公益

2011-06-17 12:48:28 | Weblog
ネットの動画を思い出す。
著作権上問題のあるものが少なくなかったはず。
そしてどこからが違法行為なのかは視聴者には判らない。
著作権法とその告示の見直しをするべきだという趣旨の発言をしたところで
既得権を温存する形にしかまとまらないだろう。
なんせ現状、宣伝として役に立つなら可なんてルールまである始末。

直線を引き、食を右に、金を左に置く。
右にあって右を向いている人が農家のままで良いという農家。
右にあって左を向いているのが都会に行きたがる農村出身者。
左にあって左を向いている人からすると、右にあって左を向いている人が
農家の代表例となるのだろう。
レッドネックと言うのは左に居る人だろうか、左に行く人だろうか。

人が死ぬのにかかる時間はどのくらいか。
窒息なら10分、失血なら数十分、凍死なら数時間、脱水症状なら1日、
餓死なら10日から数週間、病死ならものにもよるが数ヶ月か。
地図を見るに国家の大きさというものは中央から陸で500kmというのが多い。
陸運の速度が徒歩と同程度だったとするとこれは中央が地方の
飢饉や疫病に一応は対応することが可能な距離のはず。
これ以上となると援助を送っても間に合わないつまり助け合う意味がない
距離になってくる。 どの程度助け合いがあったかどうかはさておき。

公益ってなんなんだ、と考えてみる。
以前救急車が判りやすいと書いたが、救急車だけが公益なわけではない。
この例で言うなら親を大事にしろと教える事は公益認識につながるわけだ。
それをするべきなのは小さい子供に対してだろうけれども。

お店がそれだとしてみよう。
お店が有ると物が買える。 お店が無いと物が買えない。
お店が有っても客が居ないといった状況は公益が無いことになる。
高級品店と薄利多売の店、売り上げが同じなら後者の方が公益が多い
ということになるがここではその差には踏み込まない。
労働者と資本家の対立を固定的に見ることが正しいとする勢力もあるが
私はそれと距離を置く。
忙しいだけの人ではなく多くの働きをする人が金持ちになる。
それはそれで一先ず置いておく。

お店がある。
これが客となる人たちの共益であり、隣人同士で共益を認め合うのが公益。
お店を公益だとする。 この場合公益に反する行動とはどのようなものか。
万引きや強盗。 お店の存続を脅かす。
営業妨害や交通渋滞。 他の利用客の妨げになる。
地主や各種圧力団体による出店妨害。 お店が出来ない。

消費者活動を通して個々人が共益を受け取る機会は人口密度に比例する事になる。
人が多い方が近くに欲しい物が売られているという状況が出現しやすい。
それと同時に他人の共益に接する機会も増え、さらには自分の共益が
他人に妨害される例を見る機会も増える。
自他の共益に公益を見るか、あるいは自分の被害だけを見るか。

売り上げが同じならどの店も等価ということになる。 経済的には。
では麻薬を売る店は公益か。
これは微妙な問題ではあるが、店が存在すること自体は公益だ。
ではその店を利用する客の行動は公益に反するか。
高い確率でそうなるだろう。
もちろん、その店で麻薬を買う客すべてがそれを使わずに眺めているだけ
ならば公益には反さない。
利用客の非行をどの程度お店や業界の非とするか。
これはどの程度迷惑の発生が必然かにもよるが、
最終的には行政府や裁判所などの判断に任せる他無し。
店への対応が誤りだするならそれは、その判断は公益に反する、となるわけだ。
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テレビ業界に対する外国勢力の介入

2011-06-17 12:47:52 | Weblog
団塊世代は何を願ったのか。
群れる状態、権力、若くあり続ける事。
これらがそうだったのだと仮定してみる。
群れる仲間が多いという事は支えなければならない相手が多いという事。
権力とは義務の多さでありそれを果たさなければ非難されるという事。
若くあり続けるとはいつまでも働けるという事。
うん。
これらの願いは叶っているようだ。
ではこれならどうか。
部下がたくさん欲しかった。
それが願いだったのなら氷河期世代がその答えだろう。
たくさんの部下という願いは叶えられていた。 機会はあった。

現在の日韓関係の問題点として、政府や報道の関係者の振る舞いを挙げる。
もっぱら日本の側のそれ。
周知の通り現政権与党メンバーの多くは自分たちが戦後リベラルであることを
精神的拠り所としていて、結果国民を見ない。
では報道者たちはどうかというとほぼ同じ状態で、さらに悪い。
彼らは歴史認識をリベラル文脈に適合させるために歴史事実を捏造してきた
という病歴を持つ人たちで、平たく言うとサヨクなわけだ。
まだ治っていない。

