長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
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人間の尊厳が守られる社会へ

2017年03月29日 | ブログ


「低すぎる生活保護費hが違憲だ」として、1957年に裁判を起こした朝日茂さん。私は高校の倫理社会の授業で初めてこのことを知りました。
憲法25条が保障する「生存権」をどのように活かしていくのかが問われた裁判です。

朝日さんが亡くなり、婿養子が裁判を引き継ぎましたが、憲法で保障された権利は、そのままでは権利として保障されないどころか、常に権利を活かす努力をしなければ、権力者によって奪い取られるのが常。

「ヒューマニズムとは、言葉の上では美しく耳ざわりもよい。しかし、裏のヒューマニズムは非人間的な圧迫に対して闘うことではないだろうか。・・・いかなる弾圧にも屈せず、不屈の闘いを続けるものこそ、真のヒューマニストであると、私は思うのだ」とは、朝日茂さんが残した言葉。今に生きる言葉です。

昨日、大阪高裁で関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定(2016年3月)を不服とする関西電力の抗告を認め、地裁の決定を取り消しました。福島原発事故により、いまだに放射能が出続けている現実。廃炉や対策に巨額のお金がかかり、いつになったら人々は故郷に帰ることができるのか?何も解決していない中、人間の尊厳が奪われ続ける大阪高裁の判決には、人間の血が流れていない。

先の三田市議会で、森市長は「原発については段階的に減らし将来的には原発を必要としない社会を築いていくべき」と本会議で意思表示をされた。原発なくしてもこの間生活、経済は維持できており、廃炉に向けて直ちに準備をしていくことが重要だと私は考えます。その意味で、市長の「段階的」の言葉には同意できませんが、原発事故を起こした福島市を直接自分の目で確かめ、その思いに立ったとおっしゃったことは十分な重みのある発言だと受け止めます。

ところが、現在の兵庫県、井戸知事は原発再稼働容認の立場をとっておられ、福島原発から学んでおられない。行政の「長」として、責任ある態度が求められており、この7月に行われる兵庫県知事選挙では、「原発再稼働を許さない」、県民の安全を第一に掲げる津川ともひさ予定候補こそ最適な人です。

唯一の被爆国でありながら、原爆をなくすための協議そのものにすら反対の態度をとる安倍政権。平気でうそをつく政権、人間の尊厳を否定する政権に未来はありません。

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