一度も市民の中へ入っていこうとすらしなかった。これが実態。市民の声が通る市政の実現が必要。


鳩山前首相:「抑止力は方便」

2011年02月15日 | ブログ

あまりにも無責任!国民を愚弄するにもほどがある!

米軍普天間基地「県内移設」の理由を後付け

 鳩山由紀夫前首相は沖縄地元紙(13日付)などのインタビューで、民主党の政権公約の一つだった米軍普天間基地の「県外・国外移設」を断念した理由として、在沖縄米海兵隊の「抑止力」の重要性を挙げたことについて、「方便だった」と語った。

 インターネットニュースでも取上げていたが、今日の「赤旗」でも記事となっていたので、以下「赤旗」の記事を乗せて、民主党に強く抗議する!

 「抑止力」論は後付けの理由で、根拠がなかったことを明らかにしたものです。

 鳩山前首相は、昨年5月上旬に首相として沖縄県を訪問し、普天間基地の「県外・国外移設」という公約を覆して「県内移設」を表明しました。その理由として「学べば学ぶほど沖縄の海兵隊の抑止力の大切さが分かった」などと発言しました。その後、アメリカ政府と同県名護市辺野古への「移設」を明記する合意を結びました。

 地元紙の報道によれば、鳩山前首相はインタビューで「(鹿児島県の)徳之島も駄目で辺野古となった時、理由づけをしなければならなかった。海兵隊自身が(沖縄に)存在することが戦争の抑止になると、直接そういうわけではないと思う。(中略)それを方便と言われれば方便だが。広い意味での抑止力という言葉は使えるなと思った」と語っています。

 鳩山前首相の発言については、枝野幸男官房長官は14日の記者会見で「どういう趣旨、文脈の中で言ったのか承っていない」「(在沖縄海兵隊は)在日米軍の抑止力の中でも極めて重要な役割を果たしていると認識している」と述べました。


雪の「さくら」が満開!?

2011年02月15日 | ブログ

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 バレンタインの日、夜の会議を終えて帰宅途中に城山公園入り口から見た光景があまりにもきれいで、まるで「桜が満開」のようだった。思わず車を降りてシャッターを切った。

 10枚ほど撮ったが、シャッターを開きっぱなしのため、どうしてもブレがでてしまった。何とか撮れたのがこの写真。自宅近くの造り酒屋「岡村酒造」さんの茅葺の家もきれい!

Cimg1095 2008年2月13日自宅前の電柱に鳶が2羽

Sn3j2146 チョコと一緒に届いた孫の写真


無縁社会 若い世代でなぜ!?

2011年02月12日 | ブログ

 久々に早く帰宅すると、NHKテレビで「『無縁社会』の衝撃: 若者と働き盛りの叫び」と題して放映していた。終わりの20~30分ほどしか見ることができなかったが、NHK取材班による放送できなかった部分も含めての本を読んだことを思い出した。

 「何がおかしいのだろう?」「何かがおかしくなってきている」・・・あまりにも急激なこのような社会の変化は、どこからきているのだろうか?

 市会議員の仕事を通して、多くの相談事を受けている中で、自分のおかれた環境や生きていく上での基本を身につけたり、理解していればもう少し違った生き方があったのではと感ずることがある。この人たちも、実は無縁社会と隣り合わせである。

 年金をしっかりもらい、金銭的には心配がなくても、孤独な人もいる。しかし、多くは「人間らしい生活」(食べて働き、寝るだけでなく、自分の教養を高め、余暇を楽しみ他者との関わりで満足を得る、家族との喜びを共有できる時間を持てる等々)とは程遠い、生きるだけで精いっぱいの方々の問題をどのように解決していくのか、社会の問題として解決が急がれる。

 学校だけが「教育」ではないことは言を待たない。しかし、成長過程での学校教育は絶大なものであり、本来の学校教育がここ30年、40年なされてきているだろうか?

