☆バイトを終えて帰宅したら、郵便が届いていた。
皇學館大學の博士の松浦光修先生が、私が誕生日だったからだろうか、新刊を送ってくれていた^^
私は、これまでも松浦先生(の著作)については語っているが、一番最近のエントリー[目に見えないもの(松浦光修氏の著書から)](クリック!)で、松浦論文を語りつつ、原発肯定の内容に結び付けてしまっていたので、「もしかすると怒っているかも知れない・・・^^;」と思っていたのだが、「まあ、よろし」と黙認してくれたのかな^^;
何にしても、私のような者を気にかけてくれるのは嬉しい限りだ。
新刊は、吉田松陰の『留魂録』の松浦先生の手による編訳である。
読んでいきたいと思う。
……吉田松陰は、どんな者に対しても、自分が学ぶ姿勢を持っていた人物だ。
その吉田松陰を敬愛せし松浦先生も、雑草のような私から、例えば「しぶとさ」を学んでくれているのだろう。
・・・て、ことは、私も「先生」だ^^
ミド蘭先生・・・。
冗談はさておき、副題に<吉田松陰の「死生観」>とある。
まだ読んでいなくて、浅い認識で記すのだが、
私、福島原発の避難区域ギリギリまで行った時、数パーセントは、黒船に乗り込んだ吉田松陰の気持ちと重なるものがあったと思っている。
私の信念とキャラクターにおいて、あそこには行かざるを得なかった・・・。
◇
≪本日の名言・1≫
ダライ・ラマ14世
「・・・「常に物事は全体を見るべきで、一面だけを見て決めるべきではない。破壊的な目的で使うものは、破壊的なものしか産まない・・・」
<脱原発だと「貧富の差広がる」 ダライ・ラマが記者会見で述べる (2011/11/ 7 12:56)
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(76)が2011年11月7日、都内で記者会見を開いた。
ダライ・ラマは10月末に来日。高野山で講演した後、11月3日から6日にかけて仙台、石巻、郡山など東日本大震災の被災地を訪問した。被災地訪問後に記者会見を開くのは初めて。
「常に物事は全体を見るべき」
会見では、東京電力福島第1原発から20キロ圏内に放置された動物の写真をダライ・ラマに見せる記者もいた。さらに、記者は
「人間にも動物にも、放射能におびえずに生きる権利があるのではないか」
と問いかけた。ダライ・ラマは20キロ圏内の惨状に顔をしかめながらも、
「常に物事は全体を見るべきで、一面だけを見て決めるべきではない。破壊的な目的で使うものは、破壊的なものしか産まない」
として、広島を訪問した時のエピソードを披露。
「原子力が兵器として使われるのであれば決して望ましくない」
一方で、「平和目的ならば別問題」と、当面は原子力をエネルギーとして活用すべきだとの考えを示した。
代替エネルギーでは、将来の電力需要を満たすのは困難
原子力以外の発電手段については
「ダムは自然を破壊するなどの悪影響がある。風力、太陽エネルギーもあるが、十分ではないかもしれない。十分というのは、『先進国にとって十分』ということではく、これから発展を遂げる国にとっても十分でなければならない。そうでなければ、貧富の差が広がってしまう」
と、現時点で開発されている代替エネルギーでは、将来の電力需要を満たすのは困難だとの見方を示した。ただ、
「安全には万全を期すことが大事。あなた方が『原発はいらない』とお決めになるのなら、それはそれでいいと思う」
と、国内で広がっている「脱原発」への動きに対する批判は避けた。
また、パレスチナや尖閣諸島、TPPの問題については、
「大きな、複雑な問題」
「日本の問題」(Japanese Business)
「TPPについて勉強していない」
として、コメントを避けた。>
・・・「TPPについては勉強していない」からコメントしていない。
が、原発については勉強してくれたが故に、素晴らしい言葉で語ってくれている。
◇
では、「放射線のひみつ」を紐解いていきましょう。
「解題・放射線のひみつ(1)」
・・・先ず、第一章は<放射線を語るための「言葉」から始めましょう。>とある。
ふいに、生活を脅かす「シーベルト」「マイクロ」「ベクレル」などと言う耳慣れぬ言葉の数々に、日本国民は圧倒され、恐怖するに至り、国益を壊滅的に損ねているのが現状です。
確かに放射線は「扱いを誤れば危険です」。
しかし、何がどのように、どうして危険なのかをはっきりと認識しなければ、恐怖の程度が分かりませんし、
また、人間として生きるためには、克服・・・、恐怖への対処をしなくてはなりません。
第一章では、対処を真っ当に行うために、そう、「正しく警戒」「正しく怖がる」ための、放射線を表わすための「言葉」を知りましょう、と大前提を主張しています。
私は、それは、例えば、野球を知るために、ルールを覚えなくちゃならないが、その前に、「ストライク」や「ファール」「バント」などの基礎用語を覚えることと同じだと考えている。
