☆バイトで疲れた後に見たのだが、その力強い演出に、二時間半、夢中で見た。
ストレスが溜まる展開かと思いきや、普通に面白かった。
・・・生真面目過ぎる夫(序盤から変な夫だったが…)との生活に、人生の希望を描く上でも、性的な欲求にしても満たされぬ思いを感じていた、見事なオッパイの若奥様・いずみ(神楽坂恵)が、
憂鬱な生活に張りを求め、バイトを始め、そこから、次第に「人生の希望」と「性的な欲求」を同時に満たすかのような世界に迷い込み、そこで、その権化とも言うべき女・美津子(冨樫真)と知り合い、猟奇殺人事件に帰結する物語。
平行して、女刑事・和子(水野美紀)が、その殺人事件の捜査を続けていく。
◇
ありきたりの設定だが、若奥様の「美しい形のデカパイ」、淫売の美津子の表の顔・大学助教授時の美しい顔、やや歳を重ねたが相変わらずに美しい水野美紀の瞳・・・、それらと、その熱演が私を釘付けにした。
作品の中核である、美津子の「思想」が私には充分に理解できなかったのが痛いが、
美津子がいずみを伴って自分の家に行き、そこでの母親(ババァ^^)との対面シーンの凄まじさたるや、映画史上稀に見る緊張感・・・、そして、弛緩、があった。
この時の、洋館の窓から差し込む午後の陽光を背後にした美津子の顔の端正さたるや、筆舌に尽くしがたい。
だが、美津子、脱ぐと貧弱過ぎるんだよなぁ^^;
ババァの言うとおり、ホント、「下品」だし・・・。
作中に、娼婦のバラバラ殺人が起こるが、これって、美津子の顔と、いずみの胸をコラージュしろとの暗喩にも思えたよ。
・・・多くを語れるだけのパワーを秘めた作品だが、私、眠いので、寝ます^^;
◇
ただ、物語としては、都合二回、主人公と水野美紀が、夫以外の(見知らぬ)者との性行為の最中に、夫に電話させられるシーンは、気が重くも心にグッときてしまう点があるね(水野美紀のほうは変則パターン)。
◇
・・・さて、先ほど、「作品の中核である、美津子の「思想」が私には充分に理解できなかったのが痛い」と記したが、その「とば口」は、私は、既に過去に書いている。
最初、この『恋の罪』を監督した園子温が、私の書いた文章をパクったのかと思ったよ^^;
(引用・・・[ミド蘭の『FFⅣ・日記』 その3・ローザの夜這い(2007/12/23)]より)
《・・・そして、ローザを突き飛ばした。
しかし、ローザは倒れつつ、俺の手を掴んだ。
俺とローザは、もんどりうって、重なって床に倒れた。
立ち上がろうとする俺の腰をローザの両脚が「クワガタ」のように捉えて離さない。
ストリップ小屋の生板ショーでの踊り子の技の一つだ・・・^^;
「お、おい、放せよ!」
俺は、慌てた。
「私を抱きなさい」
「なっ、そんなこと、強制されても!」
「私を抱いて、そして、お金ちょーだい!」
「なんでやねん!? ローザ、君は俺を好きなんだろ? もちろん、愛し合うには色んな段取りがあるし、何よりも、何で恋人からお金を稼ごうとするんだよ!!^^;」
「だって、私のママが『殿方と性行為をしてお金を貰わなかったら、ただの<淫乱>だよ』って言ってたもん」
「じゃあ、お金を貰ったなら何なんだよ?」
「<淫売>・・・」
「どっちもどっちじゃね~か!!! ^^;」
・・・そして、俺は、身体を駄々っ子のように振り回して、どうにかしてローザを振り切った。
「出てけっ!」
「そんな、ひどい・・・」
かくして、ローザは、ローラ姫のような言葉を残すと、部屋から出て行った・・・。・・・》
ねっ、なんか似てるでしょ?
