田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

流氷牛 北の逸品 和牛ジャーキー

2018-08-21 18:58:11 | その他

 これほど旨いジャーキーに出合ったのは初めてだ!牛のすね肉を使用しているというその干し肉は、適度な塩味、脂ものっていて抜群の美味しさである。まさに“北の逸品” である。入手が困難ということも一層恋しさを募らせてくれる。

 

 ここ数年、お盆のお墓参りで北見へ帰ったとき、私の妹が必ずお土産に持たせてくれるのが商品名「流氷牛 北の逸品 和牛ジャーキー」である。

 何年か前に、妹の家で出されたこのジャーキーを食して、私が激賞したものだから、それからは毎年のように購入し、土産として持たせてくれる。

          

          ※ こちらは一袋30g入りで500円とか…。けっして安価ではない。

 帰宅した私は一日の終わり、妻の寝静まった深夜にこのジャーキーを肴にウィスキーの水割りを飲むのが至福のひと時である。

 しかし、美味しいものはなくなるのも早い。一度口にすると、止められない!止まらない!状態ですぐさま底をついてしまう。

           

          ※ 干し肉にする工程で ”焼き”を入れるのだろうか?焦げ目がついているように見えます。

 そこで私は札幌でもなんとか入手できないものか、とあれこれ手を尽くしてみたのだが、

どこでも扱っていないようだった。

 思い余って製造元である網走郡津別町川汲の金田牧場に電話をしてみた。すると「たくさん生産していないので、津別町内の三つのお店と、女満別空港の売店でしか取り扱っていない」という回答だった。

 

 う~ん。これは強敵である。

 どうにかして手に入れるためには、津別町内のお店に送付をお願いするか、妹を介して送ってもらうかしか手はないようだ。

 トライしてみる価値が十分にある「流氷牛 北の逸品 和牛ジャーキー」である。

 

 ジャーキーだけを取り上げると、もう一人の妹からお叱りを受けそうだ。

 彼女もまたオホーツク地方の逸品をお土産にくれた。

 ご存知(?)常呂の新谷商店のホタテの燻油漬である。これはずーっと以前から名品として知られる味である。いただいたのは、このホタテの燻油漬とソフト貝柱の詰め合わせの「北の帆立」という逸品だった。こちらも私の大好きな味である。

          

          ※ 常呂・新谷商店の燻油漬とソフト貝柱のセット、商品名「北の帆立」です。


アクセス数バブル?

2018-08-20 20:55:41 | その他

 このところ拙ブログへのアクセス数がなぜか増加傾向にある。最近の5日間を見ると、667 IP、739 IP、768 IP、864 IP、862 IPといった具合である。ブログ開設以来、ずーっとアクセス数を負い続けてきた私にとって悪い数字ではない。

 

 私は2006年5月にブログを開設したが、私自身の記録を見ると、2007年8月からずーっとアクセス数を記録している。

 あるブロガーとお話をしたとき、その方は「自分はアクセス数などは気にしていない」と話された。しかし、私はそうは思わない。「いったい自分のブログをどれだけの方が目にされているんだろうか?(読んでくれているんだろうか?)」ということは、けっこう気にしている。

 だから、私は毎朝起きると直ぐに前日のアクセス数をチェックするのが日課となっている。

 

 先日、暇に任せてこれまで記録したアクセス数を年毎に日割り(一日当たり)の計算をしてみた。恥ずかしながら私の記録を公開してみたい。

◇2007年   77.4 IP     ※ただし、この年だけは8月以降のものである。

◇2008年  113.1 IP

◇2009年 198.0 IP

◇2010年 258.4 IP

◇2011年 370.6 IP

◇2012年 357.3 IP

◇2013年 365.3 IP

◇2014年 412.6 IP

◇2015年 349.2 IP

◇2016年 399.3 IP

◇2017年 415.7 IP

とまあ、けっして順調ではないが、まあまあの右肩上がりの傾向を見せていた。

それが今年2018年に入ってからはなかなかの数字になってきたのだ。2018年だけ月ごとに表示してみることにする。

◇1月  416.3 IP

◇2月  425.1 IP

◇3月  467.1 IP

◇4月  498.9 IP

◇5月  563.8 IP

◇6月  652.2 IP

◇7月  616.1 IP

と今年に入り、アクセス数が伸びてきて私を喜ばせていたのだが、これが8月に入るとさらに数字が伸びて、今日までの8月の平均は695.7 IPとなっている。これはあるいはバブルじゃないのかな?と疑っているところである。

 

 ところでアクセス数を示す数字にPVとIPの二つの数字があるPVが閲覧数、IPは訪問者数となっている。解説を読んでも私などアナログ人間にはその違いが分からない。以前ある方にお聞きした時、IPが実際に読んでくれている方だと教えていただいたことがある。それ以来、私はいつもIPの方を気にするようにしてきたのだが、それでいいのだろうか?