いや、放射線について最低限知らなくちゃいけない言葉は少ない。
誰も、「タッチアップ」や「エンタイトル・ツーベース」を真っ先に覚えろとは言ってません^^
そうして、あるいは、現在の放射線数値が、まったく恐れるに値しないこともわかるかも・・・。
◇
論評誌『撃論』の中川八洋論文も、語っていきたい。
今回は「代替エネルギーとしての風力発電のナンセンス」についてだ。
日本の自然環境は、自然エネルギーによる発電に不向きであること。
そこに、自然環境の全く異なる外国の例を重ねるのは妄想でしかない。
妄想ではなく、きちっと想像すると、以下のように・・・。
風力発電で、浜岡原発一基分(138万キロワット)と同じ発電をするには、お台場の大観覧車クラスのプロペラ直径90メートルの風車(定格出力3000キロワット)が2300基必要となる(風車の実際の発生電力は約2割と看做し)。
2300基の風車の建設コスト・維持管理費などを厳密に計算すると、原発の安さがすぐに理解されるだろう。
浜岡原発は、5号機のほかに4号機も停止されたので、更に倍! 4600基の巨大風車が必要になる。
近いうちに予想される東海大地震において、この4600基の巨大風車はことごとく倒壊する。
地震に弱いと原発は批判されるが、原発以上にあからさまに地震に脆弱な風力発電には、原発反対派の妄想は作用されない^^;
・・・ここから、私の私見。
また、あまりにも巨大過ぎて、景観を乱す問題もある。
旅行で眺めるには楽しくも、そこに在住する苦痛はある。
視界の隅に、常に巨大なプロペラがグルングルン回っているのである。
精神への作用は多大だ。
風車の起こす超低周波・低周波騒音の問題もある。
現在の数値での、福島原発事故での放射線が、住民に与える影響は科学的には皆無である。
で、それについては、多くの人間がヒステリックな妄想に取り憑かれ恐怖しているのに、風車の起こす超低周波・低周波騒音が地域住民の精神に作用することについては誰もが無頓着である。
ストレス以上の影響で、鶏は卵を産まず、牛も乳を出さなくなり、お母さんも母乳が出なくなり、浜岡原発のある静岡のお茶っ葉は味を劣化させるだろう。
そもそも、静岡に限らず、日本には、そんな風車ばかりを建造できる土地などないし、
風も思うようには吹かないゾ!
(2011/11/08)
皇學館大學の博士の松浦光修先生が、私が誕生日だったからだろうか、新刊を送ってくれていた^^
私は、これまでも松浦先生(の著作)については語っているが、一番最近のエントリー[目に見えないもの(松浦光修氏の著書から)](クリック!)で、松浦論文を語りつつ、原発肯定の内容に結び付けてしまっていたので、「もしかすると怒っているかも知れない・・・^^;」と思っていたのだが、「まあ、よろし」と黙認してくれたのかな^^;
何にしても、私のような者を気にかけてくれるのは嬉しい限りだ。
新刊は、吉田松陰の『留魂録』の松浦先生の手による編訳である。
[新訳]留魂録 | |
松浦光修 | |
PHP研究所 |
読んでいきたいと思う。
……吉田松陰は、どんな者に対しても、自分が学ぶ姿勢を持っていた人物だ。
その吉田松陰を敬愛せし松浦先生も、雑草のような私から、例えば「しぶとさ」を学んでくれているのだろう。
・・・て、ことは、私も「先生」だ^^
ミド蘭先生・・・。
冗談はさておき、副題に<吉田松陰の「死生観」>とある。
まだ読んでいなくて、浅い認識で記すのだが、
私、福島原発の避難区域ギリギリまで行った時、数パーセントは、黒船に乗り込んだ吉田松陰の気持ちと重なるものがあったと思っている。
私の信念とキャラクターにおいて、あそこには行かざるを得なかった・・・。
◇
≪本日の名言・1≫
ダライ・ラマ14世
「・・・「常に物事は全体を見るべきで、一面だけを見て決めるべきではない。破壊的な目的で使うものは、破壊的なものしか産まない・・・」
<脱原発だと「貧富の差広がる」 ダライ・ラマが記者会見で述べる (2011/11/ 7 12:56)
チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(76)が2011年11月7日、都内で記者会見を開いた。
ダライ・ラマは10月末に来日。高野山で講演した後、11月3日から6日にかけて仙台、石巻、郡山など東日本大震災の被災地を訪問した。被災地訪問後に記者会見を開くのは初めて。
「常に物事は全体を見るべき」
会見では、東京電力福島第1原発から20キロ圏内に放置された動物の写真をダライ・ラマに見せる記者もいた。さらに、記者は
「人間にも動物にも、放射能におびえずに生きる権利があるのではないか」
と問いかけた。ダライ・ラマは20キロ圏内の惨状に顔をしかめながらも、
「常に物事は全体を見るべきで、一面だけを見て決めるべきではない。破壊的な目的で使うものは、破壊的なものしか産まない」