◇
それから、いずみだが、極限の中での、いつまでも垢抜けない、男から見るとしみったれた甘え声の「ウザさ」が、10年ぐらい前に活躍したAVギャルの有森いずみにそっくりだった。
「いずみ」つながりもあるし、なんか、作り手だけが分かっている関連性があるような気がしてならない。
(2011/11/22)
ストレスが溜まる展開かと思いきや、普通に面白かった。
・・・生真面目過ぎる夫(序盤から変な夫だったが…)との生活に、人生の希望を描く上でも、性的な欲求にしても満たされぬ思いを感じていた、見事なオッパイの若奥様・いずみ(神楽坂恵)が、
憂鬱な生活に張りを求め、バイトを始め、そこから、次第に「人生の希望」と「性的な欲求」を同時に満たすかのような世界に迷い込み、そこで、その権化とも言うべき女・美津子(冨樫真)と知り合い、猟奇殺人事件に帰結する物語。
平行して、女刑事・和子(水野美紀)が、その殺人事件の捜査を続けていく。
◇
ありきたりの設定だが、若奥様の「美しい形のデカパイ」、淫売の美津子の表の顔・大学助教授時の美しい顔、やや歳を重ねたが相変わらずに美しい水野美紀の瞳・・・、それらと、その熱演が私を釘付けにした。
作品の中核である、美津子の「思想」が私には充分に理解できなかったのが痛いが、
美津子がいずみを伴って自分の家に行き、そこでの母親(ババァ^^)との対面シーンの凄まじさたるや、映画史上稀に見る緊張感・・・、そして、弛緩、があった。
この時の、洋館の窓から差し込む午後の陽光を背後にした美津子の顔の端正さたるや、筆舌に尽くしがたい。
だが、美津子、脱ぐと貧弱過ぎるんだよなぁ^^;
ババァの言うとおり、ホント、「下品」だし・・・。
作中に、娼婦のバラバラ殺人が起こるが、これって、美津子の顔と、いずみの胸をコラージュしろとの暗喩にも思えたよ。
・・・多くを語れるだけのパワーを秘めた作品だが、私、眠いので、寝ます^^;
◇
ただ、物語としては、都合二回、主人公と水野美紀が、夫以外の(見知らぬ)者との性行為の最中に、夫に電話させられるシーンは、気が重くも心にグッときてしまう点があるね(水野美紀のほうは変則パターン)。
◇
・・・さて、先ほど、「作品の中核である、美津子の「思想」が私には充分に理解できなかったのが痛い」と記したが、その「とば口」は、私は、既に過去に書いている。
最初、この『恋の罪』を監督した園子温が、私の書いた文章をパクったのかと思ったよ^^;
(引用・・・[ミド蘭の『FFⅣ・日記』 その3・ローザの夜這い(2007/12/23)]より)
《・・・そして、ローザを突き飛ばした。
しかし、ローザは倒れつつ、俺の手を掴んだ。
俺とローザは、もんどりうって、重なって床に倒れた。
立ち上がろうとする俺の腰をローザの両脚が「クワガタ」のように捉えて離さない。
ストリップ小屋の生板ショーでの踊り子の技の一つだ・・・^^;
「お、おい、放せよ!」
俺は、慌てた。
「私を抱きなさい」
「なっ、そんなこと、強制されても!」
「私を抱いて、そして、お金ちょーだい!」
「なんでやねん!? ローザ、君は俺を好きなんだろ? もちろん、愛し合うには色んな段取りがあるし、何よりも、何で恋人からお金を稼ごうとするんだよ!!^^;」
「だって、私のママが『殿方と性行為をしてお金を貰わなかったら、ただの<淫乱>だよ』って言ってたもん」
「じゃあ、お金を貰ったなら何なんだよ?」
「<淫売>・・・」
「どっちもどっちじゃね~か!!! ^^;」
・・・そして、俺は、身体を駄々っ子のように振り回して、どうにかしてローザを振り切った。
「出てけっ!」
「そんな、ひどい・・・」
かくして、ローザは、ローラ姫のような言葉を残すと、部屋から出て行った・・・。・・・》
ねっ、なんか似てるでしょ?
◇
それから、いずみだが、極限の中での、いつまでも垢抜けない、男から見るとしみったれた甘え声の「ウザさ」が、10年ぐらい前に活躍したAVギャルの有森いずみにそっくりだった。
「いずみ」つながりもあるし、なんか、作り手だけが分かっている関連性があるような気がしてならない。
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(2011/11/22)