銅版画制作の日々

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危険なプロット(2012)**DANS LA MAISON

2013-11-15 | 映画:ミニシアター

 教師と生徒の個人授業は、いつしか息詰まる 心理戦に変わる。

お久しぶりです。いくつか映画を観たのですが、、、、。結局更新出来ず。腰があがらないというか(笑)いやそうではなく観たけどあまり自分の気に入ったものではなかったようです。

京都シネマにて上記の作品を鑑賞。フランソア・オゾン監督作品。この監督の作品は結構お気に入りでしたが、今回はちょいと苦手でした。

お話は作家になる夢を諦めて国語教師として退屈な日々を送るジェルマンがふとしたことから生徒の作文に翻弄され、次第に彼の世界にはまり込んでいくというものです。人間というのは平凡では満足できないのでしょうか。刺激的な世界があればなんて思ってしまいがちですよね。まあそういう意味ではこの映画、まさにその通りかもしれません。

この作文の上手い少年クロードもまさに刺激的な世界に浸っているようです。

 友人ラファの家庭の内情を克明に描きたてる。

個人情報に敏感なジェルマン、ちょいとためらいがちだが、クロード曰く、先生以外、読まなければ大丈夫と言われ、、、、。ついその気に(笑)

ということでどんどんジェルマンはクロードの作文の世界に陶酔していくのでありました。

  

かなりヤバい世界も描かれ、ジェルマンドキドキもんです。言葉のやり取りがちょっと退屈になり思わずzzzzとなりそうな場面もありました。
秘密を知るってやっぱり何か謎めいていて良いのでしょうかね。

結局自己陶酔が高じて目を覚ますとどえらいことになるというお話なんですが、、、、、。

あらすじ(Moviewalkerより)  ネタばれしています。観ていない方読まないで下さい。

かつて作家を志したものの、今は高校の国語教師として働くジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、生徒たちの凡庸な作文にうんざりしながら添削する日々を過ごしていた。ところが新学期を迎えたある日、1人の生徒が書いた作文に心を奪われる。

 

それは、数学が苦手なクラスメイトに勉強を教えるため、彼の家を訪れた週末の様子を記したものだった。その生徒の名はクロード(エルンスト・ウンハウワー)。ジェルマンは表現力豊かなその内容を高く評価するが、妻ジャンヌ(クリスティン・スコット・トーマス)は、友人のラファ(バスティアン・ウゲット)とその家族に対する皮肉たっぷりの尊大さや倫理を無視した内容を批判。翌日、ジェルマンは内容が不適切で第三者が読んだら問題になるとクロードに忠告するが、返って来たのは“先生以外に誰も読まなければ問題ない。作文を学びたい”という答えだった。彼の才能を伸ばしたいと考えたジェルマンは、個人指導を提案。ジェルマンの指導を受けたクロードは、才能に磨きをかけ、ラファの家を訪れては次々と“新作”を書き続けてゆく。それを日々、待ちわびるようになるジェルマン。ところがある日、クロードが“もう書けないかもしれない”と言い出す。成績の上がらないラファを心配した両親が、家庭教師を雇うことを考えているというのだ。そうなれば、もうラファの家に通うことはできない。“次のテストでラファに良い点を取らせ、成果を出さないと。”暗に数学の試験問題を要求するクロードに戸惑いながらも、ジェルマンは試験問題を渡してしまう。

その結果、ラファは好成績を収め、クロードは執筆を再開。だが、その内容は次第にエスカレート。ラファの母親(エマニュエル・セニエ)とのただならぬ関係を匂わせるまでになってゆく。さすがに危機感を覚えたジェルマンは止めようとするが、クロードは“あなたが書けと言ったんだ。もう止められない”と言い放つ……。


ジェルマンの妻ジャンヌにはあのクリスティン・スコット・トーマス

ジェルマン、完全にクロードの手の内に、、、、、。あぁ~情けない。ふとしたことがきっかけで抜き差しならない状態に。刺激を求めるのもほどほどにするの一番ですね。

解説(allcinemaより)

「8人の女たち」「スイミング・プール」のフランソワ・オゾン監督が、才気に満ちた作家の卵とその個人指導に当たるベテラン国語教師のスリリングな心理戦を、遊び心あふれる筆致で描き出したサスペンス・ドラマ。主演は新鋭エルンスト・ウンハウアーとフランスの名優ファブリス・ルキーニ、共演にクリスティン・スコット・トーマス。

メディア 映画
上映時間 105分
製作国 フランス
公開情報 劇場公開(キノフィルムズ)
初公開年月 2013/10/19
ジャンル サスペンス/ドラマ/コメディ
映倫 R15+

 

挙句の果てには、、、、。これ以上ネタばれせず。

オフィシャル・サイト
http://www.dangerousplot.com/
 
 
 
 
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