長谷川よしきのブログ

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紀の川市役所視察 新庁舎建設で

2011年02月10日 | ブログ

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 2月10日、午前9時45分三田市役所を出発し、和歌山県紀の川市役所を訪問した。「新庁舎建設特別委員会」の視察に便乗させていただき、午後1時に目的地に到着した。参加議員は特別委員と併せ8名、市職員は4名だった。

 紀の川市議会の上野 健議長さんは別の公務と重なり、途中に短時間出席され、ごあいさつをいただいた。2005年に5町が合併し現在の市となった。旧打田町役場を本庁、他に4役場を支所とする分庁方式で現在に至り、2013年初めから新庁舎での業務開始を目指して、建設がはじめられている。

 人口68100人の市として、農業(米、多種の果物)が盛んな市である。

 4つのコンセプト(コンパクトで無駄のないシンプルな庁舎など)からなる、地上7階地下1階、延床面積13,500㎡、設計費・建築費合計が44億9000万円。

 基金、起債、一般財源を使っての予算となっている。(三田市の新庁舎予定は、55億円の全額基金の範囲内)また、維持管理費は環境に特に配慮し、年間12600万円が予定されている。

 説明で特に強調されていたのが、無駄を省いてコンパクトにすること、環境配慮を徹底したエコロジー庁舎であった。なるほど、自然の光や、自然の空気を上手く使った冷房方式や、床から噴き出す暖房で効率を上げる方式、雨水の利用などである。

 先進庁舎を8か所も視察されるなど、熱心な研究もされたとのこと。市民への説明と市民からの意見も十分に取り入れる(小学校区単位で地域に入られた)など、三田市でも大いに学ぶべきものがあった。

 1階2階が市民の窓口となっており、そこでのコンセプトが「必要に応じて市職員が動く(職員の指示で市民があちこちの窓口をウロウロするのではなく)である。まさに、私たちが主張していることと同じことが取り入れられている。また、「市民とコミュニケーションをとれる空間」を市民から要望され、「市民協働スペース」が設けられ、夜間には市民の会議室として開放されるという。

 三田市の新庁舎建設では、行政中心に進めるのではなく、市民への説明や市民の声を十分にとりいれられた、使いよい庁舎としていかねばならないと強く感じた。

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