☆今、「日曜洋画劇場」で二週連続で一作目と二作目を放送しているが、私はこのシリーズを観たことない^^;
でも、予告編が面白そうだし、主演のジェイソン・ステイサムの『デス・レース』(クリック!)は結構私のご贔屓だし、出てくるヒロインの容姿が斬新で、「こんな女もありなんか!?」と思わせられたので、現在公開中の第三作目を皆で観に行った。
◇
面白かった。
主人公フランクは無敵に強くって頼りになる。
4,5人の敵ならば、一瞬で倒すし、10人ほどでも、何とか素手でいける。
敵に囲まれると、先ずは、苦みばしった表情で、周囲の状況を観察するのがリアル。
そんな描写が、アクションに血を通わせてくれて、
私は見ていて、手に汗握って、「ウオッ!」とか声をあげて楽しんだ^^;
副題が「アンリミテッド」となっているが、(シリーズには詳しくないのだが)今回は、悪の一味に「車から20メートル離れると爆発するブレスレットを装着される」と言う「リミテッド」な物語となっている。
でも、その、作劇上の縛りがメチャ面白い。
自由詩と違って、短歌や俳句は字数の縛りがあり、故に、そこに技巧が光るもので、この『トランスポーター3』も、主人公が車とともに行動しなくてはならない状況の中で、本来は必要のないアクションが生まれ、そこに緊迫感がこびりつく。
車を持ち去られ、ブダペストの街中を自転車で追い回す主人公の姿に、私は興奮しまくった。
考えている余裕はないだろうに、何とも、次の行動の決断をフランクが瞬時に出しているような気に体感させられた^^
◇
細かいカットバックを多用し、作り手としては作品をスタイリッシュに見せたいのだろうが、それは物語を繁雑にしているだけなのが作品の欠点か。
だが、映像自体はとても鮮明で、物語中の、アウディとベンツの並列カーチェイスと言うオーソドックスなシーンにもスピード感がみなぎっていた。
スタイリッシュとは、せわしないカットバックなどではなく、スピード感の中での、車体の艶みたいなもので充分に表現され得ると私は思うのだ。
◇
注目のヒロインだが、私にとっては「あり」である^^
リュック・ベッソンは、主役やヒロインに、たまに微妙な美意識を発揮する時がある。
『アンジェラ』の主役の男なんか、この微妙さにおいて、私は「×」としたものだ^^;
あるいは、『WASABI』の広末もその一環だったかも…(私は好きだが^^)。
やや、短期間の間に毀誉褒貶するヒロインであり、顔に猛烈にソバカスがあったが、後半の化粧落ちしたドロドロの顔も含めて、私はいいのではないかと思えた。
食事のシーンがほとんどないのだが、このヒロインが美味そうな料理のメニューを語り続けるのが良かった。
ただ、物語途中に、フランクとのラブシーンがあるが、このヒロインが悪いのではなく、脚本の問題なのだが、それこそ、もっとスタイリッシュに出来たような気もする。
二十年ほど前の私ならば、「この会話の駆け引きが洒落た大人の恋愛なのだな」と押し切られたものだが、今では、次第に、その「ダサさ」が見えてくるようになった。
まあ、フランス人の感性は、「ダサカッコいい」にあるのは充分承知であるが・・・。
◇
基本的には、超面白かったです^^v
(2009/08/16)
でも、予告編が面白そうだし、主演のジェイソン・ステイサムの『デス・レース』(クリック!)は結構私のご贔屓だし、出てくるヒロインの容姿が斬新で、「こんな女もありなんか!?」と思わせられたので、現在公開中の第三作目を皆で観に行った。
◇
面白かった。
主人公フランクは無敵に強くって頼りになる。
4,5人の敵ならば、一瞬で倒すし、10人ほどでも、何とか素手でいける。
敵に囲まれると、先ずは、苦みばしった表情で、周囲の状況を観察するのがリアル。
そんな描写が、アクションに血を通わせてくれて、
私は見ていて、手に汗握って、「ウオッ!」とか声をあげて楽しんだ^^;
副題が「アンリミテッド」となっているが、(シリーズには詳しくないのだが)今回は、悪の一味に「車から20メートル離れると爆発するブレスレットを装着される」と言う「リミテッド」な物語となっている。
でも、その、作劇上の縛りがメチャ面白い。
自由詩と違って、短歌や俳句は字数の縛りがあり、故に、そこに技巧が光るもので、この『トランスポーター3』も、主人公が車とともに行動しなくてはならない状況の中で、本来は必要のないアクションが生まれ、そこに緊迫感がこびりつく。
車を持ち去られ、ブダペストの街中を自転車で追い回す主人公の姿に、私は興奮しまくった。
考えている余裕はないだろうに、何とも、次の行動の決断をフランクが瞬時に出しているような気に体感させられた^^
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細かいカットバックを多用し、作り手としては作品をスタイリッシュに見せたいのだろうが、それは物語を繁雑にしているだけなのが作品の欠点か。
だが、映像自体はとても鮮明で、物語中の、アウディとベンツの並列カーチェイスと言うオーソドックスなシーンにもスピード感がみなぎっていた。
スタイリッシュとは、せわしないカットバックなどではなく、スピード感の中での、車体の艶みたいなもので充分に表現され得ると私は思うのだ。
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注目のヒロインだが、私にとっては「あり」である^^
リュック・ベッソンは、主役やヒロインに、たまに微妙な美意識を発揮する時がある。
『アンジェラ』の主役の男なんか、この微妙さにおいて、私は「×」としたものだ^^;
あるいは、『WASABI』の広末もその一環だったかも…(私は好きだが^^)。
やや、短期間の間に毀誉褒貶するヒロインであり、顔に猛烈にソバカスがあったが、後半の化粧落ちしたドロドロの顔も含めて、私はいいのではないかと思えた。
食事のシーンがほとんどないのだが、このヒロインが美味そうな料理のメニューを語り続けるのが良かった。
ただ、物語途中に、フランクとのラブシーンがあるが、このヒロインが悪いのではなく、脚本の問題なのだが、それこそ、もっとスタイリッシュに出来たような気もする。
二十年ほど前の私ならば、「この会話の駆け引きが洒落た大人の恋愛なのだな」と押し切られたものだが、今では、次第に、その「ダサさ」が見えてくるようになった。
まあ、フランス人の感性は、「ダサカッコいい」にあるのは充分承知であるが・・・。
◇
基本的には、超面白かったです^^v
(2009/08/16)