❤いつも心に詞(うた)を置いて!🎤            🎼あの歌手あのartistにこの詞(うた)を!🎶

★恋の歌・愛の歌 おとこ唄・おんな唄 ★毎日が書き下ろ詞 
★附曲歓迎! 歌詞&タイトルの無断使用を禁じます。

「ススキノおんな酒」 北見恭子 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月19日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『すすき→ススキノ』
●想定した歌手は 北見恭子 さん。
このブログでの書き下ろ詞、6度目の登場です!
北見 

ススキノおんな酒
すすきの

ここもススキノ 鴨々川の
はずれに点る 店明かり
誰に聞いたの よく来てくれた
何年ぶりかの 酒の縁
つもる話は あとまわし
のんでください あつい酒

風に吹かれて 雪にもぬれて
守ってきたの 紺のれん
あの日あなたと 別れたあとは
許していないわ この肌は
明かりおとした そのあとで
きいてください 胸のうち


お猪口
恨みつらみは ひとつもなくて
いいことだけを おぼえてる
ふせたお猪口に 残していった
指環(リング)に気づいて あと追えば
うしろ姿は 雪の中
冷めてせつない おんな酒


ひとこと:北見恭子さんは山形出身だけに、なんとも云えない
風土感があり、おまけに好物のビールで鍛えた(笑)声質と
あいまって独特の歌唱表現をする。だから書き手がそそられる
歌手のひとりでこのブログでは「のれん妻」「旦那衆」
「なんぼやで大阪」「女の一路」「わっぱ酒」
の5篇を
書き下ろしてきた。

●この書き下ろ詞からの連想&こじつけ「ススキノ」ソウルフード
◎「ラーメン」「餃子カレー」「ラムしゃぶ」「塩ジンギスカン」
191 19の2 19の3 19の4

【追悼】樹木希林さん 新聞記事から・・・

2018年09月18日 | 亡くなった俳優を偲んで
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15日に亡くなった樹木希林さんについては、いろんなメディアが
さまざまに報道しているが、今朝の新聞には【追悼 樹木希林さん】と
題して関わりのあった4人のコメントや談話を掲載している。
ゆっくり、しっかり、熟読した中からキラリなフレーズを
紹介します。           (以下の画像をお借りしました)
記事

是枝
是枝裕和(映画監督):自身の中に残ったエネルギーと冷静に向き合い
コントロール・・・  凄みと軽やかさの同居した姿は神々しく・・・

阿武野
阿武野勝彦(TVプロデューサー):「諍いの好きな女だったのよ」
「面白がれるならやりなさいよ」「上出来の人生よ」(希林さん)
人生の羅針盤はいつも自由度の高い世界に向いていた・・・

河瀬
河瀬直美(映画監督):最後まで女優を演じ続ける姿勢、
その潔さと儚さ・・・

北川
北川れい子(映画評論家):誰にもおもねらない、中途半端ではない
部分・・・  長寿社会を背景に(中略)一つのサンプルにもなった・・・

「花氷」 真田ナオキ   ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月18日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
男歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『花氷』
●想定した歌手は 真田ナオキさん。
このブログでの書き下ろ詞、5度目の登場です!
ナオキ 酔い

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花氷
氷2
見た目は冷たく 涼しげなのに
やがては溶ける 花氷
通りすがりの テラス席
見かけただけの その女(ひと)
思わず片手を 振ったあと
胸がふるえた 十六の夏  

大人になるのは 怖くはないと
意気がるだけの 未成年
恋に恋して 目眩して  
一年越しの 片想い 
つぼみのままの 花氷
夏の終わりの 十八の頃

夕顔みたいな はかなさ秘めた
あなたを偲ぶ 花氷
今はどうして いるだろか
幸せならば いいけれど
行き交う人混み たたずめば
街は黄昏 秋風が吹く

18s1

ひとこと:まっ先に書いておこう!デビュー以来、髪をセットし
かためていたスタイルだったが、ここ最近はフラット、
ナチュラルにしていてなかなかいい。ようやくマネージャーも
付いたらしく遠近、大小問わずキャンペーンに奔走している様子。
父親の《桂竜士》さんも応援といいながら同行しているようだが
まだまだ心配なのだろう。
親子
さて《花氷》とは、中に花を入れて凍らせた氷の柱。
氷柱、氷中花ともいう。冷房機が普及していなかった時代、
装飾と涼を得る目的をかねてデパートやホテル、
レストランなどに置かれた。 ひとりの男の、少年・青年・オトコの
それぞれのシーンを切り取ってMetamorphose(変化)
させた書き下ろ詞。      (画像をお借りしました)

