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「7時20分起床。15分で食事を済ませ、8時から夕方6時までの間、食事とトイレのほかは、壁に向かって座り続けることを強要された。裁判所が接見禁止命令を出していたので、支援者や家族と会うことはおろか、手紙のやり取りも禁止されていた。誰とも話をしない日が続きました。
『お前の一族に前科物はおらん。ご先祖に顔向けができんじゃろが』警察での取り調べは、事件に関係ない親戚の素性まで調べ、警察は実家の墓まで言っていました。丸裸にされているようで、自分は気味が悪くなりました。
『認めろ、しゃべれ』というんです。でも、何をしゃべれというのかわからない。違法なことはしていないし、なぜ逮捕されたのかも説明されていないのに、『自白調書』の雛形を用意して『署名・捺印しろ』と求めてきましたが、断りました。」登壇されたご本人、禰屋町子(ねや まちこ)さんは時折詰まりながらつらい体験をご報告されていました。
5月28日(木)18時30分から神戸市勤労会館7階大ホールには300名を越す人たちが参加し、「倉敷民商事件・無罪を勝ちとる兵庫の会」結成総会が開催され、参加しました。
倉敷民商の専従として30年間働いてこられ、異業種の人の集まりとして「憲法の国民主権の原理に基づいて納税者は主権者の立場で自主的な申告納税をすすめ、民商の会員さんたちが納税の向上が図れるよう、励ましあってきた。脱税をしたI建設は逮捕もお咎めも受けず、なぜ私が逮捕されなければならないのか?私は何も悪いことをしていません」と話されていました。
今回の事件は「税理士法違反」として犯罪にさせようとしており、今回の事件が有罪となれば、全国の民商活動をその機能が果たせなくなってしまう。倉敷民商で「税理士法違反」として有罪にさせ、全国へ波及させようとしているのではないか。
今回の事件の弁護団長として、則武弁護士からこの間の経過、事件の特徴が報告されました。
事件の特徴として、①法人税法違反(幇助)は「冤罪」事件としての側面、②税理士法違反事件として、弾圧事件の側面があり、このことが今回の事件の本質であると指摘されました。
また、事件の内容についても詳しく報告がありましたが、歴史的な観点からの捉え、安倍内閣が「戦争法案」成立・戦争する国づくりと一体になった『冤罪』事件であり、これを許さない大きな運動を呼びかけました。
国政レベルの政治的な流れ・狙いを押さえ、それにストップをかけさせることの大切さを改めて認識しました。