田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㉞ in東大雪の山々と日高山脈に抱かれた、新得ウォーク

2024-06-16 19:35:01 | JRヘルシーウォーキング
 新得もまた小さな町である。しかし、前半は新得町の街づくりの特徴がよく分かるコースでとても興味深かった。ところが後半はやはり田舎道を延々と歩かされるコースとなってしまったのは仕方のないことか?

     

 「イベントウォーク」で清水町を歩き終え、続いて隣町の新得町に設定されている「いつでもコース」に取り組むことにした。清水町と新得町の間はわずか10キロしか離れていなく、すぐに移動できた。
 新得町の市街地は主要道の国道38号線からやや外れたところに位置していた。スタート地点のJR新得駅は町の商工会議所と併設する形の駅舎らしくないモダンな造りの駅舎だった。

    
    ※ 新得駅の駅舎です。その左側は新得商工会の事務所です。

 さっそくスタート!と思ったところが、駅の前になにやらヤジロベエの形をした記念碑のようなものが見えた。近寄って見てみると碑には「北海道の重心地」と書かれていた。そこに書かれていた説明によると「1993(平成5)年、国土地理院の調査により記念碑が立てられていた駅前から43キロ離れた山中が北海道の重心だったことが判明した」ということのようです。

    
   ※ 駅前に立てられていた「北海道の重心地」の記念碑です。駅前は整備中でした。

 駅前には「そばのマチ新得」らしく数件の蕎麦屋さんが軒を並べていたが、街自体は閑散とした感じは否めなかった。その中をまず北に向かって進んだ。

    
    ※ 新得駅の駅前通の様子です。

 マップによるとその先に「SL広場」があると表記されていた。そこへ行ってみると、なるほど往年の名高い蒸気機関車D-51が展示されていた。広場にはそのSLが展示されているだけで、他には特に何も目立ったものはなくちょっと惜しい気がしたのだが…。

    
    ※ 「SL広場」に展示されていたD-51機関車です。

 コースはそこを折り返し国道38号線を南に進むのだが、途中から佐幌川沿いに広い敷地に芝生を整備し、各種遊戯施設やスポーツ施設が整った「佐幌川公園」が広がっていた。
 
    
    ※ 広々とした「佐幌川公園」には遊具施設も整備されていました。

 ここで素晴らしい!と思ったのは、芝生が整備された公園に芝生をさらに短く刈り込んだランニングコースが整備されていたことだ。ウォーカーはこのランニングコースを進め、と指示されていたので私もその上を歩いた。 
 そのコースは行けども、行けども芝生のコースが整備されていた。調べてみると、佐幌川公園全体を周回するように全長5.1キロにわたって整備されているとのことだった。私は歩きながら「人口6,000人をきった町で、いったいどれくらいの利用者があるのか?」と心配になったが、コースのことを知った実業団や大学のランニングチームが合宿に訪れるようになったとか…。

    
   ※ 「佐幌川公園」を周回するように整備されている芝生のランニングコースです。

 芝生のランニングコースは佐幌川沿いに曲がりくねりながら続いた。すると静かな環境の中に時折り歓声が響いてきた。コースはその歓声が聞こえるところに導かれた。するとそこでは少年サッカーの試合が行われていたのだが、なんと2面あったコートはいずれも芝生が整備されたコートだった。かなりスポーツの振興に力を入れている町のように感じられた。

    
    ※ 芝生のコートでサッカーの試合が行われていました。

 そしてコースは街中に戻ってきたのだが、街中をJR根室本線が横切っている。コースは線路をアンダーパスすることで続いていた。

    
    ※  JR「根室本線」を潜る「オダッシュ通アンダーパス」です。

 そのアンダーパスには「オダッシュ通アンダーパス」と記されていた。「オダッシュ通り」とは?ちょっと珍しい命名である。不思議に思った私は、近くに庭仕事をしていた老婦人に尋ねた。するとそのとおりの先の見える山が「オダッシュ山」だということを教えていただいた。なるほどと納得しながら「オダッシュ山」というのもちょっと変わった名前である。あるいはアイヌ語由来なのかもしれない…。(そこまでは調べなかった)
 その後からが辛かった。清水町同様に淡々とした田舎道が続いたのだ。中には山の親爺さま(ヒグマ)が現れるのじゃないかという寂しい箇所もあった。

    
    ※ 後半は淡々とした田舎道が続きました。

 残り1キロを切ったころようやく街に戻ってきた。その沿線には中学校、小学校、新得神社などが次々と現われ、スタートから2時間25分かかって新得駅に到着し、駅員から完歩の証明をいただき、駅内に新得そば店が出店していたので、新得そばに舌鼓をうった。

    
    ※ 新得小学校の立派な校舎です。
    
    ※ 新得神社の鳥居です。本殿はずーっと奥の方にあるようです。
    
    ※ 新得駅の窓口でJRウォーキングの完歩照明をいただきました。
    
    ※ 駅内にあった「新得そば」のお店です。
    
    ※ 駅そばですから簡素な「天ぷらそば」でした。

 清水町同様、コースの中に田舎道が含まれてはいたが、町の特徴が表れていた子―ス設定にはそれなりに満足できるコースだった。
 ◇ウォーク実施日  2024年6月15日(土)
 ◇歩いた距離    11 .5 km