☆先の大戦で敗れたナチスドイツの残党が、月の裏側に逃れ、そこで秘密基地を建設、現代までに着々と規模を広げ、地球侵略を開始す!
その設定を聞いただけで胸がワクワクして見に行きましたよ^^
残業が8時までだったけど、レイトショーに駆けつけました。
おっと、それから、今夜はアルコールを摂取していないぞ、俺! 偉い!^^;
さて、肝心の作品だが、おそらく、ほとんどの人が誉めそうだけど、私はいまいちノレなかった。
『バトルシップ』のような、小嘘はつかない、豪快な仕掛けの作品だと期待していたのだが、いまいち、『マーズ・アタック』的にせせこましかった。
途中、ナチ思想に65年間どっぷり浸っていた月面基地のドイツ人たちが、現代のニューヨークに先遣隊として訪れ、そのカルチャーギャップで笑わせるような展開になったと思いきや、
その展開もすぐに忘れられ、なかなか良く出来ているCGの宇宙戦争が描かれつつも、対スペース・ナチス戦において集った世界各国の宇宙船の仲違いとなり、風刺的な味わいを醸しつつ『博士の異常な愛情』のような結末を迎えた。
ナチスが現代に生き続けているといった時代錯誤的な面白さも、せせこましい割りには、丁寧に描かれておらず、
スペース・ナチスのメカニック描写がゴシック調で気に入りはしたが(特に、「神々の黄昏」号の巨大歯車グルングルン^^)、
作品全体での調和が全く感じられなかった。
もしかして、共同製作国であるフィンランド・ドイツ・オーストラリアの感性に私が合ってないだけなのかも知れない。
タランティーノな味わいもありましたな^^
ただ一つだけ、どうしても気になってしょうがなかったのが、敗戦から逃れたナチスが、何故にあのような巨大な基地を月面に作れたのかと言う問題だ。
野暮なことを言うな! と言ってくる人もいると思うが、その問題についての答えを作中で語ってくれなくては、月を舞台にした意味がない。
あの大物量の資材や、それを造る加工システムはどうやって運んだのか?
私は、気になって気になって、と言うのも、
私は、SF小説のアイディアとして、
地球が爆発滅亡し、宇宙に放逐された、朽ち果て 中に泥土のたまったタンクが、何らかの形で内部の気圧が保たれ続け、太陽に照らされ、その中に生命が宿り、その微小な生命がタンクの中を「世界」にして進化していき、知的生命体へと発展、その中で紡がれる歴史を描いていく、と言う構想を持っていたので、
宇宙の真空の中で保たれる文明の物語として、この作品を、ちょいと気にしていたのだ。
でも、それは満たされなかったな。
字幕訳を町山智浩が担当したそうだが、女性アメリカ大統領のあけすけな言動や、その広報官がキレたときなどが、絶妙に面白かったかな?
ヒロインの女の人が、序盤、真空に吹き飛ばされそうになり、ナチス女性高官のタイトなスーツを引っぺがされ、下着があらわになり、太もものガーターベルトがあらわになるシーンには萌えた。
でも、最終的に、アメリカナイズされたナチス軍服の着こなし(おろした髪型を含め)が一番魅力的だった。
この作品、ハリウッドが作ればもっと面白くなると思うのだが、俺ってば、アメリカに毒されているのかな・・・?
(2012/09/28)
その設定を聞いただけで胸がワクワクして見に行きましたよ^^
残業が8時までだったけど、レイトショーに駆けつけました。
おっと、それから、今夜はアルコールを摂取していないぞ、俺! 偉い!^^;
さて、肝心の作品だが、おそらく、ほとんどの人が誉めそうだけど、私はいまいちノレなかった。
『バトルシップ』のような、小嘘はつかない、豪快な仕掛けの作品だと期待していたのだが、いまいち、『マーズ・アタック』的にせせこましかった。
途中、ナチ思想に65年間どっぷり浸っていた月面基地のドイツ人たちが、現代のニューヨークに先遣隊として訪れ、そのカルチャーギャップで笑わせるような展開になったと思いきや、
その展開もすぐに忘れられ、なかなか良く出来ているCGの宇宙戦争が描かれつつも、対スペース・ナチス戦において集った世界各国の宇宙船の仲違いとなり、風刺的な味わいを醸しつつ『博士の異常な愛情』のような結末を迎えた。
ナチスが現代に生き続けているといった時代錯誤的な面白さも、せせこましい割りには、丁寧に描かれておらず、
スペース・ナチスのメカニック描写がゴシック調で気に入りはしたが(特に、「神々の黄昏」号の巨大歯車グルングルン^^)、
作品全体での調和が全く感じられなかった。
もしかして、共同製作国であるフィンランド・ドイツ・オーストラリアの感性に私が合ってないだけなのかも知れない。
タランティーノな味わいもありましたな^^
ただ一つだけ、どうしても気になってしょうがなかったのが、敗戦から逃れたナチスが、何故にあのような巨大な基地を月面に作れたのかと言う問題だ。
野暮なことを言うな! と言ってくる人もいると思うが、その問題についての答えを作中で語ってくれなくては、月を舞台にした意味がない。
あの大物量の資材や、それを造る加工システムはどうやって運んだのか?
私は、気になって気になって、と言うのも、
私は、SF小説のアイディアとして、
地球が爆発滅亡し、宇宙に放逐された、朽ち果て 中に泥土のたまったタンクが、何らかの形で内部の気圧が保たれ続け、太陽に照らされ、その中に生命が宿り、その微小な生命がタンクの中を「世界」にして進化していき、知的生命体へと発展、その中で紡がれる歴史を描いていく、と言う構想を持っていたので、
宇宙の真空の中で保たれる文明の物語として、この作品を、ちょいと気にしていたのだ。
でも、それは満たされなかったな。
字幕訳を町山智浩が担当したそうだが、女性アメリカ大統領のあけすけな言動や、その広報官がキレたときなどが、絶妙に面白かったかな?
ヒロインの女の人が、序盤、真空に吹き飛ばされそうになり、ナチス女性高官のタイトなスーツを引っぺがされ、下着があらわになり、太もものガーターベルトがあらわになるシーンには萌えた。
でも、最終的に、アメリカナイズされたナチス軍服の着こなし(おろした髪型を含め)が一番魅力的だった。
この作品、ハリウッドが作ればもっと面白くなると思うのだが、俺ってば、アメリカに毒されているのかな・・・?
(2012/09/28)
この映画は、含み笑いを残しつつ「今、そこにいるナチス」を風刺した映画ですよ。
それでも、この映画は面白くなかった。
私も若い頃は、このような映画をもて囃したものです。
風刺って難しいのよね^^