 

 私のブログは、ある特定の分野について深く追求するようなブログではなく、日記に近いようなブログなので、そう多くのアクセス数は見込めないものである。それでもそれなりの人たちに読んでいただいていることを励みにこれからもできるかぎり続けたいと思っている。

 私が愛読させていただいている「癌春(がんばる)日記 by 花sakag「夢逢人かりそめ草紙」のブログはアクセス数を公開されているが、どちらもアクセス数が絶えず1,000 IPを超える人気ブログである。バブルの泡が消えないように、これからもせっせとブログを綴っていきたいと考えている昨今である。

 


痛快コンサ!鮮やか逆転勝利!

2018-08-19 19:35:34 | スポーツ & スポーツ観戦

 コンサドーレ札幌のサポーターにとってこれほど痛快な勝利はなかなかないであろう。まさに絵に描いたような鮮やかな逆転勝利に沸きに沸いた札幌ドームだった。反対に遠路駆け付けた東京FCのサポーターにとっては悪夢のような一戦だったに違いない!

           

          ※ いつも選手入場時に趣向を凝らすコンササポは、今日はユニフォーム型の大型フラッグを提示しました。

 前回観戦の5日の対柏レイソル戦から2週間経ち、足の具合もだいぶん良くなってきたので、今日(8月19日)の対東京FC戦の観戦を決めた。

 前回の観戦はキックオフ直前の入場だったために、座席を見つけることができず立ち見観戦になってしまったことを受けて、今回は1時間前に入場するように努めたところ、いつもの席を確保することができた。(いつもの席とは、熱烈サポーター席とは対極に近い、ゴールポスト横のホームスタンド側である。分かるかなぁ~?)

 結果として、本日の試合の場合は良い席とは言えなかったが…。

          

          ※ いつも熱烈応援でコンサイレブンを奮い立たせる赤黒のサポーター席は今日も満員でした。

           

          ※ 対する東京サポーターも大挙押しかけ2対0となったときには勝利を確信したと思いますが…。

 試合は、前半はまったくの東京ペースに終始した。東京は何度もゴール前に迫るのに、札幌はボールを持っても後ろで回すだけでほとんどゴール前に迫れずにいた。

 すると前半33分、脚の速さだけが自慢(?)の相手FW永井が札幌DFを置き去りにしてゴール前で空いているところにパスを出すと、東京FWディエゴに難なく決められてしまった。

 押せ押せの東京はさらに前半終了間際に得たCKからチャンが頭で決めて2点目を奪い、0対2で前半を折り返した。一方、札幌は前半シュートらしいシュートも打てず(記録上は2本のシュートがあったとなっているが…)完全に押されっぱなしの試合展開だった。

           

          ※ 両チームのスターティングイレブンです。時計は試合開始8分07秒を示してますね。

 ハーフタイムの私はすっかり落ち込んだ気分だった。まったく光が見えない戦い方に、WC休戦前のコンサと、再開された後のコンサとは違うチームになったみたいだなぁ…と。

 道東にいてテレビ観戦をしているT氏に「今日は勝ち点1もかなり難しくなった感じだね。コンサイレブンの後半の奮起を期待することにします」とメールは打ったものの、気持ちとしてはあきらめの気持ちだった。それくらいコンサと東京の差があったように思えた。

 

 後半に入り、札幌はメンバーを入れ替えたこと、一部ポジションをチェンジしたことなどが功を奏し、前半とは動きがちがうようになってきた。

 そして後半開始8分、福森のクロスに飛び込んだ都倉が見事にダイビングヘッドを決めた。ところがこのシーンは私の席から遠く、プレーも速かったために一瞬間をおいての歓声となった。さらには、1点入れたところでまだアヘッドの状況は変わらない、ということもありサポーター席は立ち上がっての歓声ではなかった。私も試合が振出しに戻ったわけではないため喜び半分といった気持だった。