日中関係はどうか。
中国は言わずと知れた情報統制国である。
近隣の大国である中国の情報が取れないとなると日本人は何かと国際的な動きが
取れなくなるわけだがそれをするためには中国政府の言いなりに、ある程度は
ならざるを得ないという状況にある。
この点については日本の政治家や報道関係者をだけを責めるのは筋違いだろう、
では彼らのそうした行動の、程度はどうか。
論外だ。
少し前とある新聞紙が中国に関して批判的なことをまったく書かないことが
一部で有名になった。
イデオロギーのための捏造。
利権構造のための沈黙。

他国のテレビに対する政府機関の介入は悪質な行為か。
その国の国民から見ればそうだろう。
では当事者たちはどう見るか。
友好関係。 国際親善。 機関もその迎合者もそう言うだろう。
間違ってはいない。
人間が低質すぎるというだけのことである。
これは国際法上悪質行為であるとなっているか。
おそらく違うのだろう。
みんなやっているだろうし工作員にしてみればそれこそがまさに国際親善だ。
ではそれは国際親善か。
否だろう。
事実を報じないことが結局両国国民の不信を招く。

その手の工作とはどのようなものだろうか。
一緒にお食事をする、スポンサーを通して意向を伝える、そそのかす、
そういったものが大半だろう。
そそのかされる方が悪いと言うだろうし、そう言われたらその通りだとしか
言いようがない。
関係者のそそのかしや癒着関係を是とするあちらの体質に問題があるとしても
それはあちらの国民の問題であって日本の問題ではない。
その国の公益を守ろうとする人以外つまりは外国人が居れば大なり小なり
そうした問題は発生するだろうし、発生源はそれを国際親善と言うだろう
これも変わらない。

テレビ業界人全員が悪い側だとは思っていない。
この人ならテレビを通しても「良くする」だろう、と見ている人も居る。
でもそこは悪くなる条件がまだはっきりとしていない場所でもある。
業界の上から下まで駄人の溜まり場。
この人は良い、と書いた翌日その人が悪い方に流されていることも十分
考えられるよって、全部悪いとして視るのが一番安全だとしている。
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東大に見る科挙の害

2011-06-17 12:47:29 | Weblog
実家に行くと母が相変わらず金金とうるさい。
そうさせているのは上なのだからそのことを以って上を嫌うのは
当然であるとしている。
私にはどうにもならない。

大きく投資し成功したら大きく回収する。
投資したと意識する者はこれを権利だと主張する。
科挙の害である。
教育は仕事のために有る。
趣味のために行われたそれを教育とは言わない。
親は社会人にするために子を教育し、子は社会人になるために必要だ
と聞かされて自分を教育される場に置く。

なんのための社会人か。
個々人が持っている意識がここで分かれるわけだ。
自分や身内を支えるため、あるいは遊ぶ金が欲しいからというのが一般的。
自己実現という見方もあるらしいがこれは社会人としての活動の結果を
求めているのではなく、社会人としての活動そのものを目的とするものだろう。
スポーツ選手がスポーツをする目的はスポーツ。
目的は地位である、といった具合の人も居るだろう。
これが社会のための社会人だ、となると究極的には無収入で良いとなる。
今日の飯があるならそれでいいと。
宗教奉仕と出家を組み合わせるとこうなるか。
私は出家したつもりは無かったのだが。

ある人が、社会人とは収入であり、それがすべてであると考えたとする。
そうした考え方は珍しくは無いだろうそしてその観点に立つと、教育はすべて
将来の利益のためにある、といった結論に至る。
教育するからには利益が見込めなければならず、教育したからには
最大限の利益を回収するよう努めなければならない、そういう生き方。
権力獲得の費用対効果を最大にする努力とはどういったものか。
一般に言う汚職である。
科挙の害。

東大という空間がある。
これが日本の官僚養成機関だ。
官僚養成機関でしかない、とも書ける。
日本ではここが、青天井の場所となっている。
そうするとどうなるか。
遊んでて長時間机に噛り付いたりせずに大学に入る人間が居ることになる。
大学に入るための勉強なんて馬鹿のすることだ、と言うだろう。
費用対効果の否定だ。
官僚養成機関である東大に科挙の害の素である費用対効果の否定が
組み込まれている。
いや通っていたわけではないので実際の所どうなっているかは知らないが。

欧米各国の頂点となっている大学はどうなっているか。
フランスやロシアのそれは官僚養成機関としての面が強いという点で
日本型なのではと思われる。
アメリカやイギリスではそれは官僚養成機関であるといった意識は
日本に比べ希薄なはず。
アメリカの大学社会は富豪養成型、イギリスのそれは貴族養成型といった
方向性があるのではと見る。
アメリカの場合は金が欲しけりゃ起業しろだろうしイギリスは地位こそが
報酬だといった意識が強いとすると、それぞれ科挙の害はほぼ無いのでは
と推測。
まあ官僚機構に実権が無いから発生し得ないだけかもしれない。

