☆正直、きつかったなぁ。
最初の30分間くらい、延々と「宇宙/地球/生命創造」のイメージ画像が続く。
「物語」で進んでくれているわけじゃないので、退屈なことこの上ない。
でも、恐竜時代のトコでは、妙にCGに金をかけた恐竜描写がある^^
退屈だが、睡魔に襲われなかったのは、それぞれの超自然の描写が、音響や音楽ともども、こちらを引きつけるような映像が続いていたからなのと、
何らかの物語的なテーマ性を理解しなくちゃならないと必死で見たからだ。
だが、作品全般を通しても、それは、なんだかよく分からなかった。
私よりも「頭のいい人」は、そこに、何らかのテーマ性との有機的なつながりを見るのだろうが、私にはわからんかった。
・・・どでかい宇宙の中にも、その片隅で生きる家族の事情があり、その家族の息子(だけじゃないが主人公なので…)にとって、宇宙に匹敵する苦悩なのである・・・、
大宇宙=神の視点においては、個々の人間の運命は、良くも悪くも自由である・・・、てな陳腐なことしか思いつかない・・・^^;
ただ、中盤の、主人公の少年期、その父親への愛憎入り乱れ具合と、美しい母親への思慕、弟への父親の教育のエピゴーネン的な接し方など、かなり骨太に撮られていて目が離せなかった。
私が「世俗」的に思ったのが、父親サイドの、子への教育の難しさだ。
父親と言うのは、子供と四六時中一緒にいる訳じゃないからね。
だが、ある種の父親と言うのは、四六時中、子供のことを考えたりはしている。
それを、短い時間に教え込もうとするとき、父親主観と子供主観の違いによって齟齬が生じ、不協和音が奏でられる。
・・・と、これと似たようなセリフは、ブラッド・ピットが演じた父親自身によって語られるが、頭で分かっていても、実践は難しいのだな。
また、反対に、音楽的な才能の片鱗を見せた、ギターを弾く次男に、父親がピアノを絡めるシーンは良かったね^^
私は、自分が父親になるようなことがあったときの困難と、自分と父親の関係を想い続けながら、見た。
良い面も悪い面も、私の父親の教えにもあったと思うが、私も、草むしりのやり方は「根っこから」と教え込まれたものだ^^
中盤の「物語」は実に良かった。
だが、終盤に、また、訳が分からなくなってしまったよ^^;
私は、この作品を、宇宙終焉の完結に至った『伝説巨神イデオン・発動篇』の「その後」として見ていたのだが、
と考えると、終盤の「死者・生者、三途の浜辺で入り乱れ」みたいな状況は<因果地平>と考えればいいのかな?
いい作品だとは思うが、かったるいので、もう二度と見ることはないでしょう・・・。
(2011/08/13)
最初の30分間くらい、延々と「宇宙/地球/生命創造」のイメージ画像が続く。
「物語」で進んでくれているわけじゃないので、退屈なことこの上ない。
でも、恐竜時代のトコでは、妙にCGに金をかけた恐竜描写がある^^
退屈だが、睡魔に襲われなかったのは、それぞれの超自然の描写が、音響や音楽ともども、こちらを引きつけるような映像が続いていたからなのと、
何らかの物語的なテーマ性を理解しなくちゃならないと必死で見たからだ。
だが、作品全般を通しても、それは、なんだかよく分からなかった。
私よりも「頭のいい人」は、そこに、何らかのテーマ性との有機的なつながりを見るのだろうが、私にはわからんかった。
・・・どでかい宇宙の中にも、その片隅で生きる家族の事情があり、その家族の息子(だけじゃないが主人公なので…)にとって、宇宙に匹敵する苦悩なのである・・・、
大宇宙=神の視点においては、個々の人間の運命は、良くも悪くも自由である・・・、てな陳腐なことしか思いつかない・・・^^;
ただ、中盤の、主人公の少年期、その父親への愛憎入り乱れ具合と、美しい母親への思慕、弟への父親の教育のエピゴーネン的な接し方など、かなり骨太に撮られていて目が離せなかった。
私が「世俗」的に思ったのが、父親サイドの、子への教育の難しさだ。
父親と言うのは、子供と四六時中一緒にいる訳じゃないからね。
だが、ある種の父親と言うのは、四六時中、子供のことを考えたりはしている。
それを、短い時間に教え込もうとするとき、父親主観と子供主観の違いによって齟齬が生じ、不協和音が奏でられる。
・・・と、これと似たようなセリフは、ブラッド・ピットが演じた父親自身によって語られるが、頭で分かっていても、実践は難しいのだな。
また、反対に、音楽的な才能の片鱗を見せた、ギターを弾く次男に、父親がピアノを絡めるシーンは良かったね^^
私は、自分が父親になるようなことがあったときの困難と、自分と父親の関係を想い続けながら、見た。
良い面も悪い面も、私の父親の教えにもあったと思うが、私も、草むしりのやり方は「根っこから」と教え込まれたものだ^^
中盤の「物語」は実に良かった。
だが、終盤に、また、訳が分からなくなってしまったよ^^;
私は、この作品を、宇宙終焉の完結に至った『伝説巨神イデオン・発動篇』の「その後」として見ていたのだが、
と考えると、終盤の「死者・生者、三途の浜辺で入り乱れ」みたいな状況は<因果地平>と考えればいいのかな?
いい作品だとは思うが、かったるいので、もう二度と見ることはないでしょう・・・。
(2011/08/13)