銅版画制作の日々

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地球が静止する日★★原題 : The Day the Earth Stood Still

2008-12-26 | 映画:シネコン

彼は警告にきた。しかし人類は気づいていない。

12月23日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。1951年にロバート・ワイズ監督、主演マイケル・レイニで製作された『地球の静止する日』のリメイク版だそうです。

今回の主演はマトリックスシリーズでお馴染みのキアヌ・リーブスが謎の宇宙人クラトゥを演じています。無表情なお顔が、この役にぴったりのように思います。実は彼の作品は「イルマーレ」以外、観たことがないんですが。

冒頭は吹雪く険しい山を登る髭ぼうぼうのキアヌが映し出されます。最初は今ひとつ把握できなかったのですが、時代背景が現代から80年前の地球のようです。(確か1928年と字幕が出ていました)クラトゥはこの時代に地球を訪れたようなくだりです。

そしていっきに現代へ・・・・。

STORY

突如、巨大な球体が出現!まもなく地球にぶち当たるという非常事態アメリカ政府が厳戒態勢を敷く中、宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーヴス )がセントラルパークに降り立つ。あらゆる分野の専門家を集めた対策チームが組織され、亡き夫の連れ子ジェイコブ(ジェイデン・スミス)と2人暮らしの生物学者ヘレン(ジェニファー・コネリー) も強制的に招集される。のちに、息子と共にクラトゥの任務に巻き込まれていくとは知らずに・・・・・。

彼らの頭脳では、球体を止めることが出来ず、地球は粉々になるのではないか?と思われた。だが直前、球体はスピードを落とし、マッハタンのセントラルパークに着陸した。

 凄い球体です!

軍隊が包囲する中、姿を現したのは巨大ロボットを従えた謎の生命体。兵士の砲弾を受け、倒れてしまったその生命体はそのまま政府の危機対策チームに運ばれ治療を受ける。治療に当たった医師たちは、そこで不思議な光景を目の当たりにする。何と生命体は、有機物質の外皮がはがれるや、人間と同じ外見が姿を現したのだ。クラトゥ(キアヌ・リーヴス)と名乗る彼は、やがて厳重な警備をものともせず、施設から抜け出すことに成功する。はたして地球に来た目的とは? 全人類の命運は、この男の意思にかかっていた。

人類を滅亡させれば、地球は生き残れる。

ヘレンが「地球に何をしきたのか?」と聞くと、衝撃的な答えが返ってくる。彼が地球に来た使命とは“地球を救う”こと。しかしその唯一の手段とは“人類を滅亡させる”ということだというのだ!クラトゥこそ人類滅亡の鍵を握ると確信したヘレンは必死の説得を試みるが、彼の決意は固かった。

崩壊へのカウントダウンは始まっていた。

ギクシャクした親子関係も見どころ。 ジェイコブ役はジェイデン・スミス君、父はあのウィル・スミスだ。なかなかの演技者である。やっぱりお父さんの子どもだね。

地球の危機だけがテーマではなく、本当の親子でないヘレンとジェイコブのギクシャク関係もこの出来事がきっかけで、徐々に絆が結ばれていくのも見どころである。

 

クラトゥはヘレンと行動をすることで、人類の別の側面も知っていくことになるのだが・・・・しかし脅威の攻撃は既に始まっていた。現代のテクノロジーを遥に超える破壊力であらゆるものを溶かし去り、ついに人類は抵抗の術を失ってしまう。

スタジアムも一瞬のうちに破壊されてしまう・・・・・。

もはや止められるのは彼しかいないのかーーーー?

人類の罪深き本質を見抜いたクラトゥの意思は簡単には揺るぎそうではない。彼はその使命を全うして、地球を救うために人類を滅亡させるのか、それとも人類は彼の“心”を動かすことができるのかそこには想像を絶する衝撃と感動のクライマックスが!!

ヘレンのアプローチも、彼の心を揺るがすのだが、それ以外にもある。やがてクラトゥは数十年前から人間として地球で暮らす仲間と合流する。彼は、地球人としての人生は幸福だったとクラトゥに告げる。このシーンは相手が中国人なので、キアヌ演じるクラトゥも中国語で話す。おぉ~キアヌの中国語、なかなかさまになっていますね。

仲間の心の内は彼には理解できるのか?確かに環境破壊の原因は人類のしわざというのは分かっているが、仲間がいるのにどうしてそのことが実行されなかったのだろう?

と言ってしまったら、お話にはならないですよね。まあそれは仕方ないとして、とにかく人類滅亡となってしまったら、人間たちは、クラトゥにやられちゃうわけだから、何とか食い止めないとやばい。

 

クラトゥは球体に戻っていく。彼はどうするつもりなのか?地球だけでなく、人類も救ってぇ~~!祈る気持ち

全体にインパクトは少なかった。何故なのか?50年前のリメイク版だからなのか?当時はかなり斬新な作品だったのでしょうね。

謎の巨大ロボットも不気味で、怪しげで良かったのですが・・・。何かものたりなさを感じました。

最近のSFものはかなり高度でしかも、テクニックな作品が多いですからね。このようなシンプルな作品は難しいですね。でもキアヌ・リーブスにはこの役ピタッとはまっていましたが・・・・・。

 国防長官役には、キャシー・ベイツ

 監督:スコット・デリクソン 

 

51年に製作されたSF映画の古典「地球の静止する日」をキアヌ・リーヴス主演でリメイクしたSFスペクタクル・サスペンス。ある使命を帯びて地球に降り立った宇宙からの使者を前に、ついに存亡の危機を迎えた人類の運命を壮大なスケールで描き出す。共演はジェニファー・コネリー、キャシー・ベイツ。監督は「エミリー・ローズ」のスコット・デリクソン。(allcinemaより)

オフィシャル・サイト
http://www.dtessmovie.com/ (英語)

オフィシャル・サイト
http://microsites2.foxinternational.com/jp/chikyu/

※オリジナル版:地球の静止する日(1951)

 


 

 

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2 Comments

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こんばんはー。 (★しんぽん★)
2008-12-27 23:42:43
やっぱりちょっと物足りない作品なのは否定できないですよねー。
面白く出来そうなところはいっぱいありそうな気がするんですけどねー。。。
予算がなかったのかなーなんてさびしいことを思ってみたり。
キアヌはこの表情の乏しい役柄にはうまくハマってましたねー。

ameblo.jp/snapshots/
えーー (sakurai)
2008-12-27 07:56:46
「イルマーレ」しか見てないんですか・・・。
意外。
何とあたしはデビューのころから見ておりまして、彼の成長を見守ってまいりました・・・(ほとんど母の気分・・)。
すんげえ、軽いおバカな映画に出てましたが、印象変えたのが「危険な関係」っていう、19世紀あたりのイギリスの貴族の慇懃なお話。
あれが衝撃的でした。
仏陀にもなったし、ゲイにもなったし、いろいろやって、やっぱメジャーになったのは「スピード」からですかね。
なんだかアクション俳優になっちゃいましたからね。
あれ、映画のこと全然言ってなかった。
うーん、鳴り物入りの割には、ちょっと拍子抜け。
もっと、丁寧にさまざまなことを描いても良かったような気がしました。

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