田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

大腸内視鏡検査の今…

2024-06-10 20:18:09 | 講演・講義・フォーラム等
 大腸ガンと診断された人は2019年の統計で155.625例を数え、ガンの罹患率では最も多いという。その早期発見のためには大腸内視鏡検査を受けるべきであるという。その大腸内視鏡検査の今を聴いた…。
     

 6月8日(土)午後、道新プラザDO-BOXにおいて「街のかかりつけドクター市民公開講座」が開催され参加した。主催は北海道新聞と交雄会新さっぽろ病院ということで、講師は交雄会新さっぽろ病院の医師の方が担当した。
 私は二つあった講座のうち後半の「大腸内視鏡検査を受けましょう!」の方のみ参加した。というのも、私はまだ大腸の内視鏡検査を受けことがないからだ。私は過去に胃の内視鏡検査を何度か受けたことがあるのだが、非常に苦しんだ経験があり、「いったい大腸の内視鏡検査ってどのようなもの?」という不安があり、ジャストチャンス!と思い受講したのだ。

      
  ※ 講座を担当された交雄会新さっぽろ病院の青木敬則医師です。

 講師のお話で、便潜血検査によって異常が見つかる率は5.44%で、大腸ガンと診断されるのは2.88%と聞いて、「あゝ、そんなに心配しなくともいいんだ」と思った。
 大腸の異常を見つける手段としては内視鏡以外にも苦痛の少ない方法(PET検査、CT検査など)があるということだったが、内視鏡の優れた点は「検査と治療を同時にできる」という利点があることが強調された。それはつまり、検査の時点で大腸内にポリープが見つかった時に内視鏡検査では直ちにそのポリープを除去できる点であると強調された。
 さらに実際の検査も現在では技術が進み、痛みを伴うことはほとんどないとお聞きしたことも大腸内視鏡検査をそんなに恐れなくともいいんだ、と思わせてくれた。
 お話は、交雄会新さっぽろ病院の現状を話されるのだから多分に病院のPRも含まれたものではあったが、機器が発達して、被検査者の体格や症状などを勘案し、たくさんの機器の中から適切な検査機器を選択して検査にあっているということだった。また、被検査者の苦痛を和らげるために鎮痛措置も用意しているということだ。
 こうしたお話をお聞きし、今後機会があれば一度大腸の内視鏡検査を一度受けてみようと思い始めている。
 大腸ガンは初期の段階では自覚症状がほとんどないという。それだけに怖いところがある。「機会があれば…」などといわず、できるだけ早い機会に一度受診してみようと、今回の講座をお聴きして今真剣に考えている。