長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
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少々寂しい成人式

2011年01月11日 | ブログ

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  1月10日(祝)三田市総合文化センター(郷の音ホール)にて成人式が催された。今年の成人は1,755名。全国的には人口で占める20歳の割合が1割を切ったとのこと。少子化を数字で示されたものとして、ショックである。

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 市長、市議会議長の挨拶の後、来賓が紹介され、続いて公募の中から今年成人のお二人が代表で成人になっての抱負を述べられた。

 水王 紫さんは、「自身の責任と志」について、また、福原 裕介さんは「人は決して一人では生きていけない」と、共感し力を合わせて生きていくことの大切さを主張されていた。

 社会人としての責任や義務は基本として大切なこと。その上で、社会は「人と人とのつながり」、「人が社会を作っている」ことをしっかり押さえ、「排除」の論理ではなく「連帯」「協調」していく中で築いていくことが大切ではないだろうか。

 市長の挨拶の中で、自身の生い立ちについて述べられていたが、そうした中、「人の痛み」を分かり、共感することの大切さも訴えておられた。その言葉を是非とも市政にも生かしていただきたい。いくらかは、その言葉の実践を感じることもあるが、本当にその有言実行への努力が大切と考える。

 昨年、NHKが放送した「無縁社会」の実態は社会に衝撃を与えた。1年で32,000人を超す「無縁死」。その上、年間の自殺者もここ数年連続して3万人を超している。かつて、年間1万人を超していた交通事故死を「交通戦争」と呼んで対策が取られてきたが、それを3倍も上回る「人間の尊厳が保たれない死」にどのような対策がとられているのだろうか?

 年収が200万円を下回る低所得者が1,100万人。若者の半数近くが非正規労働者、ハローワークで働く人の半数以上が非正規労働者、三田市役所の3人に一人が非正規労働者、新卒者の就職内定率が大きく下がってきているが、内定している人も全てが『正規労働』ということではない。また、格差が広がり、一部富める人のかたまりと、多くの貧困層。点数で徹底的に評価し、おまけに狭い日本の中で、全国の中で「どこそこの自治体は全国平均を上回っている」と自慢している教育行政。教育のイロハを全くわかっていない人が教育の重要な位置に居座っている。このような政治を進めている限り、今のような社会の改善はあり得ないだろう。

 多くの方々は既に気づいておられるだろう、今の政治の在り方、経済・雇用の在り方、教育の在り方等々、どんな日本にしていくことが望ましいのか。しっかりとした展望の持てる社会を真剣に考え、努力していきたいと思う。


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