●書き下ろ詞からの連想&こじつけスイーツ ◎花氷
氷3 18g2

「お年、召しませ」 水樹矩仁子 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月17日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『本:草笛光子のクローゼット 』
●想定した歌手は 水樹矩仁子さん。
このブログでの書き下ろ詞、8度目の登場です!
水1 水2
お年、召しませ

 なにも心配なさらないで
 いきいき ふくふく
 今日は今日だから

白いものが 髪にまじり
あれ、それを くりかえしても
平気な顔していましょうよ
楽しければいい 笑顔ならばいい
そしてちょっぴり 誰かのために
心遣いをすればいい

お年召しませ 美しく
お年召しませ あざやかに
生きるって素晴らしい
草3草1

 なにも心配なさらないで
 いきいき ふくふく
 明日は明日だから

好きな色の 服に着替え
お目当ての お店訪ねて
ゆっくりお茶でもしましょうよ
楽しければいい 笑顔ならばいい
そしてときどき 誰かのことを
思い出したりするもいい

お年召しませ 美しく
お年召しませ あざやかに
生きるって素晴らしい


ひとこと:平均寿命は男性が80.98年、女性が87.14年と発表になり
女性の元気さに敬服すればこんな詞も許されるでしょう。
同年代のすべての人への讃歌です。この書き下ろ詞をinspireしたのは
芸歴65年、現役最古参女優の1人、草笛光子(84)さん。
光り輝くような白髪とはっきりした顔立ち、上品で美しい
立ち居振る舞いはやはり別格。84才にしていいなぁと思うのは
話しっぷりのゆったり感と滑舌がはっきりしていること。見習おうっと!

●書き下ろ詞からの連想&こじつけ ◎《草笛光子のクローゼット》
17s3 17s1 17s2
よけいごと:中学生の頃、地元での森繁久彌と草笛光子のショーで
舞台で草笛さんに花束を渡したんですよ。それ以来のファンです…

【おくやみ】 樹木希林さん死去 75歳 哀悼!

2018年09月16日 | 亡くなった俳優を偲んで
😢樹木希林さんが死去された。75歳😰
き6
最期は自宅で家族に看取られて、との事。
き4
先月13日に左大腿骨を骨折し入院中だったが
不屈の魂できっと良くなられるだろうと願う一人でいた。
き6
🎶「最期ぐらいは裕也さんの歌を聞きながら」とは泣ける・・・
き5
樹木希林さんの演技や言動の蘊蓄をここで言ったってつまらない。 
き1
🎯自分はなんといっても希林さんの着物姿にず~~と注目していた。
古い、男物、派手、地味など一切お構いなし! 
これっと思ったら躊躇なく求め、手に入れ、仕立て直して
希林さん流に着こなす姿は唯一無二で羨望だった。
き3
それがまたステキに似合っていた! (画像をお借りしました)
き2
🙇‍♂️今年これまでで一番の哀しみごと、です・・・ 哀悼

「孤愁 ~ゆく秋に」 湯原昌幸 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月16日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
男歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『孤愁の岸』
●想定した歌手は 湯原昌幸さん。
湯原 DSC_0480_20180829070949

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孤愁 ―ゆく秋に―

胸さわぎ ひとつ残して
見送った うしろ姿 
ひさびさの語らいというのに
先に席を立ち ・・・それが最後
 はらはらと 枯葉舞う路(みち)
 ゆく人を染める 時は秋色
秋の街路
偶然は 必然だから
そう言った 遠いあの日
その意味をわからずにいたまま
友を友として ・・・長いつき合い
 うちうちに 秘めた憂いを
 口にしないまま ついぞ語らず

 つらつらと 酒を恋う日々
 残されし我が身 孤愁なり


ひとこと:今月の特集を決めたとき浮かんだ小説と演劇がある。
杉本苑子『孤愁の岸』1962(昭和37)年/直木賞受賞作。
約250年前、濃尾三川(木曽川・長良川・揖斐川)の治水御手伝普請を
命ぜられた薩摩藩士の1年半以上にわたる艱難辛苦の様子を描いたもので
「宝暦大治水」として、今も歴史に残る物語。
森繁1
森繁 竹脇
舞台は昭和60年、帝国劇場で森繁久弥・竹脇無我・西村晃で舞台化。
森繁久弥 当時80歳、西村晃 当時70歳。当時テレビ放映で見て舞台の迫力に圧倒された。年齢を感じさせない迫力の舞台は、言葉で飾りきれない
感動を覚えた。《孤愁》とは文字通り《孤独と愁い》
2011年に死没した竹脇無我が俳優仲間に与えた言葉のイメージが
私の胸に刻まれていて、この書き下ろ詞のベースになっている・・・
                      (画像をお借りしました)
●書き下ろ詞からの連想&こじつけ ◎『孤愁の岸』杉本苑子
杉本2 杉本1
     