韓国はどうか。
社会が苦学礼賛、利益回収肯定で出来ている。
ソウル大とアメリカ留学組との文化差がどうなっているのかが気になる所。
中国はどうか。
トップ大学が官僚養成機関としての面が強く青天井であるという点で
日本の東大に近いのではないかと思われるが、利益回収の肯定意識が大きい
という点では韓国と同様なのだろう。

科挙の害は
1. 試験勝者への権力集中
2. 試験制度成功者の特権階級化意識発生
3. 政治システムによる利益回収行動を当然視する文化

この三つが揃うことで出現すると見るべきか。
とすると権力、知的エリート性向、そして職業からの教育投資回収意識、
これらが揃う場合は政治家官僚に限らず科挙の害が発生するわけだ。
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古代の政治

2011-06-17 12:47:17 | Weblog
古代の政治ってどんなだったのかを考えてみる。
勝手に組み立てるだけなので歴史常識と違っていてもご愛嬌。

大陸に1000km四方の国があったとする。
首都がその真ん中にあると。
そうすると直線距離で東西南北の辺まで500km、隅まで700km。
馬が時速20kmで走るとすると隅まで35時間の距離、
人が日速25kmで歩くとすると28日、片道約一ヶ月かかる。
実際には山あり谷ありで中央から離れるほど道が曲がりくねっているはず、
隅まで1000kmと見積もると馬でリレーして50時間、歩くと40日かかる。
隅の村から中央まで緊急の連絡をしようとしても馬による伝書制度が
十分に整備されていた場合でも返事が来るまで一週間、そうでない場合は
二週間から一ヶ月はかかることになる。
中央から救援物資を送る、あるいは兵や労働者を派遣するとなると
基本的には徒歩と荷駄になるはずなので連絡が中央に届いてから現地に
到着するのは二ヵ月後となる。
水害や疫病などの時に最速で対応が取られたとしても実際に活動が
行われるのは現地が全滅した後、というのが一般的だろうと。
よってその手の対応は地方都市に任せる形、中央は実際には何もしない
という統治形態が当たり前だということになる。

1000km四方の国土に100km毎、碁盤目状に小都市があるとする。
この場合は小都市からその該当地域の隅まで道のりで70~100kmとなる。
馬なら4~5時間、徒歩なら3~4日。
これなら情報だけなら当日から翌日、対応が一週間で可能となる。
実際には辺境に行くほど都市が少なくなるだろうから地方では最大
300kmくらいと見積もるべきかもしれないが、とりあえずはこんなもんで。
この場合は中央は百の都市を束ねて都市間の戦争を抑止する事が
その役割であるとなるのだろう。
ここでも中央から遠い都市までは情報が一週間で輸送が一月半くらい
掛かる事は変わらず。

地方間戦争の抑止と鎮圧。
中央の政治はこれを中心に組み立てられる、はず。
地方同士が戦争をする理由は何か。
利水問題、商業利権、盗賊団の発生、あるいは地方名士縁者の殺人などか。
関税の配分なんてのもあるかもしれない。

地方から見た中央の政治とはどのようなものなのだろうか。
中央というのは東西南北全方向に辺境を持つわけで、それら一律に
理不尽な事をすると四方八方で同時に紛争が起きて手が付けられなくなる。
地方からしてみれば近所にある強い都市に支配され搾取されるよりも
遠方の中央が辺境に一律基準を適用するほうがマシなわけだ。
どの道だれが支配者でも税金は持っていかれる。

利水問題。
これは河川を整備してルールを決めて守らせれば、一応は戦争理由には
ならない類の問題、のはず。
ルール決めは中央の仕事だろう、ここで失敗すると後々内乱の芽となる。
整備はどうか。
コストによるだろうが、土木工事の人員は地方から出すことになるだろう。
中央は技術者を出し作業は地方に命令してやらせる、
そういった形になるかと。
作業量に応じて地方都市が中央に納める税金の控除などがある
かもしれないが、そこら辺は交渉次第か。
これはこれで官吏の腐敗要素。

商業利権の調整。
これはルール決めだけになるか。
実際には徴税官云々、査察が云々といった話になってくるのかも。

盗賊団。
飢饉などが原因となるものだろうが小規模なものは地方任せ、
大規模になると反乱の類として中央から軍隊が送られる事になるのだろう。

名士縁者同士の殺人事件。
基本的には勢力の強い方がやったもん勝ちの世界。
代官が適当に処理して頻発するようなら取り潰し、とかになるのか。

なるほど。
中緯度に位置し良港が多く国土が細長い事であちこちの地域で海が近く、
地方が山で分けられていて多雨な日本は恵まれていたわけか。
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