 ただ、ドーム内の雰囲気は明らかに変わってきた。それまで静かだった場内が、札幌がボールを取ると、あちこちから歓声が上がるようになった。

 

 札幌の明らかな攻勢が続く中、後半23分、途中出場の白井がペナルティアーク付近に持ち込んだボールに対して右足を一閃するとボールは見事にゴールに突き刺さった。

 今度は場内総立ちで歓声が上がった。0対2の絶対的劣勢から追いつき、試合を振り出しに戻したのだから、サポーターの喜びはひとしおだった。

           

          ※ このシーンはチャナテップが決勝ゴールを決めた直後のシーンだと思われますが…。

 喜びはこれで終わりではなかった。後半27分、白井の時と同じような状況から、今度はチャナティップが左足を振り切ると、これまたビューティフルゴールとなって、なんとなんと試合をひっくり返してしまったのだから驚きである。

 これが今年のコンサの強さなのか!?

           

          ※ 試合結果を表示するスコアボードです。

 見事な、見事な逆転勝利である!

 それにしても、本日の5つのゴールは、全て私の席から最も遠い、反対側のゴールに吸い込まれるゴールばかりだったのは皮肉である。

 しかし、そんなことよりなにより、コンサが息を吹き返した(!?)試合を目撃したことが何よりも嬉しいことだ。

           

          ※ ヒーローインタビューで笑顔がこぼれるチャナティプ選手です。

 このブログを作成していて、二つのサッカー用語を初めて知った。

 その一つは【ペナルティアーク】である。ペナルティアークとは、ペナルティエリアの外側に描かれた半円のことだそうだ。初めて知った。(サッカー初心者ということがバレましたね)

 続いて【ゴラッソ】である。こちらはどうもマスコミ用語のようだ。「サッカーで華麗なゴールが決まった」ことを意味する言葉だそうだが、スペイン語やポルトガル語のスラングだということだ。白井やチャナテップのゴールは「圧巻ゴラツソ」だった、というように使うようである。

 お勉強になりました。ハイ。

          

          ※ 本日の入場者全員に配られたポーチとうちわです。


映画 216 カメラを止めるな

2018-08-18 20:43:06 | 映画観賞・感想

 評判どおりに楽しめた映画だった。特に内容のある映画とは思えなかったが、エンターテイメントとしての映画の可能性を広げた映画と言えるのではないだろうか?映画の後半は会場内に笑いが絶えない映画だった。

                

 昨日、特に予定がなかったので「久しぶりに映画でも…」と思い、映画告知欄を見たところ、ディノスシネマ館で上映中の「カメラを止めるな」というタイトル名が気になった。この映画が、ディノスシネマでは一日5回も放映されているのを知った。興味を抱いたので、どのような映画と調べてみると、ゾンビ映画という文字を見て興味が失せた。ゾンビなどという現実離れした話には興味がないのだ。

 

 ところが昨日夜、テレビ朝日系列の「報道ステーション」に「カメラを止めるな」の監督・脚本・編集の上田慎一郎さんが出演されて自らの映画を語った。「報道ステーション」で取り上げられるということは、映画が相当に話題になっているということだ。

 ミーハーの私はすかさず映画観賞を決めた。

           

          ※ 映像作家役の日暮隆之を演ずる濱津隆之。元芸人だそうです。

 本日、第3回目の上映(午後2時05分)に合わせてディノスシネマに赴いた。

 混雑を予想して小一時間前に映画館に着きチケットを求めたのだが、すでに後部の席は埋まっているという。私が入手できた席はスクリーンから5列目という前方の席だった。

 ディノスシネマで映画を観て、これほど客席が埋まったのは初めての経験だった。

          

          ※ ゾンビ映画で主役級の女優松本逢花を演ずる秋山ゆずきです。 

 映画は大きく前半と後半に分かれている。

 前半、某テレビ局からの依頼でゾンビ映画を撮影することになったが、撮影中に本物のゾンビが襲来し、俳優陣は本気で逃げ惑う。リアリティーにこだわる監督はその様子をノーカットで撮り続けるという内容で37分の映画が出来上がる。

 画面にエンドロールが流れ始め「あれっ?これで終わりなの?」と思っていたら、そこから映画のメイキングフィルムが流れ出す。

 

 映画の後半は、ノーカットで撮り続けたためにドタバタする舞台裏も画面に挿入しながら、前半のゾンビ映画が再び進行するという手法である。

 そのドタバタぶり、本物のゾンビの登場の舞台裏などが描かれ、観客を笑わせてくれるという内容である。

          

          ※ 日暮隆之の娘役を演じ、ゾンビ映画の制作現場に務める日暮真央を演ずる真魚(何て読むのでしょう?) 