「月光雨」 キム・ヨンジャ ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月15日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『月の光』
●想定した歌手は キム・ヨンジャ さん。
このブログでの彼女を想定しての書き下ろ詞、
書きも書いたり8度目の登場です!
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  月光雨
N1

  汗ばむ躰の ほとぼりを
  さましにおいでと 誘う夜
  南の窓から 音もなく
  さらさら黄金(こがね)の 月光雨

  くちづけ 残り香 指のあと
  なんにも羽織らず まとわずに
  躰を横たえ ベランダで
  秘密の儀式に 身をまかす

  今ではあなた あなたしか
  云うこときかない 肌になり
  ときどき刹那の 夢におぼれる
N2

  このときこの場を のがしたら
  こころが澱んで 眠れない
  頭のさきから 足のさき
  沁み入る黄金(こがね)の 月光雨

  あなたが寝返り うつたびに
  わたしの躰が きしみだす
  二の腕噛んだり 手を添えて
  嫌がるあなたを そそのかす 

  欲しがる女 女だと
  不敵に 大胆 変えといて
  素知らぬふりする あなた罪人(つみびと)

ひとこと:歌がうまいがゆえに、その歌唱に唄い過ぎるきらいがあったが
最近は抑えるところ、引くところを際立たせ、聴き手側もいくらか楽になった。いずれにしても情熱家ということかも。
そんな彼女しか唄えないテーマ!
詞のイメージはニコール・キッドマンの映画「EYES WIDE SHUT」

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎月光/大吟醸日本酒
15g

This time last time ― 去年の今頃・思い出ブログ ―  ★9月第2週 FACEBOOK同時掲載

2018年09月15日 | 去年の今頃
やはり9月です、寒暖の差がしっかり感じられるこの頃です。
9月も第2週が終わります。
9月6日未明に発生した『北海道地震』の犠牲者を悼み
被災者の不自由な日々を思いながら一日も早い復旧に心を寄せています。
巷は3連休。休みを利用して北海道へボランティアに向かう人たちが
います。ハンパない災害の爪あとを少しでも緩和しようと奮闘する
多くの人たちには胸が熱くなり心で拍手しています。
ボ
さて、MyブログとFACEBOOKでは《This time last time》
― 去年の今頃・思い出ブログ ― 
と題して不定期投稿しています。
FB表紙
今回は 2017年9月2週書き下ろ詞 UP記事の紹介。
改めてチェックするとMyブログのポリシーをそれなりに反映し
多彩な記事で頑張っている自分がうかがえます。
9の1 9の2 9の3 9の4 9の5 9の6

★いかがでしたか?各記事の全文は検索枠からご覧ください。
 それでは引き続き9月特集・書き下ろ詞
 《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》 
お楽しみください!

「コスモス口紅(ルージュ)」 安藤みゆき ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》                       

2018年09月14日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『コスモス』
●想定した歌手は 安藤みゆきさん。
このブログ《はじめて書き下ろす歌手》シリーズに登場です。
ちなみに母親は同じく歌手の安藤栄子さんです。
安藤

コスモス口紅(ルージュ)
コスモス
if・・・ あなたに接吻(くちづけ)
求められてもいいように
口紅はうすく淡く
ひいて出かけましょう

若い頃の いさぎよさ 半分もないけど
気持ちだけ満たされていれば それでいい

道ばたの コスモスみたいに
さりげなく あなたに咲ける
わたしでいたいの

口紅ルージュ
if・・・ あなたが酔いしれて
髪をまさぐる気分なら
口紅がのこるグラス
そっとふきとりましょう

さぐり好きの人がいて 筋書きを書くなら
耐えきれず あふれ出る涙 あげましょう

秋風に コスモスそよいで
いつの日も あなたに似合う
わたしでいたいの


ひとこと:想定した歌手に似合いの詞を書くこともときには必要。
それでも選んだモチーフを工夫しイメージに新鮮さを加えながらは
挑戦でもあり楽しいこと。そんな思いを汲んで読んでもらえば
合点がいくはずのメローな詞に仕立てた。

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ◎ケーキ/コスモス本店(東岩槻)
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「炎秋」 山内惠介    ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》                      

