長谷川よしきのブログ

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三田市戦没者追悼式

2013年05月22日 | ブログ

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 5月21日午後2時から里の音ホールにて三田市戦没者追悼式が執り行われ、参列した。遺族の方々の高齢化とともに、今年の出席者はやはり昨年より少なくなっている感じがした。

 今年の追悼式は、格別の思いで参加した。安倍内閣となり、憲法96条改定とその狙いとなっている憲法9条の大改悪で、自衛隊を国防軍に格上げ、軍法会議を設置して戦時体制へと準備を進めようとしている。これが実現されれば徴兵制が敷かれることとなり、若者が再び戦場へと送られることになる。

 憲法解釈を変え、集団的自衛権を行使できるようにするとなれば、世界で戦争をしているアメリカの戦争へ自動的に日本が参戦させられ、戦争に巻き込まれることになる。

 私の叔父は20歳で特攻隊を志願し、ゼロ戦に乗りかえらぬ人となった。そんな息子・三郎を母親が言った「三郎は親孝行な息子だ」と。私は岐阜の田舎に住んでいた私が幼かった頃、三郎の母親(同居していた私にとって母親代わりの祖母であった)にその理由を尋ねた。

 祖母は、「三郎は、天皇陛下のために死んでいき、そのために軍人恩給がもらえるようになった。その軍人恩給のおかげで自分の生活が支えられている。」と私に説明してくれた。しかし、子どもなりに「それはおかしい」と感じていたが、私自身親となり、さらにお爺ちゃんとなって、国家統制と教育の恐ろしさを感じただけでなく、何よりも、「母親にとって自分のおなかを痛めた子どもが自分より先に死んでいくことは、これ以上の悲しみはない。男であって産みの苦しみはわからなくても、父親としての自分より子どもが、しかも戦争で他人を殺し、また殺されることは断じて許されない!」。

 そんなことを思いつつ追悼式に参加していた。最後に女性コーラスの歌に我慢ができず、ついに大粒の涙に襲われてしまった。

 「どうぞ、安らかにお眠りください。過ちは決して繰り返しませぬから」


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1 コメント

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この国を「いつか来た道」にしてはいけない。憲法... (三田/にしかわ)
2013-05-22 13:55:15
この国を「いつか来た道」にしてはいけない。憲法改悪で自衛隊を国防軍に衣替えして
先制攻撃をすることで日本の安全が高められるでしょか。
今必要なことは外交努力で、これに勝る防衛なし。
叔父の三郎さんが母親と平和に暮らしていた方がもっと親孝行ができたのでは。
子供の時に見た映画「ビルマの竪琴」の様になってはいけないと思う。
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