 映画の公開時のキャッチフレーズが「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」だそうだ。

 ウルトラ娯楽作…、そのとおりだと思う。伝わるところによると、制作費は300万円程度とか…。アイデア次第では低予算でも十分に客を呼び込める映画ができるという典型的な映画である。楽しかった…。


札幌麺紀行 131 ラーメン ノボリザカ

2018-08-17 20:23:26 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行

 いや~、参りましたぁ~。お店には申し訳ないのですが、私の好みにまったく合わない店に入ってしまいました! 特色ある「鯛出汁」は通からはかなり歓迎されているようだが、私にはゴメンナサイだった…。

          

         ※ 上品に、きれいにトッピングされた「濃厚鯛ダシラーメン」は美味しそうに見えたのですが…。

 今日(17日)、買い物で出たときに空腹をおぼえた。

 「どこかでラーメンでも…」と考えたのだが、食レポのことも考えて「新しい店を!」と北1条宮の沢通りを走っていたらラーメンの幟が目に入ったので迷いなく入店した。

 店の駐車場がちょっと分かりづらいが、4台程度駐車できる空き地があった。

 入口がドア1枚程度しかなく、危うく隣の漬物屋さんに入りそうになった。

           

          ※ 私は危うく左の白い暖簾をくぐるところでした。右側の細いドアのところが入口です。

 入店すると店内は細長いカウンター席となっていた。

 麺のメニューは「濃厚鯛だしラーメン」(750円)、「鯛だしラーメン」(690円)、中華そば(690円)の3種だった。(他にライスメニュー有り)

 お店のイチオシは「濃厚鯛だしラーメン」ということだったので、迷いなくそれをオーダーした。

                

               ※ メニューは手作り感いっぱいでした。

 ラーメンができるまで、店内にあったラーメン関連の雑誌を繰ってみるとノボリザカのことも載っていた。それによると、店は2017年4月に開店した、となっていた。現在地で開店してまだ1年と少ししか経っていない。

 店内はあまりお金をかけずに、ともかく開店したという感じだった。

           

          ※ 店内はこざっぱりしていましたが、極力経費を抑えた、という感じの店内です。

 「濃厚鯛だしラーメン」が出てきた。

 とても上品にきれいにトッピングされていて、期待が高まる。

 例によって、まずはスープを一口…。見るからに濃厚なスープが喉を通過した。う~ん、これはダメだぁ…。魚がけっして嫌いではないのだが、スープから魚臭さ(生臭さ)を感じてしまったのだ。通の人にはそれが旨く感ずるようなのだが…。

          

          ※ スープは写真からもおわかり(?)のように白濁したクリーミーなスープだったのですが…。

 だからといって食せずに席を立つのは失礼にあたる。私はそれ以降、スープは口にせず麺だけを口へ運んだ。お腹も空いていたし…。

 資料によると、愛媛県産の鯛と、広島県産の生ガキ、干しエビを材料にして出汁を作っているという丁寧なつくりのようである。だからネット上での評判は上々のようだ。

 魚系の出汁が好みの方は一度試してみる価値はあるラーメンである。

 

【ラーメン ノボリザカ データー】

札幌市西区山の手2条11-1-10 山の手ビル

電  話   070-5285-4977

営業時間   11:30~15:00

       17:00~20:00

定休日    木曜日

座席数    8席(カウンター席のみ)

駐車場    有(店舗左側の細い通りの奥に契約駐車場が4台あり)

入店日   ‘18/08/17


スーパーボランティア 尾畠春夫さん

2018-08-16 21:21:51 | その他

 久々に明るい話題が日本中を駆け巡った。テレビのワイドショー、ネットのニュースはこの話題が席巻していたようである。70時間もの長時間生き抜いた2歳の藤本理稀(よしき)ちゃんの生命力にも驚いたが、何といっても理稀ちゃんを助け出した尾畠春夫さんの素晴らしい人間性が日本中を感動の渦に巻き込んだようだ。

