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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㊱ in栗山公園と美しき丘陵風景、北の錦酒蔵ウォーク

2024-06-24 14:55:16 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 リベンジの栗山町ウォークである。それにしても栗山公園内にある小さな御大師山登山はけっこう足にきてしまった。雄大な丘陵風景と、どことなく豊かさを感じさせる栗山町の光景が印象に残った栗山町ウォークだった。

    
 昨日(6月23日)午前中に夕張市ウォークを終えた私は、すぐに隣町の栗山町ウォークをするべく移動した。
 実は栗山町ウォークは昨年に続いて2度目であり、リベンジの意味があった。というのも、昨年10月に由仁町と栗山町のコースを踏破しようとしたのだが、由仁町のウォークを終え、栗山町へ向かった時に前方が見えないほどの豪雨に見舞われてしまった。恐ろしくなった私は車を停めて豪雨が過ぎ去るのを待った。ようやく雨が止んだ時には午後もかなり遅い時間となってしまい、結局栗山町のコースは「ショートコース」を回るのが精一杯となってしまったのだ。
 私はこのJRヘルシーウォーキングでは全て基本コース(ロングコース)を歩くことを旨としている。したがって、私の中では栗山町コースはまだ未踏だと思っていたので、今回改めて「基本コース」を歩くことにしたのである。
コースは栗山駅から小林酒造、谷田製菓と栗山町の代表的な企業のところを巡り、栗山公園を周遊した後、栗山の農村地区を巡るという12.5キロのコースである。
 コースのS & GとなっているJR栗山駅は他の町でもよく見られる町商工会の事務所、コミュニティセンターなどが同居するようなモダンな建物だった。

    
    ※ 栗山町商工会やコミュニティセンターと同居したJR栗山駅です。
 
 跨線橋を超え、駅の裏側の夕張川の近くにまず「小林酒造」の今は使われていない(?)古い建物群が立ち並ぶ中を歩いた。その途中に「小林酒造北の錦記念館」があるのだが、こちらも私は以前に訪れたことがあるのでパスした。

    
    ※ 栗山駅からすぐに駅裏に移動するため跨線橋からJR室蘭線を写してみました。
    
    ※ 駅裏からほど近くを「夕張川」が流れています。
    
    ※ 小林酒造の蔵ですが現役かどうかは分かりません。一部はレストランになっていました。
    
     ※ 「小林酒造北の錦記念館」です。

 続いて「日本一のきびだんご」で有名な「谷田製菓」の前を通る。昨年も感じたのだが、この「谷田製菓」の建物が意外にもごく普通の事務所なのはちょっと腑に落ちない。「きびだんご」という希少な菓子を製造しているのだから、そのことをもっとアピールするような社屋を造っては?と思うのだが…。

    
    ※ 谷田製菓の本社事務所と思われる建物です。

 JR室蘭線の跨線橋を潜り、街中へ出る。栗山駅前通りは過疎化が進む他の町とは違い、まだまだ商店街の様相を呈してはいた。それでも私が「空知フットワーク」で訪れた12年前には商店街に音楽が流れていて驚いたのだが、今回それを聞くことはできなかった。

    
    ※ 栗山町の駅前商店街です。
    
    ※ 商店街の各商店の軒先には写真のようなシルエットの看板が掲げられていました。
    
    ※ 栗山町の物産館的役割を担う「栗夢プラザ」です。

 この商店街を栗山監督は長靴を履いて、軽トラックに乗り優勝パレードをしたのだろうか?見てみたかったなぁ…。

        
 ※ WBC優勝を記念するパレードです。確かに軽トラ、そして長靴ですね。(写真はウェブ上からお借りしました)

 商店街を抜け、栗山公園へ向かう途中に立派な「栗山天満宮」があった。この神社も小さな町にしてはかなり豪華な造りの神社に見えた。

    
    ※ とても立派に見える「栗山天満宮」の鳥居と本殿です。

 「栗山公園」は「小動物園」があるので知られている。この日も日曜だったこともあり、多くの家族連れが楽しんでいた。私はそれを横目にマップに従い「栗山公園」巡りを開始した。その公園巡りの中に公園内にある「御大師山」登山が含まれていた。「御大師山」は調べてみると標高僅か115mということなのだが、これが意外に急角度で登る山道となっていて夕張市ウォークで疲れている自分にとってはかなり辛い登山となった。

