聞こえてくるのは…

朝食の時間、小鳥たちの声があちこちから聞こえてきます。
いろいろな種類の小鳥たちが寄り集まって、木から木へと移動していくのです。

小鳥たちはどんなことを話しているのでしょう。
想像力が豊か（過ぎる）私ですから、鳥と話している気持ちになりそうです。

子供の頃、父がよく言っていました。
「人の話はじっくりと、よ～く聞くんだよ。」と。
じっくりと聞いていると、例えちょっと難しいことでも何かがわかるから…
とも言っていました。

大人になって、父が言っていたことが何となくわかるような気がしてきました。
直接耳に聞こえてくるのは言葉や音ですが、真剣に聞いていると、
言葉にならなかったことさえも感じられる気がするのです。
相手が伝えたくても言葉にならない部分を、身体で感じられるのでしょうか。
相手の心の声を聞く事ができるということなのでしょうか。

そんなことから…、私の想像力が豊かになってきたのかもしれません。
ともあれ、小鳥たちの声はじっくりと聞いてもわかることはありませんが、
楽しそうに鳴いていたり、あわただしく鳴いていたり…を感じられれば、
それだけでも、小鳥たちの生活の何かが見えてくるようです。

今日の鳥たちは、みんな楽しそうでした。
幾種類もの鳥達が仲良く過ごしているのを見ていますと、
人も、皆が仲良く過ごせるのではないかしらと思ってしまいます。
そうだったらいいですね。


　こんな木の根っこ達も、土の中でお話をしているのでしょうか…

今日の朝食

「昔は、お弁当を持って、あちこちに出かけたわね。」
その時、私達は小道に止めた車の中で、サラダを食べていました。

今朝早めに、車で少し遠出をすることになり、朝食用にサラダを作りました。
冷蔵庫の中のレタス、キューり、トマト、ブロッコリー、パプリカをパックに入れ、
ドレッシングの替わりに冷凍レモンをすりおろして、スモークサーモンを乗せただけの
簡単サラダです。

車でしばらく走ったところで右に曲がり、小道に入ります。
前に見える林の手前にある広めの場所が良さそうです。
その奥は行き止まりらしく、往来がありません。

お絞りで手を拭きながら正面を見ますと、山鳩なのでしょうか、
木の上に番いの鳥が仲良く並んで止まっています。

まず、簡単サラダを食べ、卵サンドと牛乳…ですが、
外出先で時々利用するコンビニの朝食より、少しは家庭の朝食らしく思いました。

結婚して間もない頃は、二人とも会社勤めでしたので、休日にはお弁当を持って
ハイキングなどに出かけていました。
コンビニが今ほどなく、多くの場合、どこに行くにもお弁当を作りました。

当時は手の込んだお弁当を作りましたが、
今では、健康のことも考えて、食べるもの、食べ方などが変わりました。
お仕事も替わり、お互い年も重ねましたので、食べる量も随分少なくなりました。

そんなこんなで、簡単サラダと卵サンドと牛乳…、
それでも、二人で仲良く食べる朝食はおいしいのです。

木の上に並んで止まっている番いの鳥に、思わず微笑むことができるのも、
幸せな気持ちで過ごしているお陰なのでしょうね。


道に降りて、何か唾んでいます。

シャワー党ですが…

シャワーが好きな私は、この寒い季節になってもシャワーをしています。
シャワー歴は、もう３０数年になります。

それは、マンションで都会の一人暮らしを始めた時からでした。
そのマンションは、間取りが広く、家族で生活ができるタイプでしたので、
当然のようにお風呂の湯船は大きめでした。
その湯船に、入浴時間が短い私一人の為に、たくさんのお湯を張ることが
ためらわれたこともあり、シャワー党になりました。
当時の私は、毎朝洗髪をしていましたので、シャワーの方が便利でもありました。

それ以後、主人と結婚してからもずっと、シャワー党の私です。
主人も独身時代をシャワー党の一員（？）として過ごしていたようですので、
私達が自宅でお風呂に入ったことは数えるほどしかありません。