として、広島を訪問した時のエピソードを披露。
「原子力が兵器として使われるのであれば決して望ましくない」
一方で、「平和目的ならば別問題」と、当面は原子力をエネルギーとして活用すべきだとの考えを示した。
代替エネルギーでは、将来の電力需要を満たすのは困難
原子力以外の発電手段については
「ダムは自然を破壊するなどの悪影響がある。風力、太陽エネルギーもあるが、十分ではないかもしれない。十分というのは、『先進国にとって十分』ということではく、これから発展を遂げる国にとっても十分でなければならない。そうでなければ、貧富の差が広がってしまう」
と、現時点で開発されている代替エネルギーでは、将来の電力需要を満たすのは困難だとの見方を示した。ただ、
「安全には万全を期すことが大事。あなた方が『原発はいらない』とお決めになるのなら、それはそれでいいと思う」
と、国内で広がっている「脱原発」への動きに対する批判は避けた。
また、パレスチナや尖閣諸島、TPPの問題については、
「大きな、複雑な問題」
「日本の問題」(Japanese Business)
「TPPについて勉強していない」
として、コメントを避けた。>
・・・「TPPについては勉強していない」からコメントしていない。
が、原発については勉強してくれたが故に、素晴らしい言葉で語ってくれている。
◇
では、「放射線のひみつ」を紐解いていきましょう。
放射線のひみつ | |
中川 恵一 | |
朝日出版社 |
「解題・放射線のひみつ(1)」
・・・先ず、第一章は<放射線を語るための「言葉」から始めましょう。>とある。
ふいに、生活を脅かす「シーベルト」「マイクロ」「ベクレル」などと言う耳慣れぬ言葉の数々に、日本国民は圧倒され、恐怖するに至り、国益を壊滅的に損ねているのが現状です。
確かに放射線は「扱いを誤れば危険です」。
しかし、何がどのように、どうして危険なのかをはっきりと認識しなければ、恐怖の程度が分かりませんし、
また、人間として生きるためには、克服・・・、恐怖への対処をしなくてはなりません。
第一章では、対処を真っ当に行うために、そう、「正しく警戒」「正しく怖がる」ための、放射線を表わすための「言葉」を知りましょう、と大前提を主張しています。
私は、それは、例えば、野球を知るために、ルールを覚えなくちゃならないが、その前に、「ストライク」や「ファール」「バント」などの基礎用語を覚えることと同じだと考えている。
いや、放射線について最低限知らなくちゃいけない言葉は少ない。
誰も、「タッチアップ」や「エンタイトル・ツーベース」を真っ先に覚えろとは言ってません^^
そうして、あるいは、現在の放射線数値が、まったく恐れるに値しないこともわかるかも・・・。
◇
論評誌『撃論』の中川八洋論文も、語っていきたい。
今回は「代替エネルギーとしての風力発電のナンセンス」についてだ。
撃論 原発安国号 Vol.2 (OAK MOOK 388) | |
クリエーター情報なし | |
オークラ出版 |
日本の自然環境は、自然エネルギーによる発電に不向きであること。
そこに、自然環境の全く異なる外国の例を重ねるのは妄想でしかない。
妄想ではなく、きちっと想像すると、以下のように・・・。
風力発電で、浜岡原発一基分(138万キロワット)と同じ発電をするには、お台場の大観覧車クラスのプロペラ直径90メートルの風車(定格出力3000キロワット)が2300基必要となる(風車の実際の発生電力は約2割と看做し)。
2300基の風車の建設コスト・維持管理費などを厳密に計算すると、原発の安さがすぐに理解されるだろう。
浜岡原発は、5号機のほかに4号機も停止されたので、更に倍! 4600基の巨大風車が必要になる。
近いうちに予想される東海大地震において、この4600基の巨大風車はことごとく倒壊する。
地震に弱いと原発は批判されるが、原発以上にあからさまに地震に脆弱な風力発電には、原発反対派の妄想は作用されない^^;
・・・ここから、私の私見。
また、あまりにも巨大過ぎて、景観を乱す問題もある。
旅行で眺めるには楽しくも、そこに在住する苦痛はある。
視界の隅に、常に巨大なプロペラがグルングルン回っているのである。
精神への作用は多大だ。
風車の起こす超低周波・低周波騒音の問題もある。
現在の数値での、福島原発事故での放射線が、住民に与える影響は科学的には皆無である。
で、それについては、多くの人間がヒステリックな妄想に取り憑かれ恐怖しているのに、風車の起こす超低周波・低周波騒音が地域住民の精神に作用することについては誰もが無頓着である。
ストレス以上の影響で、鶏は卵を産まず、牛も乳を出さなくなり、お母さんも母乳が出なくなり、浜岡原発のある静岡のお茶っ葉は味を劣化させるだろう。
そもそも、静岡に限らず、日本には、そんな風車ばかりを建造できる土地などないし、
風も思うようには吹かないゾ!
(2011/11/08)