        

 今日は朝から雨が降り、特に予定のなかった私は終始テレビを見続けた。

 テレビのワイドショーは、どのチャンネルも行方不明だった山口県周防大島町の2才男児が救出されたニュースを扱っていた。救出劇そのものは昨日の朝に尾畠さんによって発見救出されて一件落着となったので、焦点は発見者の尾畠さんに移った。

 

 昨日の尾畠さんをテレビで報道陣との受け答えを拝見していて、私は妻に、「もし私が大分の民放のディレクターだったら、尾畠さんをコメンテイターにお願いするなぁ」などと話していた。それくらい尾畠さんの受け答えは、報道陣の問いに対して、当意即妙かつ的確に答えていたし、ユーモアもあり、ご自分を飾ることのなく語る姿に好感をおぼえたからだった。

 

 私の思いはあながち的外れでもなかったようだ。テレビ各局は競うように尾畠さんを番組に自宅から中継で登場させた。

 そこでの受け答えにも人柄がにじみ出るような受け答えは、見ている私たちをほのぼのとさせるばかりだった。

 78歳の尾畠さんは見るからに健康そうで、若々しかった。氏は数日後にまた広島県(?)へボランティアに出かけるという。彼より5歳以上も年下の私が「疲れた」とか、「歳だぁ…」とか言っていたことが恥ずかしくなってくる。

 老けることなく、彼のように社会のお役には立てないかもしれないけれど。せめて社会の迷惑にできるだけならないように生きていきたいものである。

        

 ところで社会学者として知られる古市憲寿氏が、今回の件に関して次のようにコメントしたという。

 「日本中って60歳とか65歳で会社定年して、やる気あるけど時間をもてあましている人ってたくさんいるわけじゃないですか。そういう人にとっても、すごい一個のモデルになるというか、すごい素敵な生き方だなと思うんですけど」と言ったという。その後で「ただ、誰も彼もが尾畠さんになれるわけじゃないから、真似して逆に迷惑をかける人が多そうですよね」

 確かに尾畠さんは、定年退職する人たちに対して素晴らしいモデルを提示したように思う。

 尾畠さんのような生き方をするシニア世代がたくさん誕生すると、潤いに満ちた社会になっていくんだろうなぁ…。ただ、古市氏が指摘するように尾畠さんのような無私の心を抱けるかどうかが問題ではあるが…。


キッズスクエア ちっくる 秩父別町

2018-08-15 16:54:58 | 道内の旅

 5~6歳から小学生のお子さんのお父さん・お母さん、そしてお爺ちゃん・お婆ちゃん、ぜひお子さんやお孫さんを一度連れて行ってみてほしい。子どもの輝く笑顔が見られること請け合いである。それほど子どもにとっては天国のような「キッズスクエア ちっくる」だった。

        

 北見から札幌へ帰る途中、遠軽町生田原の「ちゃちゃワールド」に続いて、秩父別町にオープンした「キッズスクエア ちっくる」を目ざした。

 「キッズスクエア ちっくる」は昨年4月に屋内遊技場が完成したのに続いて、本年7月には屋外遊技場が完成し、秩父別町の子どもたちだけではなく、近隣の子どもたちにとっても大人気の施設として新聞などで報道されていた。

 

 施設は秩父別町の道の駅の道路向かいに当たる公園「ベルパークちっぷべつ」内に建設されていた。この日は、天候も良く、お盆の休みとあって、公園の駐車場も、道の駅の駐車場も満杯状態で、多くの親子連れが目立った。

          

 

 まず、屋内遊技場を訪れた。

 遊技場は少し小さな体育館の中いっぱいに大型のネットが張り巡らされていた。そこでは多くの子どもたちが歓声をあげながらネットと格闘していた。

 さらには、クライミングウォール、チューブスライダー、あるいはコンビネーション遊具などが配されていた。

 なんといってもメインは大型ネットである。2層になったネットにはさまざまな工夫が凝らされていて、子どもたちは目を輝かせて、汗びっしょりになって歓声をあげていた。

          

          

          

          

          

          

 

 玄関のところでスタッフの方が掃除機で清掃していた。聞くと使用料は無料だという。「忙しいですね」と声をかけたところ、「おかげさまで、連日満員です!」と多くの家族連れがやってくることを喜んでいた。

 

