正に金色に輝く大豆が収穫を待つ燃えるような風景。その向こうに見える高平小学校で、今日運動会が行われ、子どもたちの元気で楽しげな笑顔がとても爽やかだった。
こんなにも素晴らしい子どもたちの笑顔。曲に合わせてのダンスでは、心から子どもたちが緊張の中にも自ら楽しんでいる様子がわかる。
昼食をはさんで 地域での新しい試みを見学した。
兵庫県が「仲人役」を務め、企業と地域の連携をつなぐ新しい試みが始まっている。県下で4番目の事業が、三田市十倉の集落営農組合とコメの販売事業者である株式会社が連携して地域の農業を支える取り組みが始まった。
午前中に式典がなされたが、私は小学校の運動会に伺い、昼食後に十倉の公会堂へ足を運んだ。
若い社員の皆さんが、地元の方から説明を受けながら苗の扱い方、トラックターの運転、トラックターでの田植えができない部分への手作業による田植えなど、楽しげながら真剣に挑戦されていた。
企業としての社会貢献や社員の体験だけでなく実作業を通して、単に「お米を売る」だけでなく、どのようにしてお米ができるのか、農家の方々の苦労を体で覚え、仕事にも生かしていこうと、十倉の皆さんの指導を受けながら田植えが進められた。
県職員の説明では、兵庫県では4番目、阪神地区では初めての取り組みとのこと。自分たちで農作業をし、コメの収穫だけでなく、この地域でとれる農産物を商売でなく、社内で販売することも考え、地域の味を楽しもうとされている。 農水路の清掃や農作業も社員の皆さんがすることで、企業が地域に貢献する。
せっかくの取り組みであるが、安倍政権がTPP交渉参加でこの地域連携をぶち壊してしまうのではないか?と尋ねたところ、「そうであっても、社員が連携している地域のお米屋農産物を大切にして購入し続けるでしょう」と説明されたが、少々苦しいでしょう。