 点数で評価される、高等教育を受けることが目的とされ、何のために勉強するのかが忘れ去られ、生きる・働く・他者との協力・いたわり合うことなどの基本的で本来的な意味を「自ら気づく」教育がなされていないのではないか。一方的な「教え込み」「つめこみ」でなく、何のために勉強するのかを気づかせる働き掛けの教育がなされてこなかったのではないだろうか?

 教育委員会は教育行政として「上から」の一方的な押し付けで満足し、競争結果に左右されている。「現場の声」には一向に耳を傾けようとせず、質問する時間も与えず、「質問がなかった」「理解された」と勝手に「認識」して議会に報告している。これでは、本来の教育ができるはずもない!<どこの教育委員会だろうか?>

 こういった人たちが社会を構成し、再生産されてきた結果、「無縁社会」「孤独」の原因が分からず、解決方法が見いだせないでいるのではないだろうか?

 今に限らず、「自分さえよければ」の経済(使い道に困る、だぶついた内部留保が積み上げられる一方で、不安定な身分のまま超低賃金で働かせ<下請け企業へは発注単価を一方的にたたく>新自由主義が益々広がってきている)、人々の声が遠ざけられた政治(自由のない選挙制度、小さな声が届かない小選挙区制度、本質を掘り下げないで帰って真実から遠ざける役割を果たしているマスコミ等々)、大きな社会に押しつぶされ、見て見ぬ振りされ、「一緒に生きていこう」と声掛けされない。

 閉塞感が危険な方向へ向いてきている。民主主義に名を借りた「憂さ晴らし政治」に新鮮味を見いだし、共感が寄せられる。もう一度しっかり本質を観る力を持とう!


紀の川市役所視察 新庁舎建設で

2011年02月10日 | ブログ

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 2月10日、午前9時45分三田市役所を出発し、和歌山県紀の川市役所を訪問した。「新庁舎建設特別委員会」の視察に便乗させていただき、午後1時に目的地に到着した。参加議員は特別委員と併せ8名、市職員は4名だった。

 紀の川市議会の上野 健議長さんは別の公務と重なり、途中に短時間出席され、ごあいさつをいただいた。2005年に5町が合併し現在の市となった。旧打田町役場を本庁、他に4役場を支所とする分庁方式で現在に至り、2013年初めから新庁舎での業務開始を目指して、建設がはじめられている。

 人口68100人の市として、農業(米、多種の果物)が盛んな市である。

 4つのコンセプト(コンパクトで無駄のないシンプルな庁舎など)からなる、地上7階地下1階、延床面積13,500㎡、設計費・建築費合計が44億9000万円。

 基金、起債、一般財源を使っての予算となっている。(三田市の新庁舎予定は、55億円の全額基金の範囲内)また、維持管理費は環境に特に配慮し、年間12600万円が予定されている。

 説明で特に強調されていたのが、無駄を省いてコンパクトにすること、環境配慮を徹底したエコロジー庁舎であった。なるほど、自然の光や、自然の空気を上手く使った冷房方式や、床から噴き出す暖房で効率を上げる方式、雨水の利用などである。

 先進庁舎を8か所も視察されるなど、熱心な研究もされたとのこと。市民への説明と市民からの意見も十分に取り入れる(小学校区単位で地域に入られた)など、三田市でも大いに学ぶべきものがあった。

 1階2階が市民の窓口となっており、そこでのコンセプトが「必要に応じて市職員が動く(職員の指示で市民があちこちの窓口をウロウロするのではなく)である。まさに、私たちが主張していることと同じことが取り入れられている。また、「市民とコミュニケーションをとれる空間」を市民から要望され、「市民協働スペース」が設けられ、夜間には市民の会議室として開放されるという。

 三田市の新庁舎建設では、行政中心に進めるのではなく、市民への説明や市民の声を十分にとりいれられた、使いよい庁舎としていかねばならないと強く感じた。

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