大佗坊の在目在口

見たり、聞いたり、食べたり、つれづれなるままに!!

西馬音内盆踊り

2008-08-22 | 
秋田の横手近く、周囲を山に囲まれ、古くは出羽小野寺氏一族の城下として
栄えた今の雄勝郡羽根町に西馬音内(にしもない)という所がある。

ここで、毎年8月16日から18日まで盆踊が行われる。伝承は色々あるが、
盆の供養と西馬音内城主小野寺氏が領地を没収され滅んだ霊を慰めるため
小野寺氏家臣の子孫達が主君を偲び踊られていた亡者踊りと合わさり、
今に継承されたと伝えている。

この小野寺氏は、会津山ノ内氏と遠祖は同じ山内首藤氏流、
家紋も小野寺氏は 窠(か)紋に一文字、山ノ内氏は白黒一文字と
山内の一文字を使っている。

会津山ノ内氏も出羽小野寺氏も没落の時期はほぼ同じ四百年前の話。





三頭巾(ひこさ)と呼ばれる黒い頭巾に絞り染めの浴衣姿と、
端縫い衣装(はぬい)と呼ばれる布の切れ端を何代にもわたって
左右対称に縫い合わせて作られた衣装に編み笠で顔を隠す。








彦三頭巾や編み笠で顔を隠し、踊りの輪の内は精霊を呼び寄せる場所と
して、いずれの踊り子も精霊の依り代として「しごき」という名前の
赤や黄色の色彩あざやかな布を帯に着けて腰を飾って踊る。













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