山梨に越してきてからは、富士山が綺麗に見える温泉に入れます。
厳寒の冬には、温か～い温泉が何と言っても魅力です。
住民の特別サービス価格もありますし、シャワー党の主人も、
さすがに一日おきに利用しています。

私ですか？
私は、相変わらずシャワー党路線を走っていますが、
昨年の１２月に一度、今年になって一度、温泉に連れて行ってもらいました。
富士山が見える温泉って、本当にいいですね。


　お湯につかりながら見える景色です。
　素敵です…。

コーヒー好き…？

昔からコーヒーは比較的よく飲みますが、コーヒー好き…というほどではないのは、
特にこだわりがないからです。

社会人として大阪の会社に就職した時、お昼時間にはインスタントのコーヒーが
振る舞われました。
コーヒーを飲むようになったのは、その頃からだったかもしれません。
今から…、４０年ほど前のことです。
当時は、「角砂糖２個が普通よ。」と先輩に言われ、甘いコーヒーを飲んでいました。
１か月もすると、自分の好みが言えるようになり、角砂糖が１個になったのです。

６～７年した頃、引っ越しに伴って転職した職場から、ハワイへの慰安旅行がありました。
ハワイといえば、コナコーヒーが有名です。
朝のバイキングの時、カップにコーヒーがなくなるのを待っておられるかのように、
カップに注がれるコーヒー…。
口当たりが良く、喉越しの香りが楽しめるのです。
『これが本場のアメリカン…？』と思ったほどです。

美味しいと思いながらも、当時は自宅にサイフォンやドリップの器具を持っていません
でしたので、お土産としてコーヒーを買うことはありませんでした。

その後も、インスタント、サイフォン、ドリップと経由して、
ブラックコーヒーを飲み続けています。
多い頃には、一日７～８杯も飲んでいましたが、今では一日２杯くらいです。
好みは変わるものですね。

そんな今日、素晴らしい物が手に入りました。
ハワイのドトール・マウカ・メドウズ・コーヒー農園の１００％コナコーヒーです。



日本のドトールには出荷をしていないそうですので、
日本のドトールでは飲めないらしいです。

サーモンからお箸

昨日の夕食は、サーモンソテーにしました。
売り場に並んだ少し大きめのサーモンを見て、主人との合意で決まったのです。

フライパンに、添え野菜の玉ねぎのスライスとマッシュルームをサーモンと並べます。
サーモンの色が変わり始める頃、玉ねぎが柔らかくなり、甘みを出し始めますので、
サーモンに塩とブラックペパーを少しふりかけ、焼き色を付けていきます。

ミニキャロットとブロッコリーは、別の小さな蓋付きフライパンで蒸します。
蒸すことでお野菜本来の甘みが増すことを覚えてからは、多くの野菜を蒸してから
食べることが増えたかもしれません。

シンプルな味付け（と言えるほどではありません）が、美味しさを引き出し、
素材同士を引立て合いますので、高級感のあるメインディッシュになるのですね。

ソテーは、外国（フランスでしょうか？）の調理方法ですが、
我が家では、お箸で食べています。
今日も食べながら、ふと、お箸の素晴らしさにちょっとした感動さえ覚えたのです。

お箸だけを使って、サーモンの皮を取り、骨から身をきれいに外すのですが、
これは素晴らしい技のような気がします。
確かに、子供の頃にお箸を使い始め、何十年経った今に至るまで使い続けている
のですから、お箸を上手に使えて当たり前です。
でも、小さな物や滑る物をつまみあげ、大きな物を切り分け、混ぜ合わせ…。

私達の文化は、お箸を使える技と同じように繊細な感覚を研ぎ澄ませながら
現在に至っているのかもしれません。
たかがお箸のこと…と思わずに、せっかく一日に３度も使う機会があるのですから、
お箸を使いながらも、もう少し繊細な感覚を見つめるのもいいかもしれない…
なんて、思っています。


今使っているお箸は、ウサギの絵柄です。
昨年のウサギ年に買ったものです。