門外漢にとっては難しい話だった。経済の専門家は同じような経済環境にあっても、楽観派と悲観派がいて「どっちを信ずればいいの?」的状況に遭遇することが多い。今回の講師の滝田洋一氏は比較的楽観的見通しを語る専門家だった?
11月24日(木)午後、ロイトン札幌において北海道信用金庫主催の「経済講演会」があり、聴講券を入手できたために拝聴することができた。演題はタイトル同様「日本経済の未来図を探る」と題して経済評論家の滝田洋一氏が講演した。滝田氏は長い間、日本経済新聞において経済畑を担当されていたが、現在はテレビ東京において経済番組のレギュラーコメンテーターを務めている方と紹介があった。
滝田氏はまず、世界経済(日本経済)の2022年、2023年を干支に絡めて次のように読み解いた。
2022年は「寅年」である。そこで「寅年」を英語で表記して「TIGER」として、その頭文字をあてはめ「Taperig」(量的緩和の縮小)、「Inflation」(インフレ)、「Geopolitical risks」(地政学的リスク)、「Energy」(エネルギー)、「Revenge shopping」(リベンジ消費)と読み解き、
2023年は「卯年」である。ウサギは「RABBIT」であるから、そこでその頭文字をあてはめ「Recession」(不況の回避は可能か)、「Asseet inflation」(資産バブルの着地点)、「Back to normal」(日常への回帰)、「Indis’s rise」(台頭するインド)、「Taiwan strait」(台湾有事への備え)と予測した。
やや言葉遊びのきらいがないわけではないが、おそらく多くの経済評論家がこうした解説を試みているのだろうと思われる。
今年2022年を振り返ってみると、確かに金融の引き締め、物価の高騰、国際情勢の緊迫化(ウクライナ、台湾、イランvsイスラエル)、エネルギーの高騰、コロナ禍の状況は収まってはいないが行動規制の緩和により本年度後半は旅行ブームが再来しつつある、などその読み解きは的を得ているようにも思われる。
対して2023年であるが、こちらはあくまで予想であるが滝田氏の予測ではインドと台湾の情勢の変動予測は別として、大枠においては景気回復傾向を予測していると読み取れるような気がする。その予測を裏付ける各種の統計やグラフの読み取りについては私の手に余るもので理解が困難だった。ただ、その中で米国の実質賃金の低下は日本より深刻であるとか、中国の成長が鈍化している、などの要因から相対的に2023年度の実質経済成長率はG7の中では最も良いのではないかとの見通しを示された。といってもその成長率見通しは1.6%ということだったが…。 G7各国の実質経済成長率の見通しが軒並み0%台となる
中で、滝田氏は「日本は相対的に善戦」するのではないか、と見通しを立てたが はたして、どうなるのであろうか??しかし、いずれにしても来年も大きな飛躍は望めない、ということを滝田氏は言っているのだと理解した。
※ 昨日の「脳活」クイズの答え です。
◆4つのヒント
※ 解答例と違っても二字熟語の意味が通れば例と違ってもけっこうです。
◆ない数足し算
※ 問題用紙の右側に回答を記しました。
◆落ち葉掃除
※ 丸印を付けたところが間違っているところです。
《WCサッカーカタール大会 情報》
恐れていたことが現実となってしまった。昨日の投稿で私は「サウジアラビアと同じ轍を踏んでほしくない」と書いたが、あろうことか「同じ轍を踏んでしまった…」のである。
森保ジャパンの戦いぶりを観ていて、選手たちは否定するが、心のどこかに「守る」という姿勢はなかっただろうか?私にはそう見えてしまったのだが…。特に前半の戦いぶりには無理に押し込もうとする気迫のようなものを感じられなかった。そんなに無理せずとも「90分の間には何点か得点できるだろう」との思いはなかったか?後半は明らかに押していた戦況だった。しかし…。そうしているうちに コスタリカに千載一遇のチャンスを与え、コスタリカはそのワンチャンスを見事に生かして得点し、日本の野望を砕いてみせた。
う~ん。これで予選突破がかなり難しい状況となってしまった。次戦、難敵スペインにどう立ち向かうか?ドイツに対した時と同じようなメンタリティーを取り戻し、ジャイアントキリングを再現することができるだろうか?森保ジャパンの奮起を期待したい。