    
    ※ 「栗山公園」のエントランスです。
    
    ※ 栗山公園内の「御大師山」へはこうした階段上りがかなり続きました。
    
    ※ ここが御大師山の頂上です。特に印はありませんでした。

 山頂から少し離れたところに、栗山町市街を眺望できる「展望台」からの眺めが少しだけ私を癒してくれた。

    
    ※ 街を展望するための展望台です。
    
    ※ 展望台から見た栗山市街の様子です、(下の写真も)
    

 栗山公園を過ぎると、後は農村に多い典型的な田舎道ウォークである。約6キロの田舎道歩きはかなり応えたが、途中には前日本ハム監督で、かつWBC優勝監督の栗山英樹氏が所有する「栗の樹ファーム」の入口があった。しかし、現在は「完全休館」という看板が出ていて立入禁止となっていた。(私は過去にここを2度ほど訪れている)看板には栗山氏の自筆で「WBCではたくさんの応援ありがとうございました」というメッセージも添えられていた。

    
    ※ 「栗の樹ファーム」の入口に建つ看板です。
    
    ※ 看板の近くには写真のような断り書きがありました。

 さらには、その看板のすぐ傍に「バットの森づくり植樹」と表示された看板があり、その横には植樹された幼木(アオダモの木?)がたくさん並んでいた。これもまた栗山監督の功績なのかもしれない。

    
    ※ ちょっと異様にも映りますが、食害を防ぐために幼木に袋を被せているようです。

 コースは淡々と田舎道を進む。時々農家が姿を現すが、そこにはたくさんのビニールハウスが目立った。何を栽培しているのだろうとちょっと覗かせてもらったところ、収穫の盛期を過ぎたアスパラが栽培されていた。

    
    ※ こうした田舎道が淡々と続きました。
    
    ※ ビニールハウスではアスパラを栽培していました。

 コースは小高い丘状のところに至ったが、そこから栗山町の田園風景が目に入った。その風景からはどことなく豊かな農村といった感じに私の眼には映った。

    
    ※ 小高い丘からは栗山町の豊かな田園風景が望めました。

 さらに進むと、道路沿いに古い校舎のようなものが見えた。それは旧雨煙別小学校なのだが、そこを(株)コカ・コーラが買い取り、改修して宿泊設備を整え「雨煙別小コカ・コーラ環境ハウス」として環境教育の拠点としている。ここも私は以前に宿泊はしなかったが訪れて内部を見学させていただいた経験がある。

    
  ※ 「雨煙別小コカ・コーラ環境ハウス」の建物です。グラウンドは全面芝張りでした。

 あとは栗山町の市街地を目ざしてひたすら単調なウォーキングが続いた。かなり疲れが顕著となり、一休みするベンチがあればと思ったのだが、無情にもそのようなものは見当たらなかった。
 街中に戻り、「栗山警察署」(かなりのパトカーが並んでいたところを見ると、周辺の中心警察署なのかもしれない)を右折し、栗山駅へ向かっての直線にのびる商店街を再び通りゴールの栗山駅へ着いたのは、締め切り時間の午後4時の20分前だった。

    
    ※ 栗山警察署です。門の陰にたくさんのパトカーが並んでいました。

 過疎が続く北海道の街であるが、栗山町の場合はその過疎化が他の街に比べて進行が遅いのかな?といった印象を受けたウォーキングだった。 

    
    ※ ゴールの栗山駅前には栗山町の花 "ユリ" を象ったモニュメントが設置されていました。
                                                    
◇ウォーク実施日  2024年6月23日(日)
◇歩いた距離    12.5 km

※ 昨日の投稿では写真が未掲載でしたが、本日写真も貼付しました。昨日の投稿を再度見ていただければ幸いです。