『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎』を観た]

2018-03-31 09:09:47 | 新・物語の感想

「空海 -KU-KAI- 美しき王妃の謎」予告

☆・・・ネットなどでは、この日本版のタイトルが、あまりにも内容とかけ離れていると話題になっていたが、私は、それを聞いていたからか、そんなに違和感を感じなかった。
 監督は、巨匠のチェン・カイコ―で、私は25年前に観た『さらば、わが愛/覇王別姫』を思い出すが、その頃の私は、映画を見ることに気負い、その作品をあまりほめていなかったと思う。
 私がなかなか凄いのは、そういった文章をいまだに保存してあることだが、それはまたの機会に^^;
 だが、最近は、映画に対して柔軟に見ているので、あんまし批判することはなく、B級C級さえも楽しく観ている。
 この大作『空海』も楽しく観ようとした。
 空海のイメージからの堅苦しさはなく、若い頃、唐を訪れた時に巻き込まれた事件を巡る冒険譚のようだった。
 観たら驚いた。
 内容が完全に、絢爛豪華なB級作品だった^^;
 どうにか、恋の悲劇を格調高く描こうとする作り手の意図はわかるが、伝奇的な面のいかがわしさが勝っていた。
 撮り方も悪い。
 キーとなる黒猫の暗躍があるのだが、その黒猫がいた形跡が分かり、空海などが視線を軒などに向けるのだが、その後のショットが、幻想の中で、ぼやけた室内を黒猫が徘徊しているものなのだが、その「視点の方向」が明後日の方向を向いているおかしさなんてのがあり、一気にシラケさせられる。
 染谷将太クンの演じる空海はなかなか奇妙で良かった。
 しかし、さすが中国、B級的な内容ではあるが、玄宗皇帝、楊貴妃、白楽天、李白、阿倍仲麻呂…、などと言う名だたる名前だけで、なんか、私などは感心させられるのだ^^;

                             (2018/03/31)


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