 続いて、今年7月に完成したばかりの屋外遊技場「キュービックコネクション」の方へ行ってみた。こちらは巨大なジャングルジムといった感じのもので、その規模は日本一だそうだ。

 頂上部まで高さは地上13m、6層に分かれてさまざまな遊具が配置されている。ネット、滑り台、ハンモック、はしご、滑り台、マジックミラーなどなど…。

 こちらにも多くの子どもたちが巨大なジャングルジムと格闘していた。

          

          ※ 広い公園の芝地の中に、大きなジャングルジムのようなキュービックが聳え立っていました。

          

 

 う~ん。秩父別恐るべし! いつだったか秩父別町長さんが新聞に登場して、そのねらいや効果について自信満々に語っていたのを記憶しているが、それによると近隣だけではなく札幌など遠くからも多くの人が駆け付けているという。

 これは私も孫たちを連れて一度ぜひ来たいと思った。

          

          ※ 親たちは疲れて(?)ベンチに腰掛け、子どもたちが遊び回るのを眺めている人が多かったように思います。 

 この日私は、この他に置戸町のオケクラフトセンター森林工芸館と、剣淵町の絵本の館を訪れたいと思っていた。

 ところが置戸町の森林工芸館に到着したのは午前9時で、開館は10時からということだったので断念した。剣淵町の絵本の館は、秩父別町のちっくるの後に考えていたのだが、剣淵町の位置を私がしっかりと認識していなかった。秩父別町からはかなり離れている上、札幌とは反対方向ということで断念して、札幌へ向かったのだった…。


ちゃちゃワールド 遠軽町生田原

2018-08-14 21:26:49 | 道内の旅

 世界40カ国から集めたという木のおもちゃが館内いっぱいに展示されていた。私にはKAPLAの存在が目新しかった。また、藤城清治の影絵美術館も幻想的な世界を演出していた。

           

          ※ 夏休み中とあってか、館内にはたくさんの親子連れが楽しんでいました。

 北見への墓参の帰り道、寄り道をしながら帰札した。

 その第一弾が遠軽町のちゃちゃワールドである。ちゃちゃワールドは私がかつて赴任した生田原町(現在の遠軽町生田原)にある。設立は1998年と職員からお聞きしたので、ちょうど20年が経過したことになる。

 ちゃちゃワールドという名称は、確か「おもちゃ」、「チャイルド」などからイメージした名前だと新聞記事で読んだ記憶がある。

               

               ※ 展示室の入口に展示されていた等身大のような大きな人形です。

 入場料600円を払い、館内に入ると世界中から集めたという大小さまざまな木のおもちゃが所狭しと展示されていた。

 ただ、私には“木”というと白木というか、何も色を塗っていない、木目が見えるようなものをイメージする。事実、日本の木のおもちゃにはそういうのが多いのではないか?

 ところが世界のおもちゃの多くは彩色されたものが多いようだ。そこが私にはイマイチ感動させてくれないところがある。

 ただ、館の対象である子どもたちは館内いっぱいに展示された世界のおもちゃに夢中になるかもしれない。

          

          

          ※ 2枚の写真のように非常にたくさんの木のおもちゃが展示されていました。

          

          ※ 彩色されていない写真のような白木のおもちゃもたくさんありましたよ。

 私にとって興味深かったのは、“KAPRA”の存在である。KAPLAとは、ワンサイズの板を積み重ねるだけで、建物や乗り物、動物まで作れるフランス生まれの木製ブロックである。たまたまそのブロックを使って大きな建物を作成していた若いお母さんがいた。見事なお城が出来つつあった。お聞きしたところ1時間以上要して写真のような建物を作っていた。

 傍には「全国KAPLA大会」なるものもが開催されるという告知パンフレットが置かれていた。子どもの創作意欲をくすぐる優れた教育玩具といえそうである。

          

          ※ KAPLAを使って大作に取り組んでいる若いお母さんです。

 木のおもちゃとは直接的な繋がりはないと思われるが、同館には影絵作家として著名な藤城清治氏が描いた影絵が展示されている「コロポックル影絵美術館」が併設されていた。

 コロポックルと名付けられたのは、北海道のこびと伝説「コロポックル」を題材にした作品が多いことかららしい。

 数々の作品の中でも高さ9m×幅18mもの「光彩陸離」という大作は素晴らしい!館内は写真撮影禁止だったので、ウェブ上から拝借した写真を掲載させていただく。

           