2018年09月13日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
今日のインスピレーション ―秋― は ずばり 『もみじ/紅葉』
●想定した歌手は 山内惠介さん。
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炎秋(もえあき)
妻6

紅葉あかあか 劣らず負けず
炎えるこの肌 女の肌に
緋よりも朱い 血が走る

一秒たりとも 目をそらしたら
黒髪断ち切り 後ろ手に
あなた縛って しまいましょう
女の秋は 炎えて秋
妻8

障子 茜(あかね)に 色染めかえて
くずす膝もと 綸子(リンズ)の裾を
乱して風が 吹きぬける

その気があるのを 見抜いた果ては
きしんで鳴るほど 骨までも
あなた よしなに 抱けばいい
女の秋は 焦がれ秋
妻7

うわべは何でも ないふりなんて
この後に及んで 無しにして
あなた本気を くださいな
女の秋は 炎えて秋

妻5
ひとこと:ときどき妙に《情念》とか《激情》などをテーマにしたものを
書きたくなる。それは小説や映画、雑誌からのinspireだったりが多い。
しかしそのモチーフをただなぞって書くだけなら大方の人は出来よう。
自分の型で、詞句の使い方で書くことが大事。ましてや唄い手を
イメージしながらの作業は厳しくも楽しい。(画像をお借りしました)
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●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎もみじ菓子
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「きりぎりす」 長山洋子 ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月12日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『きりぎりす』
●想定した歌手は 長山洋子さん。このブログでは5篇めの書き下ろ詞。 
長山 DSC_0378_20180801025942
DSC_0379_20180801025953 DSC_0404_20180723193529
きりぎりす

その足 長けりゃ
いいってもんじゃないわいなぁ
あんた きりぎりす
どこへ跳ねたか とまったか
 酒場 酒場を とび跳ねて
 色つき水の 酒びたり
 〽ちょいと 今夜の 泊まりはどこさ
12s4
キリキリ 泣くのは
なんで私になるのかねぇ
あんた きりぎりす
人の気持ちの 分からずや
 好いた 惚れたも 見ぬふりで
 惚れた弱みで なぜ泣かす
 〽ちょいと 答えを 呉れたらどうさ

あんた きりぎりす
人の気持ちの 分からずや
 ひとり 湯浴みの そのあとは
 宵の座敷で 三味ひいて
 〽ちょいと 帰りを 待つ身がつらい

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ひとこと:長山洋子=三味線とイメージングすればいかにも定番になって
しまうが、ならばあえてというところで今回は俗曲「きりぎりす」を
モチーフにして艶と粋を思い切り表現したく書き下ろしました。
この俗曲を作詞した久保田万太郎は大正から昭和にかけて活躍した
俳人・小説家・劇作家で生粋の江戸っ子として伝統的な江戸言葉を
駆使して多くの作品で知られていて、この俗曲は歌手の市丸、
美空ひばり、江利チエミ等がレコード化しています。
久保田万太郎ひばり市丸
                   (画像をお借りしました)
●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎フランス食堂/キリギリス
12g1 12g2

「夜の金木犀」 三川ゆり ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月11日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集。ますます快調です!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『金木犀』
●想定した歌手は 三川ゆり サン。元気印の歌もいいけれど
今回は恋を失くした女性のせつない女歌です!
三川さんへの書き下ろ詞も5作目になりました!
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夜の金木犀

髪にこぼれる 金木犀は
一年まえの 別れ花
たった一つの 嘘だけは
忘れたくても 許せない
涙をこらえる 女の秋です
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不幸ばかりと 仲良くしても
なおさらつらく なるばかり
行きも帰りも この路(みち)
通るたびごと ふりかかる
匂いがせつない 女の秋です
11s

二度と会う日が なければいいと
思いがつのる 夜の雨
身丈 身幅に 似合うよな
わたしらしさで 生きてゆく
覚悟を決めてる 女の秋です


ひとこと:三重・名張市在住で関西方面を中心に活動し
ますます元気な彼女です!会場の大小や、場所の遠近にこだわらず
三川ゆり という歌手は、唄える場所や機会があれば
精力的に飛び回って活動していることをよく知っている。
いい場所、いい仕事、いい人に出会いながらますますの活躍を
いつも願っている。
三川1 三川2
今回の書き下ろ詞は、詞はマイナー調ですがやや明るめの曲が
つけばと、各節6行目にその思いを込めました。
●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎桂花陳酒
11g2 11g1
 

