『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『悪の教典』を見た(寸評)]

2012-11-11 03:07:12 | 物語の感想
☆これは・・・、なんちゅうか、不謹慎で、凄い映画でした。

 これを見た世界の人たちはどう思うのでしょうか?

 実は、この作品、総勢5人で見に行ったのですが、それから、「♪トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ」と言う、教師・蓮実聖司(伊藤英明)が、担当のクラスの生徒を、淡々と殺戮して回る時に口ずさむ曲の前奏部が流行って流行って^^;

 いや、この映画ね、子供にゃ見せられないよ。

 前半部の、明朗快活教師・ハスミンの日常や、次第に明かされていく本性や過去などはどうでも良くて(女生徒ミヤとの関係はうらやましい^^)、

 後半から始まる、ハスミンによるクラス40人(+3人)の「皆殺し」の一大ページェントが、とにかく淡々として凄まじく、淡々として凄まじい。

 やや奥二重の、ペットの犬のような伊藤英明の瞳が、普通に不気味。

 ジェイソンもフレディも、こんなにもの大量殺人は行なっていないだろう。

 なんで、この人は人殺しが好きなのかは分からない。

 でも、とにかく、ひとなっつこい笑顔で、全員を殺すのである。

 女の子は、高校生でも男を覚えると、とたんに「女」に変わり、一人前になる。

 しかし、そんなミヤ(水野絵梨奈)も、ハスミンの振り回す、砲丸でも入っているかのような「コンビニ袋」の前には、頭蓋骨を陥没させられ、ぶっ倒れる。

 ハスミンは、クラスのメンバー一人一人を、主にショットガンで確実に死に至らしめていく。

 年端もいかない子供たちが、撃ち抜かれて吹き飛びまくるのである。

 3メートルくらい、スコーン! と飛んで、壁にぶつかって、ボロ布のようにグザッと落ちる。

 まだ息があると、出席を取るような感じで名前を呼ばれ、答えようものなら、確りととどめをさされるのである。

 もう、学園祭前夜の校舎は、血みどろの惨劇・地獄絵図である。

 数秒前まで明るく話していた女学生が、血を吐いて息絶えているのである。

 死体が折り重なって、でも、それが普通の情景に見えてしまうほどの日常感・・・。

 見ているうちに、こちらの感覚も麻痺していく。

 日常の中の死屍累々・・・。

 そこには、「殺死(ころし)の思想」はなく、日常の延長としての<キリング・フィールド>が広がっているだけだ。

 容赦なくて、言葉がない・・・。

   ♪トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ、トゥットゥトゥトゥ

 PS.…パンティの匂いを嗅いで、女生徒の名前を当てた山田孝之演じる体育教師には感動しました^^;

 PS・2.…二階堂ふみは可愛いですな^^(優良美少女ファッション雑誌の『ニコラ』の元モデルだし^^)

   

                                           (2012/11/11)
コメント
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