          ※ ウェブ上の写真を拝借しましたが、人の姿が小さく見える「光彩陸離」という大作です。

 滞在時間が多くとれなかったこともあり、「木工房 ゼペット」を覗くことができなかった。(入口が分からなかった)

 私は生田原に在住していた時、「木のおもちゃづくり ピノキオハウス」という施設が主催する一泊二日のワークショップに参加したことがある。(20数年前?)その時、三輪車を製作したことが良い思い出であり、その作品は今でも我が家の居間を飾っている。

           

          ※ 二十数年前に泊まり込みで製作した白木の三輪車です。背のところは塗装が剥げて時代を感じます。

 そんな楽しい思い出も自分の中で蘇ってきた「ちゃちゃワールド」だった…。


田んぼ de アート in 鷹栖町

2018-08-13 14:46:00 | 道内の旅

 今日は年に一度、私はの父母の墓に墓参するために北見に来ています。
 当初、都市間バスでと思っていたのですが、お盆とあって予約がかなわず、結局自家用車で走ることになりました。
 車で走るからには、何らかの意味がなくてはと考え、数年ぶりに鷹栖町の「田んぼアート」を訪れことにしました。

 何年か前に一度の訪れたことがある鷹栖町の「田んぼアート」ですが、今年も素晴らしい図が描かれていました。
 鷹栖町の場合は、テーマはいつも北海道内の動物がテーマのようです。

 今年はヒグマを中心に六つの動物が描かれていました。いつも思うのですが、見事な描画に感心します。









松浦武四郎 & 伊能忠敬

2018-08-12 21:11:34 | 講演・講義・フォーラム等

 探検家・測量家として日本国内の地図の作成に取り組んだ第一人者・伊能忠敬、そして北海道内を6度にわたり隈なく歩いた松浦武四郎は、探検・測量家として伊能の系譜に繋がっているという。その二人はある因縁で結ばれていた。

  現在、北海道博物館では特別展「幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎-見る、集める、伝える-」が開催されているが、その特別展の関連イベントとしてミュージアムカレッジ「1818-生と死」が開催され参加した。講師は北海道博物館の非常勤研究職員の佐々木利和氏が務めた。佐々木氏は国立博物館に長く務められ、最後は北大教授で退官された武四郎研究では第一人者のようだ。

                

 佐々木氏はまず「1818-生と死」のタイトルについて触れた。1818年とは2月に松浦武四郎が生まれ、4月に伊能忠敬が亡くなるという、二人にとっては因縁の年だそうだ。

 そして佐々木氏は北海道の測量に関して次のような系譜を示した。

     伊能忠敬村上島之允間宮林蔵村上貞助

                   |

                今井八九郎松浦武四郎

  佐々木氏は松浦武四郎を測量の人とするにはちょっと違和感はあるが、伊能忠敬の影響を受けたことは間違いないとした。

 

 講座の前半は、伊能忠敬の精密な地図の作成方法について触れた。伊能は“針突法”といって、図の上に針を刺して作図するという方法を用いたという。もちろん伊能のそれは“針突法”だけではなく、当時の測量技術を駆使したものではあったのだろうが、その精密さには驚かされる。そうした技術が先に示した系譜のように受け継がれていったものと思われる。

              

            ※ ウェブ上から拝借した伊能の ‟針突法” を表す図です。子細に見ると、北海道の外周に針が刺さっています。

 講座の後半は、松浦武四郎が残したアイヌ関連資料について紹介だった。

 武四郎はアイヌ民族の生産の様子について実に詳細に観察している。紹介されたのは、中国に輸出されるアワビの採集や加工現場、あるいはワカメの採集、乾燥の現場、音楽を楽しむアイヌの様子などである。その様子は武四郎の図や文章だけでなく、平澤屏山、村上貞助などがそれを補強するような図を残している。

             

            ※ 松浦武四郎が残したアイヌの生活の様子を描いた図です。

 松浦武四郎は現在特別展でも展示されているように膨大な資料を残している。特にアイヌの人々の生活や文化には特に関心を示して資料を残している。ただ、佐々木氏によれば彼が残したものには民族誌的な観点からの資料が少ないという。その理由が何だったのか、について佐々木氏は論及しなかったが、研究者的視点から見ると残念だということなのだろう。