『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

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[映画『R100』を観た(寸評、なれど予期せぬギリギリの傑作)]

2013-10-07 02:12:47 | 物語の感想

☆・・・ごめんね、忙しくて、長く書けない。

 でも、私、今まで、映画館であんなに大声で笑ったことはない・・・^^;

     

 ただ、先ず文句を言いたいのだが、この作品で描かれるSMは、少なくとも、私の考えるSMとは全く違う。

 私は、多感な青年期を、「ART SM」や「シネマジック」のAVを見まくった男で、

 女子高生とつきあっても、誰とつきあっても、躊躇なく相手を縛るので有名な男なのだが、

 この作品の、その序盤で描かれる「殴る蹴る」の暴力をSMと考える流れには納得できない。

 でも、海外のSMポルノなどを見ていると、この作品で描かれるような雰囲気があるんだよなぁ。

 また、話は、多くの「女王様」に、主人公が容赦なく暴行されるのが序盤なのだが、その初っ端を飾るのは、モデルの冨永愛。

 ここで、ちょっとスムーズな展開が阻害される。

 何故か?

 冨永愛は、モデルとしては文句ないのだろうが、役者としては、…物語上のベーシックとなる「女王様」像としては、ちょいとアヴァンギャルド過ぎるのである。

 序盤の流れが、そのミスターレディにも見える冨永の容姿のせいで、なんか本来の方向性とは違う印象を与えて来るのだ。

 佐藤江梨子も途中の女王さまで出てきていたので、そちらを最初に出すべきだった。

 まあ、トイレの大便器からはみ出たトイレットペーパーの見せ方などは上手かったが。

 また、佐藤江梨子女王様の「寿司潰し」シーンだが、他人の反応がなかなか良かった。

 しかし、『しんぼる』と言い、松本人志は寿司をネタにするのが好きだなぁ^^

 ああ、そうそう、なんだかんだと、私は松本監督作品を全て見てきたが、多少なりとも評価できるのは『大日本人』だけだ。

 そして、今作も、『大日本人』的な不可思議な味わいがあった。

 それだけで、『地獄でなぜ悪い』よりも数段面白かったのだが、

 更に数か所で、凄まじく笑わせられたので(大失笑だが^^)、傑作認定したい。

 それは、「丸飲みの女王様」の超絶シュールさであり、

 ブリーフ姿で、天井から吊るされる幼い姿の主人公の息子を見たときだ。

 また、主人公を放置プレイしつつ、その周りを走り回っていた女王様の不条理性も芸術点だ。

 Mの恍惚の顔も、オナニー三昧のオタクの顔みたいで良かった。

 それから、これまた、物語が進むにつれて、ショッカー的な組織となり、意味不明のバンデージクラブだが、

 これ、私が書いている『まどか☆マギカ』のエロ小説に出てくる国際援助交際組織と似ていて、なんか親近感が湧きました^^:

                                          (2013/09/06)


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-12-22 20:26:37
サイトやブログでも、全然おもしろくない、最悪、映画にするほどの物じゃない、監督の才能ないと冷ややかな感想ばかりで観客動員もかなり少ないらしいですね
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Unknownさんへ♪ (ミッドナイト・蘭)
2013-12-24 11:28:45
分かっています。
だからこそ、「そんなに悪くないし、突出したところさえある」として、上記のような感想を書きました^^
返信する

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