【おくやみ】 作詞家・志賀大介さん逝去

2018年09月11日 | 亡くなった歌手・俳優・作詞家・作曲家をしのんで
志賀大介
✒️作詞家の志賀大介さんが8月6日に逝去されていたのを
今日知った。83歳。無念! 
志賀

志賀さんは長く「日本作詞家協会副会長」
「日本音楽著作家連合会長」を務めながらも
数多くのヒット作を書かれた。 
私ごときが偉そうに薀蓄を垂れるにはあまりにおこがましいが
演歌の王道を往く骨格の整った作品が多かった。
🎤氷川きよし「みれん心」の発売は2016年。
81歳での大ヒット作だった。
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🎵以下に膨大な作品群から心に残る好きな詞をリストアップして
心からご冥福を祈ります。合掌🙏

「千恵っ子よされ」岸千恵子・「昭和放浪記」大川栄策
「涙を残して」松森棚三・「筑波の風」水城なつみ
「望郷おんな花」西川ひとみ

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「柿渋の夜」 北原ミレイ ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月10日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
一日一回、初秋・9月の空を見上げ、心身の安らぎを得ましょう。
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『柿渋』
●想定した歌手は 北原ミレイさん。
このブログでの書き下ろ詞、9度目の登場です!
ミレイ2 ミレイ1

柿渋の夜
10S9

一日をhappyに終わりたいのに
苦い思いが 心に湧いてきて
柿渋を 口にふくんだような
夜が続いてく

あの人は 今日もそっけなく
みじかいディナーで 席を立った
逢うことが 苦痛なら
いっそ別れてくれていい
ぎりぎりの危うさで 愛を重ねても
涙が こびりつくだけ
10s2

逢えるかと かけてくる不意の電話も
事の終わりは 私を抱くだけで
柿渋の 濁り浮かべたような
苦痛のこるだけ

始めから 素性知ってれば
たやすく この肌 許さないのに
今さらに 女って
損な性質(たち)だと思い知る
忌み嫌う醜さを 顔に出せるなら
結末(おわり)も 怖くないのに


ひとこと:愛しながらも満たされなさに苦々しい想いを抱く
女性の心情を、柿渋にたとえて書き下ろしました。
ところで柿渋って知ってますか? 渋柿の未熟な果実を粉砕、
圧搾して得られた汁液を発酵・熟成させて得られる赤褐色で
半透明の液体のことです。
昨年購入し愛用しているマフラーが柿渋色なことからヒントを得て
ちょっと変わった素材をモチーフにしました。
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●書き下ろ詞からの連想&こじつけ ◎柿渋カプセル
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「桔梗川」 八汐亜矢子  ★9月の特集《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだ+α な書き下ろ詞》

2018年09月09日 | 9月書き下ろ詞 特集《秋を感じ、秋にちなんだ書き下ろ詞》
四季の期間、季節の区切りでは、秋は9月・10月・11月
今月は《秋の気配・秋の色づき 秋にちなんだプラスα な書き下ろ詞》 の特集がスタートです!
女歌
●今日のインスピレーション ―秋― は 『ききょう』
●想定した歌手は 八汐亜矢子 さん。
このブログでの書き下ろ詞、8度目の登場です!
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桔梗川       
ききょう

水辺に茂る 川草に
押しのけられて 咲いた花
どこかわたしの 恋に似て
秋の終りに 別れた人の
面影浮かべる 桔梗川
川桔梗1

これきりなんて いやですと
云えないままに 背をむけた
うしろ姿の 恋しさと
すこしばかりの にくさが今も
わたしを泣かせる 桔梗川
川桔梗2
ひと雨ごとに むらさきが
色あざやかに 目にしみる
枯れる花より しぼむ花
それがつらいの ひとりの身には
どこまで流れる 桔梗川


ひとこと:近くの小川沿いを歩いていたら川草が伸びるままの脇に
二つ三つの花を見た。それがこの書き下ろ詞のイメージになった。
この時期、小ぶりで紫の色が映える桔梗は好きな花のひとつ。
 男女の出会いは他人の伺い知れないもの。結果、別れともなれば
 去し方や行く末を、目にする花にかさね合わせる人もあろう・・・
                     (画像をお借りしました)
★八汐亜矢子さんへのこれまでの書き下ろ詞 
「人生よいしょ節」「長良おんな草紙」「夢追いワルツ」
「木曽川母情」「京都 みやび宿」 居酒屋「あかり」

八汐さんにはほかにも多くの関連記事をUPしています。
ぜひ見てください!

●書き下ろ詞からの連想&こじつけグルメ ◎紅桔梗/日本酒
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